オーストラリアでの森林火災が猛威をふるう様子を気象衛星がとらえている。その写真をBusiness Insiderが紹介する。
NASAも定期的にオーストラリア森林火災の衛星写真などをTwitterで公表している。
Our @NASAEarth Aqua satellite took this natural-color image of southeastern Australia on Jan. 4 showing smoke from wildfires. Some white patches above the smoke are likely to be pyrocumulonimbus clouds created by convection and heat rising from a fire: https://t.co/vRl5k66wX2 pic.twitter.com/9YaoXRoxX0
— NASA (@NASA) 2020年1月6日
その規模の大きさに驚く。
国連のSDGsは、ゴール 15で、「陸の豊かさを守ろう」を掲げる。オーストラリアの森林火災が陸の豊かさを大きく劣化させたことは言うまでもない。
この森林火災が生態系へ大きく影響を及ぼしていることが連日報道され、ナショナル ジオグラフィックは海や飲料水への影響も指摘する。
ストックホルム大学のストックホルムレジリエンスセンターが新しいSDGsの概念を発表した。
現在のSDGsのアイコンは、各ゴールが並列に表示され、社会、経済、環境が個別に存在するにみえる。ストックホルムレジリエンスセンターの新しい概念は、経済と社会が環境・生物圏の上に存在しているとする。
今回の火災によるオーストラリア経済への影響をブルームバーグが報じる。
建設や貿易にも被害が出ている。大気汚染の悪化で視界不良となり、屋外活動の安全面のリスクから港湾施設や建設現場は閉鎖されている。
シドニーやブリスベンを覆う煙霧はビジネス中心地の大混乱も招いている。煙でビルの火災報知機が誤作動し、労働者はオフィスから避難させられ、消防車は休む間もなく出動させられている。
製造業の雇用者団体、オーストラリア産業グループ(AIG)の首席エコノミスト、ジュリー・トート氏は「火や煙が事業に影響を及ぼす事例は枚挙にいとまがない。混乱は深刻かつ多発しており、影響は雪だるま式に膨らんでいる」と話す。 (出所:Sankei Biz)
私たちの生活は、地球環境の成り立っている。その環境そのものが崩れると、社会活動や経済にまで大きな影響が及ぶ。
今回の森林火災が新たな気候変動を生むリスクがあることも示唆される。 また、このような災害がいつ起こるともわからない。
Think Globally、 Act Locally
地球規模の課題を考え、地域で行動しよう。
