Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2020-01-01から1年間の記事一覧

拡がり始めるSDGs SDGs上場とは何か

SDGs、国連が採択した「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)のことをいう。 そのアジェンダ全文を読み、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)に目を通して、「誰一人取り残さない」という原則が世界共通の「モラル」になれば…

人にやさしい社会へ 災厄をウェルビーイングへ

年の瀬が迫ってくると、今年の重大ニュースに何があがるのだろうかと気になったりする。コロナに始まり、コロナに終わるということなのだろうけど、大小さまざまな変化があり、話題性あるニュースが盛りだくさんという感がする。 今朝、テレビをつけたら、「…

クリーンがグリーン、グリーン成長戦略と行動変容

海洋プラスチックごみを原料にしたボールペンをパイロットが発売したと発表した。国内初だという。 海洋プラスチックごみ由来のリサイクル素材の活用を広げ、循環型社会の実現に向けた取組みを強化していくそうだ。 日常的に使う小さなボールペン、使うプラ…

2020年クリスマスのニュースを読んで

クリスマスが過ぎ、2020年も暮れようとしている。今年を振り返ってみれば、あまり積極的に書きたくはないけれども、やはりコロナ渦のことは避けえないことなのだろう。このコロナ渦という時間を考えていると、どうしても「不条理」とか「無常」のような言葉…

カーボンプライシングと国境炭素税 カナダの炭素税の事例 

失われた20年、どこかで聞いたことのある言葉だが、この言葉を使って国の気候変動対策の遅さを問題視しているのはカナダでの話のこと。カナダCBCが「2 lost decades」と題した記事を発行した。 あくまでも個人的な印象だが、カナダと聞けば環境先進国のよう…

季節感 自然の移ろいと変化を思う

大きな変化が起きると、つい身構え、不安を感じたりする。人間としてごく普通の反応と言われる。英国や米国でコロナのワクチン接種が始まったとの朗報があったのに、コロナが再び勢いを増して、なかなか良化しないと少しばかりまた不安がよぎったりする。ま…

アートとサイエンスから考える「サスティナビリティ」

グリーンリカバリー、コロナ渦で冷え切った経済を「脱炭素社会の実現」などを通し再興させようとの考えが、欧州で提唱され、世界各地に広がった。 その背景には、地球温暖化が急速に進み、気候変動を目の当たりにする一方で、新型コロナで停滞した経済活動で…

生花の販売を始めたユニクロ そのワケは

何かに興味をいだくと、自分が納得できるまで調べたくなる性格なのだろうと思う。「サスティナビリティ」にはまったのは、イーロン・マスクの秘密のマスタープランを読んでのことだった。色々と調べては、それまでの自分の雑学と組み合わせては、「サスティ…

サスティナビリティとは、そんなに急ぐことなのだろうか

トヨタの豊田社長が、メディア報道に疑問を投げかけたようだ。 自動車工業会のオンライン記者会見で、「日本は電動化に遅れてるとか異様な書かれ方をしてしまいますけども、これも実際はですね違います。結構進んでおります」と述べ、具体的な数字があげ、日…

脱炭素と成長戦略とサスティナビリティ

「ミドリムシで空を飛ぶ」と初めて聞いたときは目が点になったものだった。よくよく調べてみれば、その理屈は理解はできたが、実用化できるのだろうかと多少疑ったりした。当時、よく飛行機に乗っていたので、興味をもったのことかもしれない。それ以来、ミ…

カーボンニュートラルとエシカルと情報発信 脱炭素社会を目指して

「脱炭素社会の実現」に向けて 有識者 ( ・・・ ) を招いた「全国フォーラム」が17日、首相官邸で開催された。 日本経済新聞によれば、政府が掲げる2050年に温暖化ガス排出を実質ゼロとする目標を達成するための施策について意見交換したという。タレント…

国債発行額が100兆円を超えると聞いて思うこと

今年の国債の新規発行額が過去最大の112兆円余りになる見通しだという。これまでの過去最高が2009年度の52兆円だったというので、その2倍以上となり桁外れの規模とでもいうのだろうか。使ったお金に見合った効果があればいいのだろうが、ただ湯水のよう使っ…

SDGsと持続的に利益を上げ続ける会社

米石油メジャーエクソンモービルが、今後5年間、2025年までの温室効果ガス排出量の削減を目指す計画を発表したという。 エクソンモービルは、2025年までに油田の温室効果ガス排出強度を16年比で15-20%低下させ、また、サプライチェーン全体の排出量を算出す…

カーボンニュートラルを目指すなら、SDGsの目標をアップデートしてみる

政府が2050年のカーボンニュートラルの達成を目標とすると、またこれに従って多くの企業が同じ目標を掲げるようになる。 東電もカーボンニュートラルを目標とするようになるのだろうか。 www.nikkei.com // カーボンニュートラルの政府目標に追従するものた…

新しいエネルギー文明への移行始まる

できることなら、心穏やかに暮らしたいとつくづくそう思うようになった。ウィズコロナのご時世だからからもしれない。 「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐ可からず」と徳川家康が言ったというけれども、何もコロナという重荷を背負うこともな…

