Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2019年 今年起きたこと、自然災害から学ぶこと 

 

 年末も近づき、今年の重大ニュースの発表が始まっている。

 

 読売新聞の世界十大ニュースでは、【1位】香港で学生らが大規模デモ、【2位】ノートルダム大聖堂で大火災ではじまり、

【3位】16歳グレタさん、国連で演説

【4位】北朝鮮、新型SLBM発射

【5位】米、「パリ協定」離脱を国連に通告

【6位】ハノイで2回目の米朝首脳会談、物別れに、【7位】米中、制裁・報復「第弾」発動と続き、

【8位】アマゾンで森林火災が多発

【9位】英下院が解散・総選挙、EU離脱が最大の争点、【10位】英ヘンリー王子に第1子の男児誕生との結果になった。

www.yomiuri.co.jp

 

 1位の香港でのデモは大学生ら多くの若者が参加する。

  

 分断と対立の激化、行動する若者たち、気候変動の顕在化という感じの2019年だったのであろうか。

 

 振り返ってみると、6月に熱波がヨーロッパを襲い、仏では史上最高の45.9℃を記録した。アマゾンで森林火災が多発し、カリフォルニア、オーストラリアでも森林火災がおこり、生態系や近隣住民に重大な被害が及んだ。

 

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 日本でも、今までにない強い勢力の台風が相次いで東日本を襲い、広範囲に甚大な被害を引き起こし、大規模停電、断水などが長期化するなどもした。

 台風15号、19号は今までにない台風被害をもたらした。千葉君津では高圧線鉄塔が倒壊し、大規模停電も起きた。その影響が収まらないうちに19号が来襲し、さらに広範囲に被害を及ぼした。その19号から2ヶ月、まだ完全復旧には至らない。   

 今回の台風被害で膨大な災害ごみが発生した。環境省も対策に乗り出すが、年内でも処理が終わらないという。

 

 Yahooニュースが伝える丸森の住民の声が印象に残った。

「こういうのを見ると辛いですよね。自分の財産を捨てているようで」

www.yomiuri.co.jp

 

 多くのボランティアが被災地を訪れ活動を続けるが、まだ復旧は終わらない。今回の被害の大きさ、甚大さが伝わる。 

 

 

 2017年にNHKがスーパー台風についての番組をいくつか放映していた。放映当時は予測であったが、その予測が現実となってしまったというのが正直な感想だ。

 添付してある記事をチェックして欲しい。

 予測の現場は東京であったが、番組がシミュレーションした最悪のシナリオに近い状態が、現実に東日本各地で確認されたのだから。 

近い将来、もし本州にスーパー台風が接近し、その予測を誤ると、最悪の場合、どんな事態が起こりうるのか。台風や洪水、高潮の専門家の協力を得たシミュレーションの結果とは?

www.nhk.or.jp

 

  こうした状況が続けて起きれば、誰もが将来に不安を感じる。「気候変動」でこうしたことが、未来では常態化することが予測されるのだから、若者たちが未来に不安を募らせることがよく理解できる。

 

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 国も対策を急いでるようだが、予算を消化できずにいるという。平成29年度予算の実行状況をNHKがレポートする。

 本年度も同じようなことが起きていないのだろうか。

 私たちが支払った税金の使い道がこれでは悲しすぎる。お金はあっても使うことができないお金が2兆円近くになっている。現実を無視して、予算付けしているといわれても仕方ないであろう。 

「災害が多く発生している中で、公共事業は欠かす事は出来ません。ただ、従来のような『景気対策』の意味合いで予算付けをしているのであれば、これだけ未使用額があるのは問題です。人手不足の中で、景気対策の意味合いでの公共事業を進めるのは限界がきていると思う」(出所:NHK NEWS WEB)

  

 ニーズとのミスマッチということであろう。

「このままでは生活や防災に欠かせない必要な事業ができなくなるおそれがある」(出所:NHK NEWS WEB)

 

 悲しいかなこれが現実なのかもしれない。行動する若者たちが増えることがよくわかる。

 

 

 

「参考文書」

www.jijiphoto.jp

 

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