Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

黒潮大蛇行で海面水位上昇、コロナで膨れるESGバブル

日本沿岸の海面水位が高くなっていると気象庁が発表した。2020年の平均海面水位は平年に比べて87mm高く、統計を開始した1906年以降で最も高くなったという。 すぐさまに地球温暖化の影響かと思ったが、黒潮大蛇行の影響が大きいそうだ。 (資料:気象庁) 気…

荒ぶる会見、吹きさらしのコロナ対策

混乱、コロナの影響が多岐にわたり、長引く。 共同通信によれば、新型コロナに関連した全国の2月の企業倒産件数が126件となり、月別で最多に達したという。昨年2月からの累計では1108件。飲食業の倒産が最も多く、アパレルがそれに続くという。 コロナ禍の長…

ジェンダー平等 少しばかりの変化と大きな期待

世界銀行が、経済的な権利を巡る男女格差を調査した年次報告書を公表したそうだ。共同通信によれば、日本は昨年と得点は変わらなかったが、順位は190カ国・地域のうち80位タイに低下したという。 他国が改善する一方で、根深い差別解消に向けた取り組みが進…

コロナとレジリエンス コロナワクチンの国内生産を準備する武田薬品

武田薬品工業が24日、米バイオ製薬ノババックスの新型コロナウイルスワクチンについて、日本で臨床試験(治験)を始めたという。 日本経済新聞によれば、武田薬品は200人規模の国内治験を実施し、治験結果は21年後半に出る見込みだという。2021年後半の供給…

7月末までに全国民分のワクチン確保を進める米国、1回接種で済ませることを考える日本

米国では、バイデン大統領がホワイトハウスで追悼式典を開催し、コロナで亡くなられた方と遺族に祈りを捧げたという。米国のコロナでの死者数が50万人を超えたそうだ。 バイデン氏は国民向けの演説で、新型コロナの死者数が二つの世界大戦とベトナム戦争での…

コンプライアンスの矛盾 ウイグル問題を公にできない企業の苦悩

中国新疆ウイグル自治区などでウイグル族に対する強制労働に関与が疑われていた国内企業12社が、関与が確認された中国企業との取引を停止する方針を固めたと共同通信が報じた。 this.kiji.is 国内12社とは 深層見えず サプライヤリストからの除外 Foxconn 進…

総論賛成、各論反対 それでコロナと脱炭素は解決されるのか

米ファイザー社製のワクチンを2度接種することにより、新型コロナウイルスによる死亡例が98.9%減少したとする調査結果がイスラエル保健省によって発表されたとJIJI.COMが伝える。 保健省の調査は、2月13日の時点で、その2週間前までに2度目の接種を終…

気がつけば多様性ある社会 手話が共通言語のスターバックス

大坂なおみさんが全豪オープンで優勝された。グランドスラム4勝目。おめでとうございます! 決勝戦のあとのセレモニー、決勝で戦った2人が互いに称え合い、リスペクトする。スポーツマンシップというよりは、現代の「礼」の形であろうか。www.afpbb.com 決勝…

組織委員会騒動とフラットな社会 多様性がもたらす恵み

五輪組織委員会の騒動が気になっていた。政治的な興味はさほどない。関心事はダイバーシティ(多様性)なのかもしれない。会社勤めしていた時、ダイバーシティ(当時はこの言葉を使っていなかったが)で躓いた経験があるからなのだろう。 『森氏辞任に考える…

凍える米国 凍るパイプライン、気絶するウミガメ、極寒の中、パリ協定に復帰

米国を寒波が襲っている。バイデン大統領が、テキサス州に非常事態宣言を発令し、州の救援活動を連邦政府が支援すると発表したという。 CNNによれば、そのテキサス州では電力需要に供給が追いつかず、計画停電が始まったという。天然ガスの供給不足や風力タ…

始まったワクチン接種 「安心・安全」な社会は確立できるか、「サステナブル」の意味を考える

ワクチン接種が始まったと聞いて、少しばかり安心する。出口の見えない暗がりからようやく抜け出る小さな灯りのような気がした。順番が回って来るまでには長い時間がかかりそうだが、それでもその間に誰かが接種することでリスクが少しずつ減るのであれば、…

新しいあたり前に 三越のリユース容器、伊藤忠のリサイクル素材に、社会の多様性

業界紙 日本食品産業新聞社が「ペットボトル=悪なのか、飲料メーカー各社が循環型リサイクルを本格化」との記事を出し、「ボトル to ボトル」のリサイクルが広がっているという。 記事は飲料メーカ各社の取り組みや動向を紹介し、「ペットボトルが「悪」で…

コロナ渦の日経平均3万円に「ESG」はどこまで影響したのか 広がる格差との指摘も

日経平均株価が3万円を回復した。30年半ぶりのことだという。 ブルームバーグによれば、景気期待や業績改善、輸出や金融が主導しているという。理屈はわかるが、このコロナ渦にあって世にも不思議なこととも感じてしまう。 取引開始前に公表された2020年10-…

危機とテクノロジー 地震、気候変動、コロナが変化を促しているのか

2月13日に夜に福島沖を震源にした地震は広範囲に被害を及ぼしている。自然の大きな力を前にすると人間の力など弱々しい。作り上げたインフラが一瞬のうちに壊れてしまう。東北新幹線の高架橋の柱や電柱などが損傷し、復旧に10日間程度時間を要しそうだという…

