カリフォルニア州の山火事が、米大統領選の争点になっているという。トランプ大統領は気候変動懐疑派、その大統領を民主党のバイデン氏は「気候変動による影響を認識していない」と非難する。
ロイターによれば、トランプ大統領はカリフォルニア州を訪れ、気候変動が火事の要因かと記者団に聞かれ、「(森林)管理の問題という要因が大きいと思う」と述べ、気候変動については各国が関係するため時間がかかると述べたという。
- 米ビジネス・ラウンドテーブル 2050年 温室効果ガス排出80%削減へ
- 菅内閣誕生、「自助・共助・公助、そして絆」
- アップルイベント 新たなラインアップは低価格バージョン
- まとめ 当たり前でないことが蔓延する社会を変革
米ビジネス・ラウンドテーブル 2050年 温室効果ガス排出80%削減へ
そんな中、米国最大の経済団体「ビジネス・ラウンドテーブル」が、GHG温室効果ガスの排出量を2050年までに2005年のレベルから少なくとも80%削減する目標をサポートすると発表した。
10年前民主党オバマ政権時代の目標を支持する形になる。当時は、多くの米企業が、中立的ないし批判的反応を示していたという。ウォールストリート・ジャーナルは、多くの企業の態度がどれほど変わったかを示唆していると指摘する。
(資料出所:Business Roundtable 公式サイト ADDRESSING CLIMATE CHANGE)
ビジネス・ラウンドテーブルの公式サイトを見てみると、「連邦政府および州の規制、税制優遇措置、補助金、その他の政策は非効率的であり、多くの米国企業の長期投資戦略に悪影響を及ぼしている」と指摘、「既存の細分化された政策アプローチは、気候変動がもたらす課題に対応するには不十分といい、新しいアプローチが必要だ」という。
「このアプローチは、イノベーションを促進し、米国の競争力を維持し、コンプライアンスの柔軟性を最大化し、ビジネスと社会へのコストを最小化しながら、環境の有効性を確保する方法で追求する必要がある」という。
WSJがいうように大きな変化なのであろう。
日本国内では経団連が「チャレンジ・ゼロ」脱炭素社会を目指す構想を発表している。
菅内閣誕生、「自助・共助・公助、そして絆」
16日、菅氏が総理大臣に指名され、新しい内閣が誕生した。早速、基本方針が示された。「新型コロナウイルス感染症や激甚化する自然災害など、かつてない難題が山積する中.....」との文言で始まり、目指す社会を謳う。
「自助・共助・公助、そして絆」
その新たな社会像の認識の下、「地方の活性化」、「人口減少」、「少子高齢化」など山積する課題を克服していくことが、日本の活力につながるものとし、5つの優先課題が示された。
2.雇用を確保し暮らしを守る
3.活力ある地方を創る
5.国益を守る外交・危機管理
(出所:首相官邸公式サイト)
また、16日の会見では、「ポストコロナ時代にあっても、引き続き環境対策、脱炭素化社会の実現、エネルギーの安定供給もしっかり取り組んでまいります」との言及もあり、気候変動対策に取り組む姿勢も窺えた。
何か、SDGsに相通じるものもあるのだろうか。この先、具体的なことが示されてくるのであろう。
会見では、通信キャリアについても言及、公共の財産である電波を利用しながら、高い利益率をあげ、高額な利用料金を貪るという矛盾を指摘し、「あたり前でないこと」が「当たり前」になっているとし、「何が当たり前なのか、そこをしっかりと見極めた上で、大胆に実行する」、「これが私の信念です」という話もあった。
「経済」=「金儲け」、いつの間にか、そんな社会が出来上がっていたのかもしれない。
新しく示された基本方針からは「経済優先」「経済再生」という文言が消えた。
この先、様々な変化があるのかもしれない。
アップルイベント 新たなラインアップは低価格バージョン
海の向こうアメリカでは、アップルが毎年恒例のイベントを開催、新しい製品やサービスの発表があった。多くの聴衆を集めるイベントも今年はオンライン形式での開催であった。
アップルウォッチ、iPadとも低価格バージョンが新たにラインアップに追加された。その価格は競合他社のそれよりはまだ高いかもしれないが、それでもその機能からすればリーズナブルな価格なのかもしれない。
新しいApple Watch SEは、新たに発表されたApple Watch Series 6と同じデザインだが税別2万9800円からとなっている。
「Apple Watchをもっと多くの人たちに使ってもらうためにやっていることの1つが、Series 6のデザインとApple Watchの本質的機能をより求めやすい価格にした新型モデルを作ることです」とアップルのCOOを務めるJeff Williams(ジェフ・ウィリアムズ)氏は言った。 (出所:TechCrunch)
iPadでは、価格が税別34,800円からの第8世代が登場した。
でも僕自身は動画クリエイターでもプロゲーマーでもなく、Web編集者です。だからメインマシンにするためにわざわざProを選ぶ必要はなく、無印iPad(第8世代)でも事足りるんですよね。
クオリティの高いディスプレイやプロセッサーはより体験を良くするためのオプション品のようなもので、本来欲しければつけるくらいのものなのかもしれません。
とにかく僕がiPad(第8世代)を触ってみて感じたのは、無印iPadは何かを犠牲にしたモデルではなく、オプションを取り払ったミニマムなiPadなんだということ。そこをちょっと勘違いしていたなぁと思いました。 (出所:GIZMODO)
コロナで、オンライン学習が当たり前になった。だからこそ、こうした低価格なミニマルなiPadが必要なのかもしれない。
国内通信キャリアより高い営業利益率を誇るアップルだが、今やるべきことが分かっているようだ。
まとめ 当たり前でないことが蔓延する社会を変革
国内では、ドコモ口座騒動だ。国が進めた「キャッシュレス狂想曲」の弊害なのかもしれない。みなが顧客獲得に走り、セキュリティを犠牲にした。
何をやっているのだろうか。 当たり前でないことが当たり前になっているということなのかもしれない。