Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

より過酷な夏、猛暑に記録的大雨、このままで気候変動に適応できるのか

 

 猛暑、酷暑に記録的大雨、夏の気象が変わったように感じます。東北、北陸で線状降水帯が確認され、各地で被害が出ているようです。

 こうした気象の変化は世界各地で確認され、欧州は熱波に襲われ、ライン川の水位が低下しているといいます。今後、さらに水位が低下していく見込みで、船舶での航行が不能となる恐れがあるといいます。

ライン川の水位低下、航行不能の瀬戸際に-欧州物流にリスク - Bloomberg

 欧州の物流が大きなリスクにさらされているとブルームバーグはいいます。

 それによれば、すでにドイツの石炭輸送に影響が出始め、輸送コストを押し上げ、石炭火力発電所の運営費を圧迫しているといいます。ドイツでライン川の航行が不能となれば、燃料や化学製品などあらゆる産品の物流が滞るといいます。

 一向に気候変動対策が進んでいないということの現れなのでしょうか。

 

 

「ESG」に「SDGs」、それぞれが注目されるようになりました。もう少し適応ビジネスを進めることができれば、外乱要因があったとしても、ここまで深刻な事態に陥ることはないのでしょう。

コンサルタントとして「環境と経済の両立」を実現したい - Expert Story | NewsPicks Expert

SDGs」、それは単なる「目標」といいます。その具体的達成すべき目標を見ずに、簡単にできることをいくつか行うだけで「SDGsに貢献しているからよし」と満足してしまうのでは、本質的ではない、とあるコンサルタントはいいます。

 こうした行為が行き過ぎれば、「SDGsウォッシュ」といわれてしまうのでしょうか。

 一方で、様々な不正行為が立て続けに発覚しています。日野自動車の件もその一例なのでしょう。

「捏造するしか...」お立ち台懲罰に神様上司 日野自動車不正、調査報告に衝撃「ダメな日本企業の典型例」: J-CAST ニュース

 いつからこんなに不正まみれの国になってしまったと感じずにはいられません。

 J-Castニュースには、調査報告書である従業員の不平不満の声がこれでもかと記載されています。

「他社より転籍した当初より気になっているのが、優秀な社員もたくさん見る一方で、知りうる限りでは内向きの社内風土の強さ、悪い意味での仲間意識(仲間内で完結、企業の目的/ステークホルダー/ブランドへのロイヤリティよりも仲間内の論理が優先、仲間内での言い訳論理)、お客様よりも上司評価が風土として蔓延っている点」(出所:J-Castニュース

 こうした風土が、新しいものを受け入れることを拒み、それに対応しようとする変化を避けようとするのでしょうか。

 言い過ぎなのかもしれませんが、不正行為とウォッシュには相通じるものがありそうです。

 

 

 

 あって欲しくことですが、これが現在の日本なのでしょうか。今を見れば、納得するしかないことなのかもしれません。

 しかし一方で、こうすれば良くなるという答えが従業員の口から発せられているということでもあるのでしょう。簡単なことではないのでしょうが、「改革」、「変革」が求められているのでしょう。長年染みついた習慣を正していくことは並大抵のことではありませんが、やればやるなりの成果があるのではないでしょうか。

「顧客起点」の重要性を日経ビジネスが説いています。

頭では大切だと分かりながら『顧客起点』になれないのはなぜか?:日経ビジネス電子版

 顧客が望んでいるものは何かと常に問うべきなのかもしれません。ニーズのことばかりでなく、異常気象のこと、値上げに賃上げのこと、気になることは多々あるのではないでしょうか。

 こうしたことは企業活動によって生じ問題となったはずです。こうしたところアプローチしていけば、また何か違った視点を得ることにならないでしょうか。

 何かを変えるときなのかもしれません。