Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【日々見つけるSDGs】PCメーカの「隠れESGを探せ」活動、増え始める「エネルギー消費ゼロ」のマンション

 

 ESGに、SDGs、良くも悪くも浸透し始めてきたのかと感じますが、どうなのでしょうか。実際に住宅や職場において、それが実感できるのが何よりではないのか、そう思っているのですが、そんな動きがちらほらありそうです。

「#隠れESGを探せ」プロジェクト = レノボ

 レノボジャパンが、働く人を対象にESGの認知度を調査したところ、60%がESGを「知らない、初めて聞いた」と回答したといいます。

 この結果を受けて、 Lenovoは「#隠れESGを探せ」プロジェクトを昨年12月から始めたそうです。

「#隠れESGを探せ」プロジェクト ThinkPadが当たる!キャンペーン実施中 | レノボ・ジャパン

f:id:dsupplying:20220124111114p:plain

(写真:レノボジャパン)

意識せずに実践している節電や節水を始めとするESGアクションを「隠れESG」と命名。身近なアクションを顕在化させることで、ESGを分かりやすいものとして伝え、日本全体のESGを推進することを目的として活動を行っております。(出所:レノボジャパン)

 気づかずに実践していることに焦点をあて、それを起点にして、活動が広がるのが理想なのかもしれません。

 

 

 レノボは「#隠れESGを探せ」プロジェクトの賛同企業を募集、活動を共にすることで日本全体のESG推進を目指すといいます。

 膨大な設備投資が伴う大型のESG投資ばかりでなく、こうした身近なことを共有するプロジェクトが積極的に推進されれば、地球にやさしい環境が少しずつ取り戻されていくのではないでしょうか。それは職場ばかりでなく、日常生活においても同じような気がします。

エネルギー消費ゼロのマンション開発

 マンション業界にも変化が現れてきているといいます。ZEH化に及び腰だった業界が、国の指針が明確になったことで、三菱地所レジデンスや住友不動産大京など大手デベロッパーが、今後開発する自社開発の分譲マンションはZEH仕様にするといいます。

脱炭素が迫る「全マンション省エネ化」の高いカベ | マンション大変貌 | マンション大変貌 | 週刊東洋経済プラス

ZEH(ゼッチ)ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」、エネルギー消費をゼロに近づけた住宅のことで、国が認定しています。

 東洋経済プラスによると、三菱地所レジデンスが開発した浦安市の大型分譲マンション「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」は、「駅チカ」ではないにもかかわらず販売が好調で、ZEHであることが評価されたようだといいます。

マンションの屋上には太陽光パネルが敷き詰められ、1日あたり400キロワットの発電容量があるといいます。

生み出した電力を給湯に利用し、水道光熱費を戸当たり年間10万円程度削減できるという。

さらに、住戸の断熱性強化や節水性の高い機具の導入、再生可能エネルギー由来電力の一括受電など、CO2(二酸化炭素)の排出量削減に余念がない。(出所:東洋経済プラス)

 

 

「現時点でZEHマンションはまだ少ないが、今後ZEHマンションが市場において多数派になってくると、ZEHではないマンションは顧客に敬遠される可能性がある」と記事は指摘しています。

 初期投資はかかるという難点はあるものの、環境に配慮することが、後々にはコストメリットとして享受できるとの理解が進めばいいのでしょう。

 消費することからだけではなく、暮らしという身近なところからESGやSDGsを感じ、理解が進んでいくといいのかもしれません。

 

「参考文書」

経営者の70%が「自社でESGに取り組むことの難しさを感じている」という結果を受けて Lenovo 「#隠れESGを探せ」プロジェクトに20企業が賛同|レノボ・ジャパン合同会社のプレスリリース

いまなぜ「ESG」なのか? レノボ「隠れESGを探せ」プロジェクトに込めた思い: J-CAST 会社ウォッチ【全文表示】