サステイナブルな行動が緊急に求められています。
フランス パリで42.6℃の最高温度を記録したのは先月末の7月25日。やはり温暖化の影響なのでしょうか。皮肉にも、環境先進国ヨーロッパに、2003年以来の猛烈な熱波が襲いかかっています。フランス気象台は、地球温暖化の影響を指摘しているようです。
コーヒーが大好きなので、コーヒーに関わるサステイナブルな活動について紹介します。
デポジット方式タンブラー ドイツ Refill It! & Recup
ハンブルグ Refill It!
2016年の記事ですが、ドイツ ハンブルグでの「Refill It!」プロジェクト。
「Refill It!」をひと言で表現すれば、デポジット制のマイタンブラーを、ペーパーカップやプラスチックカップの代わりに使用する、というもの。コーヒーショップを利用するお客さんは、まずRefill It!専用の黒いタンブラーを1.5ユーロ(約176円ほど)で購入する。そこに好みのコーヒーを入れてもらう訳だが、飲んだあとはお店にタンブラーを返しデポジットの返金を受けてもいい。
キャンペーンに参加している市内の他のショップでコーヒーを入れてもらって飲むことだってできる。
ちなみに、ショップに戻ってきた専用カップは、お店がきれいに洗って、誰かのRefill It!として再利用される仕組み。カップの使い回しへの抵抗感がある人は、返却しない、もしくは自分専用のカップやタンブラーを持ち歩けばいいだけの話。
蛇足だが、このタンブラーも100%リサイクル可能な生分解生プラスチックでできている。
ミュンヘン Recup
同じようなデポジット方式で、ミュンヘンだけでなく他地域でも展開して、リユースを推進しているのが「Recup」
コーヒー抽出かすからできたコーヒーカップ ドイツ
同じドイツで、コーヒーの抽出かすからコーヒーカップを作るというアップサイクルに取り組むのがKafeeform。
最初に開発されたエスプレッソ用カップは2015年に発売されました。
6杯分のエスプレッソに使ったコーヒーが、1つのコーヒーカップに生まれ変わります。
ビジネス展開のために、ベルリンの有名デザイナーの他に、障がい者のための作業所モザイク - ベルリンと共に仕事をしています。今ではカプチーノ用カップも追加して生産されています。
このカップは日本でも購入できます。
こちらはリサイクルウッドのタンブラー
豪セブンイレブンに設置された使い捨てカップ専用ごみ箱
使い捨てコーヒーカップのリサイクルに取り組むオーストラリアのセブンイレブン。
環境活動への参加の啓蒙にも取り組んでいるようです。
「ゴミを出したくない、けれども出先でコーヒーをテイクアウトしたい……」そんなジレンマを解決するプロジェクトを、「セブンイレブン」がオーストラリアで開始した。
セブンイレブンは、使い捨てコーヒーカップの回収とリサイクルを行っている「Simply Cups(シンプリー・カップス)」と提携し、オーストラリア全土200箇所以上の店舗に使い捨てコーヒーカップを回収する専用のゴミ箱を設置した。
ゴミ箱は紙コップとフタを分別できる仕組みになっており、集められた素材はシンプリー・カップスに回収され、駐車場のバンパーやケーブル、家具などに再利用される。このゴミ箱はセブンイレブン以外で購入した使い捨てコーヒーカップでも利用可能だ。
今年の夏は暑いですね。
日本でも同じようなリユース、リサイクルの動きが定着して、少しでも環境負荷低減につながればと思います。
私は、マイタンブラー派。スタバのバリスタに勧められてもう10年以上が経ちます。小さなところから、環境活動に参加してはいかがでしょうか。
マイタンブラーだとカップ値引きがあるのがうれしいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。