Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

桜開花と小池東京都知事の新型コロナウィルス対策

 

 新型コロナウィルスのことが気になる。感染拡大とのニュース報道が増えれば、否応なしに身構え、不安がよぎったりする。生物である以上、自分の生命に危険が迫っているのではと思えば当然の反応のかもしれない。

 

「中国・習主席、新型ウイルス「抑え込み」を宣言 武漢を初視察」とBBCが伝えた。少しばかりの安堵。

 習氏は訪問中、湖北省での感染について、「基本的に抑え込んだ」と宣言。「初期の取り組みの成功によって状況は安定し、湖北省武漢市おける潮目は変わった」と述べた。(出所:BBC

 

www.bbc.com

 

一方で、震央が中国から欧州に移ったとの報道もある。

 

 

 

 自己保存本能、人間ばかりでなく生物であれば、身に危険が迫れば、回避行動や防御行動する。ごく自然な行為だが、過剰に反応すれば、不安や恐怖がいつまで心の中につきまとう。

 

 東京都が「新型コロナウィルス感染症対策サイト」を立ち上げ、最新の感染動向を確認することが出来るようになった。

 客観的に、患者数の推移やその後の状況が確認できると心に落ち着きを取り戻すこともできたりする。

 

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stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

 

3月6日小池都知事は記者会見でこの「新型コロナウィルス感染症対策サイト」の狙いを説明し、また、ソースコードを公開、全国の自治体で利用が可能と公表した。

 

今回のこのウイルスでございますが、未知の部分が多く、様々な情報が錯綜していると言っていいかと思います。そのため、不安を抱える皆さんも多いと思います。そうであるからこそ、正確な情報を迅速に都民の皆様方にお届けするために、こちらの新しいサイトを設けたところでございます。少し細いかもしれませんが、それぞれのネット上でご確認いただきたいと思います。
このサイトは、都内における最新の感染動向、陽性患者数とその内訳、コールセンターにお寄せいただいた相談件数など、グラフや表で分かりやすく掲載しております。また、日々の更新することで改善をいたしておりまして、検査の実績、東京都で保有しているデータとして都営地下鉄の利用者数の推移など、これらのデータを新たに掲載もいたしております。今後も随時掲載する情報、さらなるデータの充実、情報発信を強化してまいります。このサイトをつくるために使用しているプログラムについて、ソースコードを公開するなど、システム関係の方々が非常に注目していただいているものでございます。これらを活用することで、都内だけでなく、全国の自治体が同様の取組を行うことが可能となります。汎用性があるということですので、ぜひ積極的にご活用していただきたいと存じます。

(出所:東京都ホームページ 小池知事記者会見)

 

東京都のコード公開を受け、北海道や神奈川県でも同じフォーマットで「新型コロナウィルスの感染状況」を確認できるようになった。

 

www.pref.kanagawa.jp

stopcovid19.hokkaido.dev

 

 

 ニュースが必ずしも事実すべてを伝えているとは限らない。事実のある断片を取り出して報道される。ニュースの限界でもあるのかもしれない。

 

ピースオブケイク noteプロデューサーの徳力基彦氏は、『私たちは、お互いの人間を「信頼」できるか』と指摘する。

 

私たちが、情報開示を積極的にしてくれない名古屋市厚労省に対して少なからず不信感を抱いてしまうのと同様に、おそらくは名古屋市厚労省で今回の情報開示の判断をされている方々は、私たち国民が情報を正しく受け止められないのではないか、メディアが大袈裟に報道するのではないか、その結果パニックを招いたりトラブルを引き起こしてしまうのではないか、という不信感を抱いているのではないかと想像されます。

 情報の出し渋りで不信感を煽ってしまうのは本当にもったいない行為だと思いますので、是非、東京都以外の自治体の方々、行政の方々にも、市民や国民を信じて、オープンデータな情報開示を期待したいと思います。

(出所:note 徳力基彦)

  

note.com

 

 身の回りで患者がでれば不安を感じる。SARSのとき、シンガポールに居て、友人の知人が亡くなったと聞いたときに身構えた。目に見えないウィルスだけに不安が生じてしまう。客観データを確認できれば、自分なりの対処の仕方を考えることもでき、少しの安心を得ることはできる。 

 

小池都知事は記者会見を『今、まさにこの時期が感染拡大を終息させるのか、そうでないのか、極めて重要な時期にさしかかっていると存じます。都民の皆様と一緒にこの難局を乗り越えていきたいと思いますので、よろしくご協力のほどお願い申し上げます』と結んだ。

 

希望が人々を元気づける。昨日3月14日、東京では桜が開花した。

weathernews.jp


 

「関連文書」

www.bbc.com

www.itmedia.co.jp

 

「参考文書」

www.metro.tokyo.lg.jp

 

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