Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

100年に一度の変革期という中で.....

 

 トヨタがいい始めた「100年に一度に大変革期」。車の「CASE」を背景に、これから起こるだろう自動車産業の変化を言い表した言葉だ。

 「CASE」とは、Cはつながる(Connected)、AはAutonomous、自動運転技術のこと、Sはシェアリング、EはEV化。そこには、5G通信やIoT、AIなども関係する。

 

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 言葉のイメージが先行して、大きな変化がいきなりやって来る感じもするが、否、小さな変化を積み重ねて、気づけば大きな変化がなっていた。そんな感じであろうか。ちょうどインターネットが普及した時と同じように。

 インターネットが登場した時は、オールドエコノミーが駆逐され、、ニューエコノミーの時代になるといわれた。ITが急速に普及、どこにでも組み込まれようになり、IT化に対応できない企業や産業が少しづつ淘汰されていった。

 

 

 

 クルマばかりでなく、2020年以降、社会も少しづつ変化し始めるのではなかろうか。

 大量消費社会から循環型社会へ、脱プラが進み、エシカル消費が普通のようになる。化石燃料での発電が徐々に再生可能エネルギーに転換が進み、電力の地産地消が定着していく。環境に配慮する企業が選ばれ、対応できない企業は淘汰される。

  シェアリング、サブスクも徐々に利用範囲が広がり、使い捨てられる商品が少しずつ減る。消費行動に変化が生まれれば、企業は変わっていかざるを得ない。

 フランスやドイツでは、過剰消費に対する抗議活動があったとNHKが報じる。

 

参加した10代の女性は、「環境問題に配慮して消費を行うべきで、過剰消費には反対です。バッグを買うなら毎年買うのではなく、1つのものを10年、15年と大切に使うべきです」などと話していました。(出所:NHKニュース)

 

 EUが政策面でも環境問題をリードする。こうした動きと国連で採択されたSDGsの2030年までの目標が世界の共通目標になっている。自動車など産業界で起きている変革も、これと同期化するように2030年がターゲットになった。2030年に向け、変化が徐々に始まっている。

 

 今日、地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」がスペインで始まる。 どんな議論になるのだろうか。

 

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「関連文書」

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