Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

循環型経済_サーキュラーエコノミー

【ムダを省く】惰性を利用した山手線の省エネ運転とMUJIのリユースの拡大

JR東日本が、山手線の「省エネ運転」の研究に取り組んでいるという。 JRが研究する省エネ運転とは、駅間の所要時間を変えずに最高速度を抑え、運転エネルギーを削減した運転のことだという。具体的には、加速時間を短くし、惰行の時間を長く、減速時間を短く…

停滞する経済に、資源や部品が不足する矛盾と1回使っただけのアルミカップまでリサイクルするサッカークラブ

世界でもデルタ株の感染が続いている。米国では、5日付の新規感染者数の7日間平均が16万人にもおよぶ。欧州でも東南アジアでも日本と同程度で感染が続いているようだ。 国内のコロナもようやくピークアウトしたようにみえるが、まだまだ油断はできないそうに…

レアアースに新たな鉱山は必要なのか、日産がレアアースをリサイクルする新技術を開発

「カーボンニュートラル」、炭素中立を目指すようになって、鉱物資源から脱却できるかと思えば、必ずしもそうではないようである。 EV電気自動車へのシフトを加速させようとすれば、バッテリーにモーター、半導体は不可で、その性能を向上させるには、希少金…

【サスティナビリティの現在地】モンクレールの100%リサイクル素材 スニーカは高価なのか

Moncler(モンクレール)が、100%リサイクル素材を用いたスニーカー「RYEGRASS」を販売しているといいます。モンクレールは「環境保護の取り組みを象徴するモデルです」といいます。 WWD Japanによれば、アッパーにはリサイクルプラスチックが原料のフェイク…

【進み始める脱炭素】欧州も進めるバッテリーのリサイクル、国内メーカの対応は?

電気で駆動する製品には蓄電池を内蔵させた方がよいのではないかと考えたのは、もうかなり前のこと。これほどリチウムイオン電池が注目される前のことだった。日常使いでは電源ケーブルやACアダプタが不要となって、便利ではないかと単純な発想だった。その…

【生分解性プラの紙コップを野菜に】ラミネートされたプラを生分解性に変えると堆肥化できる

「紙コップから野菜へ」、三菱ケミカルが、生分解性プラスチック「BioPBS™」を使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けた実証試験を行うと発表しました。実際に、野菜を栽培し、販売する計画のようです。 (資料:株式会社ギ…

【SDGsとコロナ渦】それでも旺盛な消費意欲、日本製紙釧路工場は紙・パルプ生産から撤退

出口が見えない新型コロナ、そんな中、2021年4-6月期のGDP 実質国内総生産の速報値が前期比年率で1.3%増になったといいます。2四半期ぶりのプラス成長だそうです。GDPの構成要素である「個人消費」も2四半期ぶりにプラスに転じ、前期比0.8%増となったとい…

【逆風の脱炭素】資源高、リスク増す素材調達と循環経済、リサイクルの重要性

鉄鉱石に原料炭、銅などの資源高で総合商社の業績が改善しているといいます。世界経済が力強い回復を示す一方で、資源高の影響があちらこちらで顕在化しているようです。 中国ではリン酸肥料が高騰しているそうです。リン鉱石の生産が減少しているうえ、肥料…

【蓄電池のサプライチェーン】脱炭素と低コスト化、ニッケル確保に走るテスラ 

今日もまた暑いといいます。日本各地で猛暑日になり、日本海側ではフェーン現象の影響もあって38℃予想の地点もあるといいます。猛暑もすっかり常態化し、驚かなくなったかわりに、ただうんざりするだけです。 エアコンの室外機の音を聞いていると虚しさを感…

【循環型社会へ】動き出す「サステナブルファッション」、業界団体を結成へ

「脱炭素」に動きだした国際社会。各国の競い合いが始まっているのでしょうか。 差し当たっての目標はパリ協定で定めた1.5℃目標。2050年のカーボンニュートラル達成が各国の共通認識になり(中国は2060年としていますが)、その達成のための中間目標となる20…

