昨日5月22日、小池都知事が会見し、「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」を公表した。いよいよ、「新しい日常」「コロナとの共生」が始まるんだなと改めて感じた。
会見の冒頭で、「一日も早く平穏な日々を取り戻したい、そして、感染症の防止と経済社会活動の両立を図ることにより、「新しい日常」を定着していこうというお気持ちは皆様がお持ちになっておられると思います」と小池都知事は語りかける。
様々な制約が残る。そして、社会を変えていく様々な施策も実行されていく先に、新しい日常がある。そうした日々の中で平穏を見つけていくことになるということだろうか。
(資料出所:小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年5月22日))
クラスター発生歴のある施設は、使用制限が続き、イベント人数の上限撤廃なども未定になるという。学校も変わり、オンライン教育が当たり前になるのかもしれない。
学校とオンライン学習などによります家庭学習とを組み合わせまして、その配分を変えることで、児童・生徒たちの学びを確保しまして、そして起こるかもしれない第2波にも備えていきたいと考えております。 (出所:小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年5月22日))
感染の再拡大を避けるために、新しい日常がある。
ロイターが、聖マリアンナ病院のコロナとの葛藤を伝える。
<あと1年は続く>
看護師としてのシフトが終わっても、津田さんにはまだまだ仕事が残っている。同僚とともに、看護スタッフの新たな安全マニュアルを作り始めた。津田さんが病院を出るのは午後11時近くになりそうだ。
こうした生活は「あと1、2カ月とは思っていない。1年くらいとか続くだろうなとみています」と津田さんは言う。 (出所:ロイター)
多くの国が封鎖措置を終わらせようと模索する中、聖マリアンナ病院の医療スタッフは、世界中のICUで働く人々と同じく、終わりが見えない現実に向き合おうとしている。
企業は経済活動の再開を切望し、市民の多くも元の生活に戻ることを望んでいるが、それによって感染者がどれほど増える危険があるのか、最前線の医療従事者にも分からない。 (出所:ロイター)
第2波への備えを怠るわけにはいかない。
BBCは、「1日の感染者数、最多10万6000人に WHO「終息は程遠い」と伝える。米国での死者数が9万人を超えていることには、ただただ驚く。世界が等しく、感染を封じ込めない限り、感染のリスクはいつまでも残ることになるのだろう。
ロイターは、国内の人工呼吸器の現状を伝える。医療関連具の国産化は課題のひとつなのだろう。少量生産の人工呼吸器でさえ、使われる電子回路を中国に頼っていることに少々驚く。
東京都は、緊急事態宣言が解除された後、レインボーブリッジを7色のレインボーカラーでライトアップするという。状況が悪化し「東京アラート」が発動する期間は、注意喚起のために、レインボーブリッジが真っ赤になるという。
村上春樹さんが、TOKYO FMのラジオ番組に出演され、「新型コロナウイルスとの戦いを「戦争」と表現する、世界各所での風潮に苦言も呈した」そうだ。
「善と悪、敵と味方の対決じゃなく、知恵を絞り合い、生かし合うための知恵の戦い。敵意や憎しみは不要。簡単に戦争に例えて欲しくない」
村上氏は今、必要なものとして「マスクとワクチン…愛です。愛や思いやりがなかったら、世界はギスギスした味気ないものになる。愛って大事です」と語った。その上で、リスナーに「自分の求める何かを、熱く追求してください」と呼び掛けた。 (出所:日刊スポーツ)
「フェースシールドを着用したウエーターや、街角に置かれる手指消毒剤、入店時の検温など感染防止に努める形で、新たな日常が世界各地で始まっている」とAFPが写真で伝えている。