ベンチャーを興して5年目を迎える前に、会社を整理することにしました。
この5年間を振り返り、うまくいかなくなったことを書き残します。
これからスタートアップに挑戦する人、起業する人のお役に立てば幸いです。
大手電機メーカのレガシー事業に携わっていた3人が集まり、新たなテクノロジーを使って事業化を目指してスタート。私も共同代表のひとりとして参加しました。
順調に思えたスタートも時間が経過するとともに綻びが見え始めました。
多くのベンチャーが途中頓挫する訳ですから、よくある話ですね。
綻びは重要なパートをお願いしていた協力者の裏切りというか、約束を違えられたことから始まりました。このことをきっかけに、他のメンバーのモチベーションが低下してしまいました。
協力者の裏切りという大きな変化の前には小さな変化があったように思えます。
この小さな変化を見過ごし、上手に対処できなかったことが負の連鎖を生み、綻びにつながっていたようです。
人の心は変化するもの。また、その変化に対応、対処するのも人。
自分たちの技術や能力で社会貢献するという大きな目標のために集まったメンバーでさえ、壁に遭遇すると(その高さに関係なく、いや遭遇した時はとてつもなく高いように思うのかも)、心がぐらついてしまうようです。
ビジネスは時間をかけて、生み育てるもの。そして、その途上は、毎日が順調ではなく、頓挫と挫折の繰り返しのはず。
頭では理解できても、体や意識する自分が反応せずにモチベーションを失ってしまう。
もし、創業メンバーのモチベーションがもう少し高かったら・・・
そんなことを言ってもあとの祭り
創業メンバーを決めることに自分も参加していたことだし。
『人生は選択の連続』
変化が生じたときに、非情な選択が必要なときもある。
次なるチャレンジに向けて充電中。
心が思うままにブログに記しています。