Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

17歳のCFOが加わったユーグレナ ミドリムシで空を飛ぶ日に一歩近づく

「ミドリムシで空を飛ぶ」 そのことばに興味を持った。それがユーグレナを知るきっかけだった。研究開発がともなうプロジェクトの事業化には時間が掛かるのだろう。ミドリムシが食品などに応用されたとのニュースを目にすることはあったけど、「空を飛ぶ」こ…

【地産地消】都市型農業 スーパー店内で育てるハーブやレタス

地元産の野菜をみつけると、思わず手をのばしてしまう。新鮮で、安くて、環境にもやさしい。 消費者庁も推進する「エシカル消費」。エシカルとは「倫理的」という意味で、「人や社会、環境に配慮した消費行動」のことを「エシカル(倫理的)消費」という。 …

ゼロ・ウェイスト 父の月命日に思うこと

2003年、徳島 上勝町が「ゼロ・ウェイスト宣言」した。今年2020年までに「ごみゼロ」を目標に活動を続けてきた。まだ目標には達していないが、80%を資源化できたという。 上勝町にある「ゼロ・ウェイストアカデミー」の理事長坂野晶氏が語る「上勝町の今を」…

【SDGs】サステナビリティとは何か サブスクが変えていく消費のカタチ

商品が購入され、消費者の手に渡り、「もう要らない」と判断されると、その瞬間に「ごみ」になる。そして、そのごみの処理は本人に託されている。2次利用のため、フリマで売ったりすることもできるし、ごみとして出すこともできる。 ごみ処理が不要となるモ…

【SDGs】変わり始める産業、求められるサスティナビリティ スキル

日本の「サスティナビリティ」は遅れているのであろうか? そんなことが気になるようになってきていた。欧州発のソーシャルグッドな情報を目にすると、何となく、そんな気分にもなる。政策的に「グリーンディール」を進めている欧州なら、そうした社会的によ…

【ペットボトル】コカ・コーラが調査した海洋ごみ発生メカニズム

なぜ、海洋プラスチックスは発生するのだろうか 海洋ごみの7~8割は陸由来であり、その多くは河川から流出するといわれる。 その原因解明のために、日本コカ・コーラと日本財団が共同で調査を行った。 海洋ごみの発生メカニズムを解明し、企業や自治体による…

【フードロス】三方よし 売れ残りのフードシェアサービス

お料理を作ると、誰かを笑顔にできたり、その食卓を囲むことで団欒の時間が生まれたりする。食は、体を維持するだけでなく、そんな幸福な時間を私たちに与えてくれる。 その一方で、フードロスの問題があったり、飢餓という問題もある。そう思うと、もっと食…

【サスティナビリティ】ユニクロの強さと変わらないアパレルの古い商習慣

衣料品の大量廃棄の報道があって以来、不健全なアパレル業界とのイメージがまとわりつく。 その一方で、ユニクロのサスティナビリティについてのニュースばかりがを目につくようになった。 ユニクロ柳井さんの著作は何冊か読んだことがあるが、それ以外のア…

【SGDs】社会課題の解決は企業の力を

すっかりとSDGsがメガトレンドになり、日本経済新聞までもが、『「SDGsは慈善事業」の大誤解 1千兆円市場広がる』との記事を出すようになった。 記事タイトルに少しばかり違和感を感じる。また、利益至上主義を煽るようなことにならないだろうか。 冷戦終焉…

【ヘルシーな消費行動】違法行為排除にも役立つトレーサビリティ

新型コロナウィルスのことが気になる。対応のまずさもそうであるが、世界にモノを供給している中国サプライチェーンの混乱のことも心配になってくる。 ニンニクや皮むき加工されたタマネギなど中国産の野菜の輸入が急減し始めているようだ。 現地の加工工場…

【1兆円のベゾス・アース・ファンド】ベゾスのアマゾンが未来を変えていくのか

オンライン書店から始まったアマゾンが、今では世界最大の企業になっている。IT時代の寵児、大量消費社会の申し子というところだろうか。 アマゾンが新事業を始めると突飛なことのようにみえるが、あとになってよくよく見てみれば、実にリーズナブルで、みん…

【プラごみの現在地】あのワタミが始めた弁当容器の「ケミカルリサイクル」

90万トン、膨大な量の廃プラがまだ輸出されている。 昨年日本から輸出された廃プラの量をJETRO日本貿易振興会が公表した。2014年以降減少を続け、2004年以来100万トンを切ったというが、アメリカの廃プラ輸出量が減ったことで、世界最大の廃プラ輸出国になっ…

【サスティナビリティ】石油メジャーは滅亡するのか | 欧州メジャーの本音は

タイムラインには多くのニュースが流れる。ブルームバーグの「 BP、2050年までに二酸化炭素排出ゼロへ-新CEOが環境対策発表」というニュースに目がとまった。 「ついに、石油メジャーがCO2排出ゼロに”コミット”したのか」と思った。 公約と呼ぶべきも…

活性炭よりスゴイ、ソニーの天然新素材「トリポーラス」が実現するサーキュラーエコノミー

久々に腰を抜かすほどの驚きだった。 ソニーが自社開発した天然新素材「トリポーラス」をライセンス供与するという。 驚き満載のソニーの新商品だ。EV発表にもたまげたがそれ以上かもしれない。 水や空気を磨く新素材Triporous™(トリポーラス™)【ソニー公…

