Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

藻場の再生とブルーカーボン、磯焼けと温暖化対策、豊かな海の生態系保全

かなり前のこと、岩手県宮古市や青森に仕事でよくでかけた。その頃は、東北 三陸には豊かな海があるというイメージがあった。海の幸、山の幸、食材の豊さが味わえると、出張しては宿泊することが楽しみでもあった。その海が荒廃していると聞くと悲しい。 磯…

気候アクションガイドで学ぶ身近な脱炭素

「気候変動の危機感が日本では人々に伝わっていない」と、IPCC 気候変動に関する政府間パネルの第5、6次評価報告書の執筆者である江守正多氏がいう。 もともと災害が多く、大雨が続いてもインパクトが小さかったり、災害のニュースで気候変動の影響や脱炭素…

【変わる化石燃料メーカ】東京ガスが目指す低炭素社会、そして、脱炭素

ENEOSが、石炭や石油権益の売却を進めながら再生可能エネルギーに投資する方針だという。大型権益から撤退し、二酸化炭素(CO2)回収などを強化するそうだ。 ENEOS傘下のJX石油開発が、英国の北海油田での原油生産から撤退すると発表したそうだ。 ENEOS、英…

【矛盾する脱炭素】JICAが支援を続ける東南アジアの石炭火力発電、矛盾解消はできないか

COP26も閉幕し、すっかり「脱炭素」がビジネスサイドの語り口になっているようだ。専門家、知識人たちが一斉に意見を述べる。 こういうときは、奇をてらうよりはまずは「正論」ではないだろうか。「兵は詭道なり」、相手を欺くことばかりに精を出すとろくな…

脱炭素に向けて「決定的な10年」、2030年どこまで排出量を減らせるのだろうか

COP26がどんな意味を持ち、この先、どんな影響を及ぼしていくのかが気にかかる。中ロの首脳が会合に参加せず、世界の分断などの声をもあるのだろうか。また、石炭火力発電についても、世界各国の取り組み姿勢があらわになった。 一方、「1.5度目標への自主的…

【温暖化と脱炭素】変わる自然環境とマイクロソフトの持続可能なデータセンター

南方系のチョウが東北 仙台の街に定着したといいます。 ツマグロヒョウモン、タテハチョウ科に属し、38~45mmで、羽は黄褐色で黒の斑点が特徴で、熱帯や温帯域に分布しているといいます。日本では1980年代は近畿地方以西が生息域でしたが、2007年から宮城県…

SDGsや脱炭素社会における経済の新機軸とは

経済産業省で「経済産業政策新機軸部会」が立ち上がり、この先、避けえなくなる産業構造の変化における経済活動の新機軸や人材育成のあり方の協議が始まったようだ。 国が突然、カーボンニュートラル宣言すれば、経済界では動揺が走り、多少の混乱があったの…

【モルディブの切実な訴え】先送りされるカーボンプライシング、気候変動対策に後退はあっていいのか

このままのペースで温室効果ガスの排出が続けば、今世紀末に海面上昇が1メートルを超える可能性がある。そんな記述が、IPCC「海洋・雪氷圏特別報告書」にあったという。世界各地で甚大な被害になることが容易に想定できる。 80年も先のこととなると、あまり…

ちょっと期待してみたい、カーボンニュートラルな自動車レースとSDGsなファッションの未来

自動車レースに若いころのように興味を持つことは無くなってしまったが、今年のスーパー耐久レースには少しばかり興味をもった。あのミドリムシのユーグレナ社のバイオディーゼル燃料がデビューしたからだ。 そのレース結果が気になっていた。 スーパー耐久…

【デジタルと脱炭素】デジタル田園都市国家構想実現会議はじまる

政府が今日にでも、経済対策を閣議決定するそうだ。財政支出が55.7兆円程度と過去最大規模に膨らむという。赤字国債の増発が避けられないといわれる。 経済対策の財政支出には、家計や企業への給付や、マイナポイントの付与、原油高騰への対策のほか、「GoTo…

【弱みを強みに】COP26での日本の評判と、スタバがリユースカップの実証実験を始めるなぜ

他者からどう見られているか、やはり気になってしまいます。 他者の目に映る自分が真実の自分といわれることがあります。もし他者が自分を敬遠する理由がわかれば、それを直せばいいようです。往々にして、それが自分の弱点であったりします。 社会の中で、…

【脱炭素】カーボンオフセットで輸送される出光の原油、新築マンション全棟に太陽光パネルを設置する東急

COP26で気候変動抑制のため1.5度目標の重要性が確認され、一定の成果のあった会合とも言われる。国内の脱炭素化の動きに弾みがつくことが期待されるが、どうも政府の発言はおぼつかない。 「グラスゴー気候合意」に記載された「石炭火力発電」について、「国…

【COP26を再確認する】 「グラスゴー気候合意」と日本の課題

COP26が閉幕し、閣僚級会合に参加していた山口環境相が帰国、首相に報告を行ったという。 首相、気候変動対策急ぐよう指示 石炭火力削減で協議着手 | 共同通信 共同通信によれば、岸田首相は「国内での実施体制を含めて頑張ってほしい」と述べ、気候変動対…

