Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

ノースフェイスの「THINK SOUTH FOR THE NEXT」で考える地球温暖化とオゾン層破壊

 

 高校生になって山に登りはじめたとき、ノースフェイスは憧れのブランドだった。「北壁」という言葉の響きに、あの当時、惹かれていた。小西政継、長谷川恒夫、今井道子らによるアルプスでの冬季北壁踏破に胸を躍らせていた。小西と植村直己らによるグランドジョラス冬季北壁踏破の本を読んで熱くなっていたことを思い出す。 

グランドジョラス北壁 (中公文庫BIBLIO)

グランドジョラス北壁 (中公文庫BIBLIO)

 

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そのノースフェイスが「THINK SOUTH FOR THE NEXT」というプロジェクトを始めている。

30年前、舟津圭三氏ら世界の冒険家6名が世界初で南極犬ぞり横断に成功した。

『THINK SOUTH FOR THE NEXT』プロジェクトは、環境と平和の重要性を訴える目的で始まった当時の南極横断を次世代へつないで行くプロジェクトだ。

 

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 オゾン層破壊の問題が連日報道されていたのは、 30年くらい前のことだろうか。南極上空の成層圏上にできるオゾンホールの拡大が心配されていた。オゾン層が破壊され、有害紫外線による皮膚がん、白内障の増加するといわれた。オゾン層破壊の原因はフロンとされ、代替フロンなどによって、フロンの大気への放出は大幅に減った。だが、今なおフロンの全廃には至っていない。

 

www.bbc.com

 

  こうした背景があるからなのか、

「THINK SOUTH FOR THE NEXT」がスタートした。

 

 『THINK SOUTH FOR THE NEXT』プロジェクト概要

今から30年前の1989年7月27日、 地球上で唯一国境をもたない大陸である南極で、環境と平和を訴えるメッセージ「THINK SOUTH」を胸に、犬ぞりによる初の南極大陸横断の冒険がスタート。メンバーは世界6 カ国で編成された南極大陸横断国際隊。彼らは12月11日の南極点到達を経て1990年3月3日に約4,000マイル(約6,400キロメートル)を踏破し、無事全員がゴール。当時は多数のメディアがその偉業を取り上げると同時に、当時注目され始めた環境問題についても報道しました。
それから30年後の現在、南極の環境は地球温暖化の影響で彼らが犬ぞりで走ったラーセンB棚氷も消滅するなど、非常に深刻な状態となっています。本プロジェクトではこうした現状をより多くの人に発信し、環境問題とそれを守るための平和について考えるために設立されました。

主催:THINK SOUTH FOR THE NEXT実行委員会(株式会社ゴールドウイン、株式会社DACホールディングス)  (出所:PR Times) 

 

www.think-south.com

 

 

 

 山好きだからかもしれないが、アルプスの氷河の後退や消失など、こうした報道がどうしても気になってしまう。 

 

 山を始めて間もない頃、2度目の山行は、5月GWの雪がまだ大量に残る八ヶ岳南部だった。美濃戸口から赤岳鉱泉までの道すがら、GWの時期なのに蒼氷の小さな氷瀑があったことに驚いた。今でもあの蒼氷の滝は5月に見ることはできるのだろうか。

 そういえば、冬の諏訪湖に出現する「御神渡り」も、年によって出現しなくなったと聞く。今年は出現しなかったそうだ。

 

www.mtlabs.co.jp

 

 冬はあまり好きになれない。寒いことが理由だけど、でも寒くない冬になってしまうと、それはそれでちょっと寂しいのかもしれない😢

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 この冬、ノースフェイスから「THINK SOUTH FOR THE NEXT」記念モデルが発売されるそうです。どれも環境に配慮した素材が使用されている。

 昔よく着たノースフェイス。久しぶりにノースフェイスのアウターが欲しくなった。11月15日からの発売。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。