Up Cycle Circular’s diary

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米牛乳大手が破産! 動物愛護とヴィーガニズムの流れ鮮明か

 

 『アメリカ消費者の「牛乳離れ」が深刻、最大手が破産宣告』とのForbesが報じた。その記事内容に少々驚く。

 米国では消費者の牛乳離れが進み、豆乳などの植物由来のミルクが人気を博している。 (出所:Forbes) 

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 車通勤した時、たまにブタを乗せたトラックを見かけることがあった。色々想像を膨らませてしまう。「これから食肉工場にいくのかな」とか、そんなときはそれ以上の想像はしないようにしていた。

 

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 2019年を「ヴィーガンの年」とする米エコノミスト誌によれば、25〜34歳のアメリカ人の4分の1が、自身をヴィーガンまたはべジタリアンだと主張しているとForbesは伝える。

ヴィーガンとは、絶対菜食主義であり、卵や牛乳やチーズなど、すべての動物性食品を摂取しません。そしてベジタリアンは、菜食主義で肉や魚を食べない方を指します。そのため、ヴィーガンと違い、卵や乳製品を召し上がる方もいます。(出所:Forbes)

 

  インテリアなど住まいにも、「ヴィーガニズム」が浸透してきているという。

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英王室のメーガン妃が、第一子の子供部屋にヴィーガン塗料を選んだことをForbesは紹介する。メーガン妃の心情はどこにあるのだろか。動物愛護や畜産による今起きている気候変動への影響のことを子どもに伝えたいのだろうか。 

 

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 Forbesは米カリフォルニア州でのヴィーガンのうねりを紹介する。

2023年以降、服やハンドバックなどの製品に関して、新しい革製品の販売を禁止するという法案だ。この法案は、2019年10月11日にカリフォルニア州知事によってサインされ、施行が決定されたとのこと。すでに禁止されている法案として、野生動物のサーカスなどエンターテインメントでの使用禁止や、希少動物の輸出入禁止があるが、それらに続く、画期的な動きだと思う。(出所:Forbes)

 

 『EU加盟国では、動物実験された化粧品類の販売は2013年以降禁止されており、インド、グアテマライスラエルノルウェー、スイス、台湾、トルコでも、同様の禁止法が確立されており、カナダにおいても最終法案が可決されるのを待っている状況だ』ということも伝える。

 

 Forbes記事の筆者は自身の意見を次のように表明する。

地球環境の変化により、50年後、100年後も人類が生き続けられるかどうかが懸念されるなか、個々の利益を追求している企業よりも、自分たちが生活している地球環境に何か貢献できることはないかと少しずつでも「何か」を実践している企業を、やはり私は応援したいと思っている。(出所:Forbes)

 

 企業の経済活動は顧客の支持があって始めて成り立つ。ヴィーガン人口が増加すればするほど、企業や投資家はその意見を取り入れることを検討するだろう。従来の経済システムが徐々に変化していくのだろうか。

 アメリカ最大手の牛乳メーカの破産がその証左のようだ。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。