正常化に向かう米国 その影響はどこまで波及するか

新型コロナの世界中の新規感染者数が、この1か月で半分近くに減少したと聞くと安堵する。コロナに対する恐怖が少しばかり薄らぎ、イライラすることもなくなりそうな気がする。 AFPによれば、世界中の新規感染者数は過去1か月で44.5%減少したという。新型ウイ…

人事問題とコロナ対策と笑顔のはなびらたけ

ごたごた、森会長が辞任を正式に表明されたら、その後任人事でまたごたつく。日本中の話題がこの問題一色という感じであろうか。 この問題が「ジェンダー平等」や「多様性」について考える機会になればと期待したが、なぜか話題が人事の方に変わってしまった…

「プラントベース」動物性の食材を使わないラーメン 代替肉、植物肉ジワリ

「肉の日」、2と9がつく日をそう呼ぶらしい。2月9日も「肉の日」だったという。その日のグリーンピース・ジャパンのツイートが気になった。 私たちは既に、世界の全員が貧困に苦しまずに食べられるだけのカロリーを生産しています 世界で生産される大豆の90%…

動き出すサーキュラーエコノミー 米国でコカ・コーラの100%リサイクルペットボトル始まる

北米のコカ・コーラが100%リサイクルPET(rPET)ボトルのコークの販売を始めると発表した。そして、その新しいボトルは13.2オンスと、少し小さなボトルになるそうだ。 www.coca-colacompany.com コカ・コーラノースアメリカによれば、今月、フロリダ州、カ…

空の需要回復は2023年 それでも飛行機は飛び続ける ワクチン空輸はANA

国内でもようやく来週、ワクチン接種が開始となるようだ。その国内向けワクチンの第一便の輸出がEUで承認されたという。 米国ファイザー製のワクチンなのになぜEUの承認かと思ったが、ベルギーでワクチンが生産されているという。 NHKによれば、河野規制改革…

多様性 ダイバーシティ&インクルージョン 寛容さと差別

失言をきっかけにした問題が波紋を広げる。ボランティアを辞退する人が増え、このことを政治家が発言すれば、それがまたニュースになる。 大会趣旨に反した発言し世間から反発をうけたのだから、組織トップとして責任をとり、組織運営を後任に託す。それで幕…

ズレた感覚、届かぬ思い、遠退く目標 東京オリンピックのビジョンは何処に

ミニマルなくらしがいいのではないかと思えば、「新しい日常」も悪くはないかと思ったりもしたが、長引いてくると少しばかり不自由さと退屈さを感じたりする。 日々のニュースからは閉塞感みたいなものが見えてくる。どこか心の片隅にあきらめが芽生えてしま…

対話と引き際の大切さを感じるニュースたち

歴史的転換点というと大袈裟かもしれないが、ある一つの出来事で世の中の流れが突如に変化することがあったりする。 米ゲームストップの株価が米株式市場で乱高下しているという。不特定多数の個人投資家たちが、ヘッジファンドが空売りする銘柄を買い上げて…

長引く問題とキリンの素早い行動 クーデターのミャンマーでの合弁解消へ

劇的に減少したように見えた新型コロナの感染者数もここにきて足踏み、横ばい状態というところであろうか。みなが願うようことでさえ一気に解決するようなことはないようだ。 抗体保有率と集団免疫 日本国内での抗体保有率が東京で0.91%足らずとの発表が厚労…

空間除菌に強みを持つパナソニックの業績が伸びない不思議

立春の翌日、早速春一番が関東地方で吹いたという。1951年以降、最も早い記録だそうだ。 2月になると企業から昨年12月までの業績発表が相次ぐ。巣ごもり需要で業績を伸ばす企業がある一方で、業績悪化に苦しむ企業もある。家電量販店各社は業績を伸ばしたよ…

サーキュラーエコノミーへ向けた一歩 ペットボトル水平リサイクル広がる

長引くコロナ渦で様々な変化が起きる。大容量な飲料容器のニーズが増える一方で、ペットボトルの総量自体は減少しているという。 外出自粛やリモートワーク実施により家で過ごすことが増え、テイクアウトやデリバリー用の容器の需要が増加、また、アルコール…

「地球の終わり」と嘆く柳井氏の危機感 ファーストリテイリングの「サステナビリティレポート」を読んでみる

「最近SDGsという言葉をよく耳にするものの、企業活動との関連を具体的にどう捉えるべきなのか、いまひとつ釈然としない人も多いだろう」と日経ビジネスはいう。 SDGs、2015年に国際連合で採択された「持続可能な開発目標」のことをいう。 「SDGsという言葉…

長引く緊急事態は変化の始まりになるのか

JR東日本が「新幹線オフィス」の実証実験を始めたという。日本の電車の中といえば、携帯電話の使用禁止が当たり前であったが、車両限定ではあるが、新幹線車内でウェブ会議ができるようになるという。 読売新聞によれば、車両内では、情報保護のため、周囲の…

環境意識に変化か、温室効果ガス削減の取り組みが進んでいないとの声とパナソニックの太陽電池撤退

環境への意識を調べるための世論調査をNHKが実施したという。その結果、温室効果ガスの排出量を減らすための日本の取り組みについて、6割の人が「進んでいない」と考えているという。 気候変動は人為的なものが9割 調査では、最近数十年の世界で起きている気…