【COP26閉幕】石炭の段階的削減は漸進なのか、涙あり、失望ありの全会一致の成果文書

COP26が、成果文書「グラスゴー気候協定」を採択して閉幕しました。 世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5℃に抑える努力を追求し、石炭火力発電を「段階的削減」するなどの表現に合意したといいます。 【COP26】 新しい気候合意採択、石炭の使用削減に言…

【ミドリムシ、自動車レースに参戦か】カーボンニュートラルなバイオ燃料を使った自動車レースが始まる

ミドリムシが自動車レースに参戦するといってもいいのだろうか。 ユーグレナ社の100%バイオ由来のバイオディーゼル燃料を使用し、マツダのディーゼルエンジン SKYACTIV-D 1.5を搭載したレース車両が、11月13日(土)と14日(日)に岡山国際サーキットで開催…

【COP26、延長される会期】まとまらない成果文書、止まらない異常気象

COP26の会期が延長になったようだ。議長国イギリスが提示した最終成果文書で合意を得ることができず、見直しが必要になったようだ。 COP26 最終日 議長案への合意得られず 会期延長へ | COP26 | NHKニュース NHKによれば、西アフリカのギニアが途上国グルー…

企業広告はグリーンウォッシュの宝庫なのか、トヨタのあのテレビCMはどうか

「グリーンウォッシュ」、広告ではエコフレンドリーや持続可能性などをうたいながら、実際にはそうではない製品や企業のことをいう。 BBCによれば、英国では、いくつかの企業の広告が、これを理由にして、既に使用禁止処分を受けているという。 環境にやさし…

COP26と日本のこれから

COP26の最終合意文書がどのようにまとまっていくのだろうか。英国から草案が示され、最終合意文書のとりまとめ向け閣僚級会合で協議が続いているようだ。 2015年のパリ協定では産業革命前からの地球の気温上昇を2度未満に抑え、1.5度以内にするよう努力する…

学びの場も脱炭素、なぜ、早稲田大学がカーボンニュートラルを目指すのか

早稲田大学がカーボンニュートラルを目指す「Waseda Carbon Net Zero Challenge 2030s」を発表した。 「カーボンニュートラルを実現する最先端研究」、「カーボンニュートラルに貢献する人材育成」、「キャンパスのカーボンニュートラル達成」という三位一体…

【サステナブルからサステナビリティへ】マックが試験販売をはじめても下落する代替肉のビヨンドミートの株価

米マクドナルドがビヨンドミートの代替肉を使った「マックプラント・バーガー」のテスト販売を始めた。もう既に世界中でテスト販売をしているのだから、てっきり米国でも始まっているかと勘違いしていた。満を持してのテスト販売なのだろうか。 このバーガー…

【カーボンプライシング】COP26後半戦の焦点は排出権取引の国際ルール化

COP26も前半戦が終了し昨日はお休みであったようで、これから始まる後半戦では、国際ルールで合意できるかが焦点といいます。CO2排出権取引の国際的なルール化が最大の課題のようです。 COP26 前半終了 国際ルール 合意できるかが後半の焦点に | COP26 | NHK…

【COP26】活発な動きに食い違う主張、いよいよ始まる閣僚級会合、日本の閣僚参加はあるのか

英国グラスゴーで開催されている「COP26」国連気候変動枠組み条約締約国会議に合わせ様々な報告がなされ、また、その会合の中でも外でも様々な動きがある。 増え続ける温室効果ガス 国連気候変動枠組み条約事務局が、2030年の排出量は10年比13.7%増えるとい…

【成長戦略は観光立国】「日本には飛行機が飛んでこない」と航空業界が抱く危機感、政府支援に矛盾はないか

観光立国、Go To再開、そんな言葉が政府の経済対策の原案に上がり、成長戦略に掲げられるという。現状を鑑みれば、それはそれでいいのかもしれない。街に活気があったほうがいいし、外国人のいない街はそれはそれで淋しい。 ただ、世界ではコロナが収束した…

活発化するCOP26の議論、顕在化する脱石炭に後ろ向きなに日本

COP26での動きが活発化している。それぞれの国にそれぞれの思惑があって、すべての事項に、すべての国が賛同することはないようだ。 COP26 国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議で「エネルギーデー」と位置づけた4日、英国主催のイベントで、「先進国など…

ポテチも値上げ、価格高騰によぎる不安、物価抑制に動く米国

カルビーの人気商品のポテトチップスやじゃごりこが実質的に値上げになるという。 カルビー、「ポテトチップス」値上げ 7~10%: 日本経済新聞 日本経済新聞によれば、2022年1月下旬から順次改定し、店頭想定価格は7~10%の上昇になる見込みだという。高温や…

本格化するCOP26の議論、参加した首相はもう帰国、COPに合わせ動き出す人々

英国グラスゴーでCOP26が始まりました。短期滞在で済ませた岸田首相が「脱炭素社会の実現に向けた日本の強い決意を発信し、各国から高い評価を得たとして日本の存在感を示すことができた」と強調したといいます。 日本の存在感が薄れることを危惧して参加し…

COP26に半日の強行日程で参加する首相と「人間と地球にとっての転換点」と警告する国連事務総長

衆院選期間中に、もう少し気候変動対策で熱い議論があるのかとも思いきや、そうなることもなかく、選挙は終わった。残念なことと感じる。過去9年間の与野党間の恨みつらみはこの選挙で終わりにして(見過ごすことが出来ない個片の問題は問題ではあるが)、も…