前進と後退 パリ協定から5年を記念した国連気候サミットが開催

パリ協定、2015年12月12日、フランスのパリで開催されたCOP21 第21回気候変動枠組条約締約国会議で採択された気候変動抑制に関する多国間の国際的な合意のことをいう。この協定では、世界の平均気温上昇を「2度未満」に抑え、それに加え「1.5度未満」を目指…

脱ガソリン車 カーボンニュートラルへ課題山積

世界の温室効果ガス排出量が今年2020年、約24億トン減少し、昨年2019年に比し7%減少するという。世界的な新型コロナによる制限によって引き起こされた過去最大の減少だったとする米国の大学の研究結果を米CNBCが伝える。 この報告書によると、排出量の最大…

英調査会社が予測するコロナ収束時期と気候変動対策 その機会と憂慮

英国での新型コロナのワクチン接種が始まった。希望の光になるのだろうか。クリスマスを前に拡大する感染に世界各国が躍起になり、コロナ対策を強化する。 そんな中、英医療調査会社が新型コロナウイルスのワクチンが普及し、社会が日常に戻る時期を予測した…

世界気象機関が報告する今年の平均気温、気象庁が解説する日本の気候変動

WMO世界気象機関が、今年2020年1月から10月までの世界の平均気温が、産業革命以前(1850-1900)のレベルよりも約1.2°C高くなったと発表した。 今年の世界の平均気温は、観測史上3位以内の高温になるという見通しだという。4年後、2024年までに一時的に1.5°C…

カーボンニュートラル加速 デビアスのダイヤモンド、ネスレのコーヒーカプセル

時々戸惑うことがある。欧米企業はサスティナビリティに関し、なぜ無理してそこまでやろうとするのか。穿った見方をすれば偽善行為なのではないかと。 ダイヤモンドの英デビアスが11月末、今後10年間に取り組む12の目標を発表した。それには、「職場における…

コロナ災害 自衛隊までが災害派遣で医療現場を支援する日が来るのか

コロナ災害 北海道旭川市が、自衛隊の災害派遣要請を検討していると朝日新聞が報じる。 旭川市の病院2か所で発生したクラスターが引き金となり、医療スタッフ不足が深刻化、自衛隊に看護師ら医療スタッフの派遣を求めるという。 (旭川)市側は道に24人の看…

電動車加速 脱炭素で変わるモビリティの未来

米ウーバーが、自動運転の開発部門を米アマゾンが出資する自動運転スタートアップの会社に売却する交渉を進めているといい、そればかりでなく、「空飛ぶタクシー」の開発部門も売却する交渉を進めていることが明らかになったと日本経済新聞が報じる。 www.ni…

コロナと安心・安全 首相の記者会見から

菅首相が昨日4日、記者会見を行った。足元で拡大するコロナについての言及を期待したが、大きな変化もなかったとの印象をだった。 首相からは改めて、「マスクの着用、手洗い、3密の回避といった基本的な感染対策を徹底していただきたい」とのお願いがあっ…

課題は感染予防と経済の両立、回復する経済と拡大するコロナという結果 

世界の新型コロナウイルス感染症による死者が150万人を突破し、週平均では9秒間に1人が亡くなるペースとなっているとロイターが伝える。 米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は前日、今後数カ月が「米公衆衛生の歴史において最も困難な時期…

ナイキが目指す平等な社会 ナイキの動画で差別やいじめを考える 

ナイキの動画広告が話題になっているという。AFPによれば、日本語で制作された動画は「動かしつづける。自分を。未来を。」と題され、片親が外国人、または日本人ではない少女3人が学校でいじめを受けながらも、サッカーを通して自信をつけていくというスト…

循環型経済と産業革命 消費のカタチは変わるのか

気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定「パリ協定」が採択されたのが2015年。2020年以降の地球温暖化対策を定めているという。 Wikipediaによれば、1997年に採択された京都議定書以来18年ぶりとなる気候変動に関する国際的枠組みであり、気候変動枠組条…

セブンイレブンがバイオ燃料使用開始 ~コロナ渦で始める脱炭素社会に向けての活動

セブンイレブンが、横浜市内で走行するペットボトル回収車にユーグレナの「バイオディーゼル燃料」を採用するという。 バイオディーゼル燃料も他の化石燃料同様、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるミドリムシが成長過程で、光合成によりCO2を吸…

急拡大するコロナと上昇する株価 不思議な社会

新型コロナの感染状況が気になる。大阪が「感染爆発」が目前にと共同通信が報じ、憂慮が深まる。 共同通信によれば、新規感染者数や陽性率、感染経路不明割合など6項目の指標のうち五つは26日時点で基準を超過、残る病床の逼迫度合いも基準値が目前だという…

大量生産は「悪」なのか ロート製薬とファッション業界から考える

「売らんがためのビジネスによって大量に作り、返品も多く生み出す.... じきにこの現象は....」 と話したのは、ロート製薬 角田康之マーケティング&コミュニケーション部長だ。WWD Japanとのインタビューで、廃棄ロス対策を質問され、答えたときにそう話す…

ESG投資 滞り始める石炭火力への融資 商社の業績を左右する

あの著名な投資家のウォーレン・バフェット氏の米バークシャー・ハザウェイが、日本の5大総合商社に出資して話題になったことは記憶に新しい。その商社たちの中間決算が出そろい、その内容を日本経済新聞が報じる。 www.nikkei.com // 地球温暖化に加担して…