Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

気がつけば多様性ある社会 手話が共通言語のスターバックス

 

 大坂なおみさんが全豪オープンで優勝された。グランドスラム4勝目。おめでとうございます!

 決勝戦のあとのセレモニー、決勝で戦った2人が互いに称え合い、リスペクトする。スポーツマンシップというよりは、現代の「礼」の形であろうか。www.afpbb.com

 決勝での大坂の相手はジェニファー・ブレイディ(米国)。そのブレイディは、オーストラリア到着後に、飛行機の同乗者に陽性と判定された人物が出たため、14日間の完全隔離状態にあったという。

 練習も外出もできない完全隔離組から決勝に残ったという。コロナ渦を象徴するような出来事なのだろう。

 苦労の多かった大会だったのではなかろうか。昨年の緊急事態宣言下ではスポーツもイベントすべてがなかったことを思い出す。こんなときに、大坂の優勝を見ることができて、素直にうれしかった。

 

 

「日本一静かなカフェ」

 スターバックスのツイートが目にとまり、気になった。母が起き出す前までのわずかな時間だったが、今朝番組を観ることにした。

 

www.nhk.jp

 

 「日本一静かで、笑顔あふれるカフェ」

 東京都国立市に昨年6月、手話が共通言語のスターバックスが日本で初めてオープンしたという。

 手話は、英語で「Sign language(サイン ランゲージ)」というそうだ。

手話を共通言語とするスターバックス店舗は「サイニング・ストア」と呼ばれています。 (出所:BuzzFeed Japan) 

 日本初の「サイニング・ストア」、世界で5店めだという。  

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(写真:スターバックス

  誰にも等しく機会やチャンスが与えれている。番組を観て、そんなことを感じた。

  たとえ聴覚障害者であろうとも、ごく普通にプレゼンをして、採算性が評価される。そして、認められ、新しいスタイルの店舗がオープンする。ごく当たり前の手続き。

 個々人が持つ特有なことへの配慮はあったのかもしれないが、区別されることなく、同じ舞台にあがり、活躍していることに感銘を受ける。

 

 

 スタバのミッションには、こう書かれている。 

Our Mission & Valuesのもと、お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられる文化を大切にしています。 (出所:スターバックス) 

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(写真:スターバックスジャパン)

  言葉だけで伝えることは誰にでできる。それを実践することの尊さを感じる。 

人種、年齢、性別、役割や雇用形態、障がいの有無、個人の価値観などの違いを超えてすべての人を温かく迎え入れ、認め合い、そして一人ひとりが自分らしくいられる居場所をつくることは、企業が成長していくうえで重要なことであるだけでなく、“多様性”と“人間らしさ”を求めるスターバックスとして社会へ提案していきます。 (出所:スターバックス) 

 

www.starbucks.co.jp

 

 スターバックスによれば、この店舗では手話でのオーダーに加えて、音声や指差し、筆談でも注文可能だという。

手話だけでなく、nonowa国立店では複数の方法のご注文が可能です。ご注文の商品やご希望をタブレットに向かってお話しいただき、それが文字で表示され、パートナーへと伝わる音声入力システムや、指差しで商品選びからカスタマイズまでご注文いただけるメニューシート、筆談具などのツールもご用意しています。 (出所:スターバックス) 

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(写真:スターバックス

 目標をもって行動し、その努力が実を結ぶ。見た目とか、障がいの有無とか、そういうことは関係しないはずだ。そんなことがあたりまえになった方がいい。そんな社会にどんどん近づいていって欲しい。 

 

www.buzzfeed.com

 

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