Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

バンクシーのメッセージ 「ゲームチェンジャー」は医療従事者

 

  1000光年先のブラックホールが発見されたという。

「最も近いブラックホール 1000光年先で発見」と時事通信が報じた。

 光の速さで移動して1000年先にあるブラックホール、それが地球に一番近いという。

 

www.jiji.com

 

 気が遠くなる話である。宇宙のことを考えると、意外に心が落ちく。その時間軸を考えると、今あることなど、ほんの些細なことに過ぎないと感じる。

 

 

 

 学者や知識人と言われる人たちも随分と過激な発言をするものだと驚く。連日繰り返されるこうしたコロナ関連のニュースにうんざりするし、がっかりする。

 怒りは衝動的な行動を起こしたりする。そうした怒りが背景にあって、攻撃的な言動になるのかもしれない。

 

日本語は表現の豊かな言語で、「怒り」を表す言葉にも多くの表現があります。ところが怒ったときに「うざい」「ムカつく」「最悪だ」などワンパターンな口癖ばかりという人もいるようです。

(怒りの強度には幅があります。しかし、なかには怒ると一気に沸点に達する、怒りのスイッチがオンとオフしかないという人もいます)

これもスイッチがオンとオフしかない状況に近いように思います。 (出所:朝日新聞

 

www.asahi.com

 

 こうした怒りの言葉の悪影響が心配になる。

 徳川家康公の遺訓に「怒りは敵と思え」という言葉がある。こうした心構えが260年も続く太平の世を作ったいうことなのかもしれない。怒りの対義語は、喜びとか笑顔ということであろうか。

 

 「小売業の繁栄は平和の象徴」というイオン元会長・岡田卓也氏の言葉をRetail Futuristの最所あさみさんが紹介する。

 

私たちは平和な社会、豊かな社会という土壌でしか生きられないからだ。

とはいえ、直近はまず自分たちが生き抜くことで精一杯の企業が大多数だと思うし、先に自分たちが生き延びる方法を考えるべきである。

しかし事態が収束したあとに政治に対して評価すべきポイントは、「自分に何をしてくれたか」だけではなく「社会全体を平和にすることに尽力したか」だと私は思う。

たとえ自分たちの業界に有利な施策を打ってくれたとしても、その分だけ他の業界がダメージを受けて社会不安が広がってしまったら、結局のところ小売業界は続かない。

誰もが苦しい時期だからこそ、小手先の工夫だけで乗り切ろうとする甘言にひっかかることなく、長期的な視点で価値あることを見つけるために

 (出所:最所あさみさんのnote)

 

note.com

 

 今の小売業の苦境を思えば、そういうことなのかもしれない。

 

 

 

 

 東京の小池都知事が、5月8日の記者会見で、出口戦略を示さず、引き続きステイホームを訴えたという。

 

www.businessinsider.jp

 

 「急いては事を仕損じる」という故事があるくらいだから、そういうことなのかもしれない。

 

 戦後、日本を独立に導いたのは吉田茂元首相。そのブレーンに白洲次郎さんという人がいた。

 

現代をあんまり早く摑み過ぎた奴は、いつでも不幸になちゃうんだ。

ちょっとばかり早く摑んだ奴が大成功するんだ。いま日本がいけないのはすぐに人の脚をひっぱることだね。」 

「プリンシプルのない日本 白洲次郎

 

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)

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 宇宙もプリンシプル、原理原則で動く。地球も一定の軌道と周期で動く。突如として大きな変化など起こさない。

 

 バンクシーが、看護婦の人形を手に取り遊ぶ少年を描いたという。「新型コロナウイルス危機の中、医療従事者をスーパーヒーローになぞらえ、敬意を示すメッセージが込められているようだ」とロイターが伝える。

 

バンクシーのインスタグラムにも「ゲーム・チェンジャー」というキャプションとともに投稿された。

ゲーム・チェンジャーには大変革をもたらす人、物事の流れを一変させる人といった意味がある。 (出所:ロイター)

 

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jp.reuters.com

 

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