【脱炭素】気候変動対策と脱資源の主導権争い

EU欧州連合が2035年以降の域内の新車を、排ガスを一切出さないゼロエミッション車に全面的に切り替えることを提案する方針だといいます。 ブルームバーグによると、欧州委員会は、30年からは新車の排ガスを今年の水準から65%削減し、35年からは100%削減す…

【脱プラ】EUで使い捨てプラ食器類の消費削減、市場流通規制などが始まる

EU 欧州連合で、プラスチック製の使い捨て食器や食品容器の市場流通を禁止する新規則が施行されました。 共同通信によれば、禁止対象は外食産業の使い捨てスプーンやストロー、皿など海岸を汚す上位10品目を選んだそうです。 nordot.app 欧州委員会は海洋ご…

【脱炭素とファッション、代替肉】生活様式のリデザイン(再設計)とは ~環境白書

まだ梅雨入り前だというのに、関東地方では真夏日が続きそうだ。この季節になると天気予報を聞いては一喜一憂する。暑い夏と聞くと未来を憂いたりする。 気候変動のことをあまり気にかけたくないのが本音だが、そういう訳にもいかないのだろう。 「環境白書…

【進むリサイクル】コカ・コーラがリサイクルペットボトルに変るとサスティナビリティを実感できるか

コカ・コーラのペットボトルが5月末から100%リサイクルPETボトルに替わるという。 (写真:日本コカ・コーラ) 日本コカ・コーラによれば、この導入により、1本あたり約60%、全体で年間約35,000 トンのCO2排出量を削減できる見込みという。また、新たなプラ…

【ファッションと気候変動】ファッションがサステナブルになるとき。

1人あたり年平均で18着の衣服を購入し、12着の衣服を手放す。それに加えて、1年間に1回も着られていない服が1人あたり25 着もあるそうだ。 服がごみとして廃棄されると、その95%はそのまま焼却・埋め立て処分され、その量は年間で484,000トンにも及ぶ。これ…

【リサイクルとごみ回収】パンパースの紙おむつ回収プロジェクトで考える循環型経済

P&Gが紙おむつパンパースの「おむつ回収プロジェクト」を神戸市で4月中旬より始めるという。パンパース独自の「おむつ回収ボックス」を、小売店や保育施設の計8箇所に、約6か月間設置するそうだ。 P&Gによれば、将来的な「循環型経済の実現」に向け、使用済…

【循環型経済】プラモデルがケミカルリサイクルへ 「ガンプラリサイクルプロジェクト」始動 

不要となったモノを廃棄すればごみになる。そのごみを処分するのに、燃やしたり、埋立したり、そんなことにお金をかけることはもったいないと感じずにはいられない。もし不要となったモノにまだ利用価値があるならなおさらのことだ。 ごみが資源になれば、そ…

【サスティナビリティを支える黒衣】 ユニクロを支える素材メーカ東レの存在

モノづくり、素材に付加価値を加えて、利用できるモノに変換していくこと。究極的に言ってしまえば、そういうことなのかもしれない。そういうと、素材は重要な要素になり、素材選びがもっと重要視されるべきことなのかもしれない。 ”【ユニクロ×東レ】モノづ…

【循環型経済へ】バイオ素材「人工クモ糸」と「ミドリムシプラ」 実用化への道程

人工クモの糸で注目されるスパイバー。 そのスパイバー初の量産工場がタイに完成、開所式を行ったという。構造タンパク質「ブリュード・プロテイン」繊維の原料を生産する。 www.spiber.inc 日本経済新聞によれば、生産規模は年数百トン。2021年末までに生産…

ラルフローレンが目指す「サスティナビリティ」とは

ラルフローレン、アメリカを代表するファッションブランドが「サスティナビリティ」に挑戦を始める。「持続可能性の目標を推進するための包括的な循環戦略」を3月9日に発表した。 戦略の一環として「McDonough Innovation」とのパートナーシップを発表、最も…