宣言内容はどうなるか 国会で「気候非常事態宣言」決議へ

国会で、「気候非常事態宣言」を決議する方向で準備を進めているようだ。TBSは今国会で決議される見通しと伝える。 『温暖化の原因として日本が世界から批判されている石炭火力の削減など、具体的な目標については決議に盛り込まれない見通し』とも報道する…

日本人ひとり当たりの「カーボンフットプリント」はどのくらいか

「国立環境研 対話オフィス」が、日本人一人当たりのカーボンフットプリントを紹介する。 日本は、フィンランドより少なく、中国より多い カーボンフットプリントとは、 「炭素の足跡」のこと。 「商品やサービスの原材料の調達から生産、流通を経て最後に廃…

【Reuseのいま】リユースモデルに注目する企業はあるけれど

先人たちは実に便利な素材プラスチックスを発明したものだ。軽くて、丈夫で、長持ちし、燃やすこともできる。 そんなメリットを産業界が見逃すことはなかった。ありとあらゆるものに利用され始めたことで、価格も驚くほどに安価になった。規模の経済、大量…

自治体電力が目指していくべき「地域マイクログリッド」とその活用

「気候変動」の緩和を考えると、地球温暖化の主要因のひとつであるCO2を大量に排出してきた化石燃料系企業の動向が気になる。今ある逆風下で、こうした企業が存続できるのかと考えたりする。一方で、足元では彼らがエネルギー供給をしてくれないと私たちの生…

神奈川県が公表した「かながわ気候非常事態宣言」の内容から思うこと

日経ビジネスで記事を書く、エコノミストの上野氏の論調が今年に入り変わってきたように思う。人口動態重視のエコノミストと自負する上野氏が「気候変動」を触れるということは、それだけ無視できない動きが多くなってきたということであろうか。 気候変動リ…

【新型コロナウィルス】企業活動再開を待つ中国 心配されるリスク

新型コロナウィルスによる感染拡大が続く。国内での感染拡大が心配ではあるが、水際対策もあってか、急拡大の懸念はひとまず収まっているのだろうか。 NHKは、『中国 各地であす企業活動再開の見通し 感染拡大防止が課題』と報じた。どの程度の企業が活動を…

【海洋プラスチック】対馬に漂着する海洋プラスチックが再生ポリエステルに

国境の島、長崎県対馬。韓国まで50Km、美しい海が広がるという。天候がよければ、韓国第2の都市、釜山の夜景を見ることができるという。 対馬の海岸にたどり着く海洋プラスチックス 清掃しても半年で再びごみがあふれかえる海岸 対馬に漂着するごみは中国や…

【CSRとサスティナビリティ】恵方巻ロス問題は業界常識を変えていくのだろうか

時節に合わせたように食品の大量廃棄問題が報道される。今年の恵方巻は業界の対応もあってか、昨年に比べ幾分売れ残りに改善があったと食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんが伝える。 官民あげての対応で、「適量販売」が徹底できたということであろう…

【サスティナビリティ点描】まだら模様の世界の中にあるサスティナブルな光

「温暖化対策の遅れ」、そんな話題がまたニュース報道を賑わす。国や大企業の問題だかと、容易く想像してしまう。 2050年「実質ゼロ」を掲げる国・地域を動かしたのは市民の声。国内世論の盛り上がりなしに日本が50年カーボンニュートラルを掲げることはない…

【サスティナビリティの伝え方】セブン&アイのペットボトル再利用の肌着に思うこと

セブン&アイが、使用済ペットボトルを再利用した再生ポリエステル糸を使用した肌着を、2月12日から全国のイトーヨーカドーで発売を始めるとの発表があった。 ペットボトル回収を始めてから5年の歳月 セブン&アイのサステナビリティ 構造改革と出口戦略 顧客…

"サスティナブル”や”エシカル”の見える化 テクノロジーを使い始めるアパレルや食品メーカたち

近頃、アパレルでは、サスティナビリティの可視化がトレンドになりつつあるのだろうか。 LA発のサスティナブルなアパレルブランドとして有名なReformationだけど、「CO2・水・廃棄物がどのくらいセーブできるか」という説明書きまで各アイテムページに記載さ…

ごみ箱からリサイクルボックスへ もっと増やして欲しい街中のリサイクルボックス

海外赴任から戻ってきたときに、いくつか「えっ」と思うことがあった。ひとつが道路わきにポイ捨てされているごみの多さ、もうひとつは、街中のごみ箱の少なさ。帰任した当時は、「ごみ箱も少ないしポイ捨てする人がいるんだろうな」、「人手不足、担い手不…

【エシカルとサプライチェーン】アパレルの常識が変わる日がやって来る

フードロスや衣料品の大量廃棄問題などは、サプライチェーンに長く携わってきた人間にとっては関心がある話題だ。 「モノ」を買うためには、サプライチェーンがなくてはならない。そのサプライチェーンは、原料の調達から始まり、商品が生産され、マーケティ…

徒然なるままに不定期な日記:少しばかりのエシカル キットカットとタルタルフィッシュ

年老いた母は、もう自分で買い物に出ようとしない。近くのスーパーマーケットの新聞広告を見ては、「あれを買ってきて、これを買ってきて」と始まる。 昨日は、「甘いお菓子が食べたい」、「冷凍庫に冷凍食品を入れといて」と言われた。 早速、買い物に出か…

暖冬 大きくなり過ぎた野菜をみて思うこと

暖冬で、野菜の値段が安く、暖房費も節約できる、家計にやさしい冬なんて思ったりはするけれど、農家さんとか影響を受けている人たちにとってはたいへんな冬。 気象庁が発表している気温の平年差を見て驚く。北海道を除くと、ほとんどのところで2~3℃も平…