グーグルが世界131カ国の外出データを公表した。スマートフォンなどの位置情報を分析し外出制限の順守状況を確認できるという。
イタリアでは、レストラン・映画館などを含む小売り・娯楽施設を訪れた人が94%減少。職場を訪れた人は63%減少した。食料品店・薬局を訪れた人は85%減、公園を訪れた人は90%減少した。
外出禁止令が出た米カリフォルニア州では、小売り・娯楽施設を訪れた人が半減。一方、大規模な外出規制措置が導入されていない米アーカンソー州では小売り・娯楽施設を訪れた人が29%の減少にとどまった。
日本では、小売り・娯楽施設を訪れた人は26%減少。職場を訪れた人は9%の減少にとどまった。 (出所:ロイター)
欧州では、温室効果ガスの排出量が25%あまり低下する見通しらしい。都市を封鎖し、人々の移動が制限されたことの影響なのであろう。
CNNは、「新型コロナ対策で地球の振動が急減、都市封鎖が静寂もたらす」という記事を報じた。
環境地震ノイズが減少、「観測所によってはこの影響で、普段は記録されない小さな地震などの振動が観測できるようになった」と伝える。
人類の活動が、これほどまでに地球環境に悪影響を与えていることを知る。
シンガポールが緩やかなロックダウンに移行したようだ。学校や職場を5月4日までの約1カ月間閉鎖すると発表した。ただし、外出制限は発動されていないという。
ホーカーセンター、コーヒーショップ、レストランなど飲食店での店内飲食が禁じられ、持ち帰りだけになる。シンガポールでは家で料理するより、ホーカーセンターなどで食事するケースが多いという。持ち帰り可能であっても、その影響は大きいことだろう。
シンガポール政府はこの発表時に「容器持参」を呼び掛けた。
「使用するパッケージの量を減らし、環境により持続可能なものにするために、可能な限り清潔な容器を持ってくることをすべての人に奨励したいと思います。」
これに加え、順番待ちの列におけるルール徹底を求めている。いわゆる「社会的距離」の確保だ。1メートルの間隔を維持する必要があるとし、ホーカーの屋台の前にあるフロアキューマーク(1mの間隔を維持するためのマーク)にも従うことを求める。
また、シンガポール政府も、「すべての世帯に再利用可能なマスクを提供する」と、シンガポール地元紙ストレーツタイムスが伝える。
そのマスクであるが、アメリカが世界市場で買いあさっているようだ。
フランスとドイツの高官によると、米国はマスクの世界最大生産国である中国に市場価格を大幅に上回る値段を払っている。既に契約を結んだ欧州の国から契約を奪い取ることもあるという。
ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の幹部は、ロイターに対して「お金は問題でない。米国は必死だ。どんな値段でも払う」と話した。 (出所:ロイター)
昨日、4月3日、小池東京都知事が記者会見を行った。小池都知事の姿を見ると、感染拡大が続く状況を憂慮、苛立ち、焦りを感じられているのではないであろうか。
緊急事態宣言ということについては、やはり、国が、乗り出していただくというのは、1つ大きな皆様へのメッセージになると思います。そして、このぎりぎりということですけれども、ぎりぎりがさらに続くと、ぎりぎりぎりになって、どこまでかという話になりますが、やはり数字なども見ながら、また状況などを見ながら、国としても、しっかりと乗り出していただくという、その構えはもうできておられるのではないか、また、国が経済対策を準備しておられるというのも、それと相まって、制度的な部分と、予算、それに対しての経済対策とセットで、お出しになると、それは東京都にとって非常に大きなパワーになると思っております。
(出所:東京都公式サイト 小池知事「知事の部屋」)
日本財団が「新型コロナウイルス禍で緊急対策 大幅に不足する病床確保に向けて、船の科学館(東京・お台場)など2ヶ所に1万床目指す」と発表した。
【軽症者向け施設 10,000床を整備します】
— 日本財団 (@NipponZaidan) 2020年4月3日
新型コロナウィルス感染症による医療崩壊を防ぐため、日本財団パラアリーナなどに10,000床分の軽症者向け施設を整備します。私たち一人ひとりが、それぞれの立場でできる行動をとり、一丸となってこの事態に立ち向いましょう!https://t.co/wyjQZ2nUHw pic.twitter.com/ZnfAz63o2k
クラスター対策班の西浦よりごあいさつ。
— 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) 2020年4月3日
よろしくお願いいたします。
今日は青シャツで失礼いたします。 pic.twitter.com/hGpjocvsIU
時々刻々と変化する世界......
「参考文書」
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