Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【ワクチン接種】1回目の接種を終えた母を見て思うこと

 

 待ちに待った母親の1回目のワクチン接種が終わった。昨夜から腕が痛いというが、強い副反応はなかったようだ。かかりつけ医の計らいもあって、月に一度の検診時に合わせて接種することができた。ようやくと感じるとともに少しばかりの安堵感。母親も安心した様子だ。声に出していいうことはなかったが、待ち望んでいたのだろう。

 接種が進んでいけば、世論の変化もあるのだろう。次の世代はいつから接種できそうなのか、そうした情報が出てくれば、感情に変化がありそうな気がする。高齢者向け接種をどれだけ効率的に、どれだけ早く進められるか、情報の最新化と見通し、感染状況の変化をわかるように示してもらたいものだ。

 肉親の接種を終えて、つくづくそう思うようになる。欧米での実績を見ているから、なおさらなのだろう。終わりが見えない忍耐には限度がありそうだ。

 

 

 米国では、成人の50%以上がワクチン接種を完全に済ませたという。目標の7月4日までに接種率70%が現実化に近づいているのだろうか。

米国では接種が進展するにつれ、新たな感染が持続的に減少している。

CDCのロシェル・ワレンスキー所長は「慎重姿勢は崩していないが、継続的に減少していくと希望を持っている」と表明。 (出所:ロイター)

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 目標期限まで残り約6週間、どれだけ新規感染者が抑制されていくのだろうか。

 その米国は、ブルームバーグがまとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」で、日本を抜き、13位に躍進し、前回調査から4つランキングをあげた。一方、日本は7つランキングを落として14位。トップ10から脱落。ワクチン接種の出遅れと感染再拡大がその理由のようだ。

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 欧米で感染が抑制されはじめ、ワクチンで抗体を得た人が増えるのに伴い各国は旅行を解禁、マスク着用の義務をなくし、新型コロナ(COVID19)から自由になろうとしているようだとブルームバーグはいう。それに対しアジアでは感染が再拡大する。

欧米とアジアのこの逆転劇は、ワクチン、特に画期的なメッセンジャーRNA(mRNA)技術を採用したワクチンの効果を反映している。mRNAワクチンには重症化を防ぐばかりでなく、感染自体を抑える働きがあるようだ。 (出所:ブルームバーグ

 

 

 ワクチン接種が進み抗体を獲得できない限り、感染リスクは常に存在し、拡大すれば毎度のように緊急事態宣言を繰り返せざるを得ない。私権は制限され、経済に影響し、感情も悪化する。繰り返される宣言でそのことを理解しているはずなのに、同じことを何度も繰り返えされることに歯がゆさを感じる。

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 減少傾向に転じたようだが、新規感染者数が期待通りに減じていないのだろうか、また緊急事態宣言が延長となりそうだ。

 どれだけワクチン接種を早めることができるのだろうか。始まったばかりかもしれないが、この先の見込みを教えてもらいたいものだ。早く解放されたいと、1回目の接種を終えた母の姿をみてそう思う。

 高齢者以外の人たちへの接種をオリンピック前に始めることができれば、変化があるのかもしれない。

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サキ報道官は記者団に対し「われわれの見解に変更はない」とし、「政府は開催を計画するにあたり、公衆衛生を中心的な優先事項に据えていると強調している」と述べた。 (出所:ロイター)

 オリンピック優先と受け取られてしまうような行為は絶対あってはならないはずだ。