全日空の客室乗務員が防護服の縫製支援とニュースには戸惑った。異業種連携で、今必要なモノを届けるべきと思っているが、できることとできないことがあるのではないのかと思ってしまう。
西村経済再生担当相はCAに手伝ってもらう理由として、作業が比較的簡易な上、新型コロナの影響で減便が相次ぎCAの業務が激減していることなどを挙げたと時事通信が伝えた。また、同じ記事に、全日本空輸は政府との間で客室乗務員の活用について調整していることを明らかにしたという。
果たして、全日空から具体的に防護服の縫製を手伝いたいと申し入れがあったのだろうかと思ってしまう。「餅屋は餅屋」、そのことは企業トップであればわかっているはずであるが。
営業自粛の範囲について国と東京都の調整が難航と聞く。経済的な打撃を最小化したい国と感染拡大を抑止したい東京都との思惑の違いが鮮明になり、どちらが譲歩するか気になっていった。結局は、東京都が譲歩、法的強制力を持たない形になるが、現実的な選択したということだったのであろうか。公の場では誰も本音を言わない。理屈が通る説明しかしない。
国の説明を聞くと、「一人ひとりの行動にかかっていますよ」「2週間後にチェックしますからね」に聞こえてしまう。2週間後想定した準備は始まっているのかもしれない。うまくいけば、それはそれでよしかもしれないが、仮に変化がない場合はどうするのだろうか。どういう論理で説明されるのかを想像するとゾッとする。
菅義偉官房長官は9日の記者会見で、休業要請は「外出の自粛等の協力の要請の効果を見極めて行う」との考えを改めて示した。休業要請を2週間程度見送るよう対象都府県に打診したのかとの質問には「承知していない」と述べた。(出所:ブルームバーグ)
長年ものづくりに携わってきた。電気製品のような工業製品であればある率ppmオーダーで不良品が混入してしまうことはある。出てしまう不良を想定、事前にその対応を準備はする。それであっても、安全・安心にかかわるクリチカルな問題、人命や火災などに関わる不具合は絶対にゆるされず、コストをかけても2重3重に安全策を講じ市場での発生を封じ込むようにする。そうであっても、発生が予見される場合や発生すれば、速やかにリコールをかけ被害拡大を防ごうとする。直接人命にかかわる医療器や航空機、自動車などはもっと厳格なはずだろう。
どんなに予見したところで想定外のことは起こる。原発事故がそれを物語っている。事故が許されないものがあるはずである。
科学技術が発展し、様々なことが予見できたり制御することができるようになった。それでもまだ、人類は自然科学すべてを解明できたわけではない。地震の予知はできないし、台風の進路を正確に予測することもできない。今回のウィルスのことだってそうであろう。そればかりでなく人間の感情の創発のしくみも謎だらけだ。
人が慎重に行動していたら、もっと早く封じ込めができたはずだと皆がそう言っているかもしれない。油断、過信、慢心、そうしたものが判断を狂わすのかもしれない。
正確に分析できるのは、ことが終息してからである。それではあとの祭りになってしまうこともある。
どの専門家の言葉が正しいかは今はわからない。それでも何か信じて対応していかなければならない。最悪を想定しておくことべきかと思う。
アウトオブコントロール、制御が掛からなくなることだ。
安全弁をかけずに、放置することに危惧を感じてしまう。
今、分水嶺にいるということかもしれない。2週間後、感染拡大が終息に向かっていることを願うばかりだ。
終わりを慎み遠き追う。
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