サブスクで食す駅そば MaaS × サブスクリプション 変わる小田急のサービス

「特急ロマンスカーにおける車内販売サービスは、3月12日をもって、全ての列車でサービスを終了させていただきました」と、小田急電鉄が発表した。 新型コロナウイルスの感染拡大が顕著になった2020年春以降は乗客が激減、比例して、供食サービスの利用者も…

脱プラへ、プラ新法案 「コンビニのスプーンも有料化へ」

脱プラ、また一歩前進とでもいうのだろうか。 「プラスチック資源循環促進法案」が昨日9日、閣議決定されたという。 共同通信によれば、家庭から出る食品トレーや文房具などを「プラスチック資源」として一括回収する仕組みを導入するほか、使い捨てのストロ…

新しいあたり前に 三越のリユース容器、伊藤忠のリサイクル素材に、社会の多様性

業界紙 日本食品産業新聞社が「ペットボトル=悪なのか、飲料メーカー各社が循環型リサイクルを本格化」との記事を出し、「ボトル to ボトル」のリサイクルが広がっているという。 記事は飲料メーカ各社の取り組みや動向を紹介し、「ペットボトルが「悪」で…

動き出すサーキュラーエコノミー 米国でコカ・コーラの100%リサイクルペットボトル始まる

北米のコカ・コーラが100%リサイクルPET(rPET)ボトルのコークの販売を始めると発表した。そして、その新しいボトルは13.2オンスと、少し小さなボトルになるそうだ。 www.coca-colacompany.com コカ・コーラノースアメリカによれば、今月、フロリダ州、カ…

サーキュラーエコノミーへ向けた一歩 ペットボトル水平リサイクル広がる

長引くコロナ渦で様々な変化が起きる。大容量な飲料容器のニーズが増える一方で、ペットボトルの総量自体は減少しているという。 外出自粛やリモートワーク実施により家で過ごすことが増え、テイクアウトやデリバリー用の容器の需要が増加、また、アルコール…

サブスク&リサイクル ごみがなくなる日が来るまで  

テラサイクル、米国生まれのソーシャルベンチャーで、マテリアルリサイクルやサーキュラーエコノミーを通してゴミの削減に取り組むという。 そして、企業ミッションに「捨てるという概念を捨てよう」を掲げる。 View this post on Instagram A post shared b…

廃材利用で廃棄物を減らす オニツカタイガーと日産の「クローズドループ・リサイクル」

サーキュラー・エコノミー、循環型経済もだいぶ認知が進んできたのではないかと感じるようになる。 日産自動車が、北米で販売を開始する新型「ローグ」に、初めてアルミニウム製部品のクローズドループ・リサイクルプロセスを適用したと発表した。 些細なこ…

資源回収ボックス設置と協力のカタチ

京都府のJR亀岡駅周辺に新たにごみ箱が設置されたという。街中からごみ箱が撤去されるケースが多い中、おやと思える京都亀岡の対応。京都新聞によれば、「市の玄関口」をきれいに保つためで、清掃活動で拾ったごみを捨てる際などに利用するという。 街の美化…

忘れかけていたことを思い出す

1月2日、今年も箱根駅伝の号砲が大手町に鳴り響く。感染拡大が続いているが、恒例の行事が今年も開催されている。明日までの2日間、新春の陽射しの中、大学生たちが箱根路を駆け抜けていく。 年が明けると、恒例のように今年1年の先行きを占うような記事を多…

大量生産は「悪」なのか ロート製薬とファッション業界から考える

「売らんがためのビジネスによって大量に作り、返品も多く生み出す.... じきにこの現象は....」 と話したのは、ロート製薬 角田康之マーケティング&コミュニケーション部長だ。WWD Japanとのインタビューで、廃棄ロス対策を質問され、答えたときにそう話す…