イギリスのジョンソン首相が回復された。生死の境を彷徨い、看護士の献身的な対応で命が救われたと、感謝の意を表明したという。
病院スタッフ一人ひとりの名前を挙げ感謝の意を表した。
特にニュージーランド出身とポルトガル出身の看護師2人は、生死の瀬戸際にあった48時間ずっと付き添ってくれたと述べ、病院で命を救われたことは「間違いない」と強調。「言葉にできないほどの恩」を受けたと語った。
自宅隔離していたメルケル独首相は、一足先に復帰し、イースター休暇前にスピーチを行ったという。クーリエジャポンがその全文を掲載している。
2週間、自宅で過ごすことが簡単なことではなかったと話し始め、イースター休暇中の社会的距離の確保と行動自粛を語りかけるようにお願いする。
とても辛いですね。わかります。
私たちは好きなときに好きなだけ移動し、旅をし、したいことをするのに慣れています。私たちの自由な人生の基本です。ですが突然、こうしていくつものルールや規制ができました。でもこれらは命に関わる重大なものです。ですから私は、このイースター直前のいま、もう一度みなさんに思い出してほしいのです。(出所:クーリエジャポン)
まだ自粛解除ができないといい、
「私がみなさんにお約束できるのは、連邦政府を頼ってくださいということです」
と語り、さらに、
「あらゆる視点から全体像を捉えるのは、とても骨の折れる仕事です。ですが、親愛なる国民のみなさん、連邦政府と私個人がこの仕事を担うことに期待していてください。それがまさに私たちが取り掛かっていることです」
お約束します。
と話す。そして、国民への感謝も忘れない。1人称で語り、そこに自分の責務を認め、全うしようとする姿勢にただ感銘する。ともに成功に導こうと協力をお願いする。
私は、今後もみなさんの協力を必要としています。率直に申し上げます。
この数週間、国民のみなさんは大きな力を貸してくださっています。我が国の最も良いところが表面化しています。このことに私は感謝しきれません。(出所:クーリエジャポン)
一人ひとりの尊厳が守るために医療体制を維持し、崩壊させてはならないと話し、国民の不安に対し共感できるとも話をする。
いまは不安が募るときであることを、私もよく理解しています。
みなさんの家庭、職場、そして国全体が要請によってどう変わるか、という問題ですから。政治家が簡単にみなさんの心配を取り除くことができるわけではありません。
ですが、政府としてできることはすべてやる心づもりでいます。この数日間、ドイツでは過去最大級の財政支援策と社会保障をしています。助成金やローン、短期の休業補償に対する数え切れないほどの手続きが、なるべく官僚的ではない形で迅速にされています。(出所:クーリエジャポン)
「みなさんの忍耐に感謝します」
「“その後”は必ず訪れます.....「結果論」としての素晴らしい生活がいつ戻るかは、いまの私たちの手にかかっているのです。共に力を合わせて、この危機を乗り越えましょう。それが、私たちにいまできることなのです」という言葉でスピーチを締めくくる。
ブルームバーグも、このドイツの迅速な対応を報道する。「フリーランスの労働者や小規模企業に13億ユーロを支払い、わずか数日で14万件の申請を処理しました。お金は24時間以内に一部の企業の銀行口座に入金された」という。
英国では、企業が緊急融資の申請に成功したのはとわずか1%だといい、イタリアの経営幹部は支払いの遅れと官僚制について不満を述べ、米国では、中小企業を支援することを目的としたローンの発行を目的とする政府の給与保護プログラムは、その展開以来混乱と遅延に悩まされていると指摘する。
ベルリンのギャラリーであり印刷会社のオーナーであるザックヘルワにとっては、刺激が働いています。彼は彼のビジネスをサポートし、フリーランサーとして失われた収入を置き換えるために政府から援助で8,000ユーロを受け取りました。
「予想外のことは、それがいかに非官僚的であったかだ」と彼は言った。
「申し込み用紙に記入するのに10分かかり、2日後に入金されました」
(出所:ブルームバーグ グーグルで翻訳)
Merkel’s Crisis Stimulus Is Already Seeping Into German Economy(Bloomberg)
クーリエジャポンはメルケル首相のことを「ドイツのおっかさん」と称した。
国内での対応は様々なようだ。休業補償する自治体もあれば、しない自治体もある。既に予算化された公共事業を遅延させ、休業補償を優先する自治体があるようだ。
リーダたる首長は舵取り能力が問われている。何を優先するべきなのであろうか。
韓国は、「トランプ米大統領の要請を受け、新型コロナウイルスの検査キットを最大で60万個、14日に米国に輸出する計画だ」とロイターが報道する。
ロックバンドU2の「ボノ」が韓国文大統領に書簡を送り、コロナ診断キットなど医療装備を私費で購入して故国アイルランドに寄贈したいと明らかにし、文大統領は「韓国の関係当局と協議できるように措置を取っておく」と答えたという。
ボノは「アイルランドで新型肺炎による感染者が手のほどこしようもなく増加している」とし「韓国で生産され、また在庫として残っている診断キットなど医療装備があれば購入してアイルランドに寄贈したい」と求めた。 (出所:中央日報)
共同通信の世論調査結果を日本経済新聞が報じた。内閣の不支持率が支持率を上回ったそうだ。
緊急事態宣言のタイミングに関し「遅すぎた」は80.4%で、「適切だった」は16.3%だった。
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受け、休業要請に応じた企業や店舗の損失を国が「補償すべきだ」との回答は82.0%だった。「補償する必要はない」12.4%。 (出所:日本経済新聞)
ロイターは、「際立つ小池都知事の存在感、コロナ対応で安倍首相と差」という記事を報じた。13日発行の英字記事の翻訳版が投稿された。
経済を優先したいトランプ大統領に反旗ということであろうか。
「NY州知事、トランプ氏の経済再開令に従わず 州民にリスクなら」とロイターが報じた。同じなようなことは起きるものである。
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