米国では、バイデン大統領がホワイトハウスで追悼式典を開催し、コロナで亡くなられた方と遺族に祈りを捧げたという。米国のコロナでの死者数が50万人を超えたそうだ。
バイデン氏は国民向けの演説で、新型コロナの死者数が二つの世界大戦とベトナム戦争での米国人犠牲者の合計を上回ったと指摘。「亡くなった人々と彼らの人生、残されたものを記憶にとどめよう。そして、われわれはこれを乗り越える」と語り掛けた。 (出所:JIJI.COM)
どこまで亡くなる人の数は増えていくのだろうか。止めたくても、止まらない、痛ましい出来事として歴史に刻まれていくのだろう。
ワクチン確保進む米国
米国の新型コロナワクチンを製造する製薬各社が、米議会下院の公聴会で、3月末までに1億3000万人に完全に接種できる量を供給できるとの見通しを示し、7月末までに全ての米国民に接種できる以上の量を供給すると改めて確約したとロイターが伝える。
公聴会に参加したのは、米ファイザー、米モデルナ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの幹部が出席したという。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは1回の接種で済むそうだ。
底力を感じる。やればできてしまうのが米国ということであろうか。
苦し紛れ
自民党が開いた新型コロナウイルスに関するワクチン対策プロジェクトチームの会合で、2回の接種が必要とされる米ファイザー社製のワクチンについて、「1回接種」を認めるべきだとの意見が相次いだとJIJI.COMが伝える。
世界的な需要増によりワクチン供給の遅れが懸念される中、必要な人が接種を受けられなくなる事態を防ぐのが狙いだそうだ。
政治家として、もっと取れる行動があるのではないか。苦し紛れ、さすがに、開いた口が塞がらない。
お言葉
「この1年は、コロナ禍に翻弄されてきました。愛する方を失った御家族や御友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します」
と天皇陛下が誕生日を前に、そう述べられたという。
「今しばらく、国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」と述べられました。 (出所:NHK)
陛下のお言葉に慰められる。
JIJI.COMによれば、61歳に迎えられた天皇陛下が菅首相に「深く感謝致します。くれぐれもお体にお気を付けてお仕事をお続けください」とお声がけしたという。
難しいことなのであろうが、許せる範囲でもう少し厳しい言葉を使ってもよかったのではなかろうか。
「閉塞感からでしょうか、みずから命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで、皆で何とか防がなくてはなりません」と続けられました。 (出所:NHK)
前日の記者会見では、陛下は自殺者が増加していることを憂いておられたようだ。
誕生日恒例の祝賀行事、一般参賀は2年連続で中止となり、今年は招待客と昼食を囲む「宴会の儀」や各国大使らとの「茶会の儀」が取りやめになったという。