国のゴタゴタが続いています。裏金疑惑、今になってもなお、こんなが続いていることが残念でなりません。安直に結論づけしてはならないのでしょうが、日本が低下し続けてきたことがわかるような気になります。
首相が官房長官の更迭する意向を固めたようです。これですべてがよくなることはないのでしょう。まだまだやらなければならないことがありそうです。
どうやら改革、それも大きく変えていくが求められていそうです。方向を転じるときなのでしょう。
国の政策によって混乱が起きていることは間違いなさそうです。しかし、国の政策すべてが間違っているということはないのでしょうから、その中で今求められていることを優先して対応、成果が見えてくれるようにできれば変化が芽吹くのかもしれません。
病院経営の効率化
コンサルタント大手のデロイトトーマツのグループ会社が、石川県金沢市の浅ノ川病院グループと病院経営の効率化で協定を締結したそうです。消耗品の調達や病院食、医療事務などの間接部門の業務を集約し、経営を効率化するといいます。
デロイトトーマツ系、病院経営の効率化を指南 間接部門対象 - 日本経済新聞
病院経営効率化のモデルと位置づけ、5年後をめどに全国に広げていく考えといいます。
医師の長時間労働が問題視され、働き方改革が求められています。また、膨張し続ける社会保障費の抑制につながり、また、病院関係者全員の賃上げにも役立つようすべきなのでしょう。
中小企業の支援
コンサルティング大手のアクセンチュアが群馬県庁に入居し、群馬県内の中小企業のデジタル化支援などを進めているそうです。
アクセンチュア、群馬県庁入居半年 IT人材続々流入 従業員倍に | 毎日新聞
売り上げや発送を各社の独自管理からインターネットを通じた共通のクラウドシステムへの切り替えを推進しているといいます。県関係者は「資金面や人員面での条件はあるが、効率化や生産性向上のチャンスとなっている」と話しているそうです。
良い取り組みなのでしょう。こうしたことで中小企業での経営改善が進み、価格対応力が向上したり、賃上げにもつなげていくべきなのでしょう。ただこれで完成ということはなく、さらなる高み、理想を追求することができるようになっていくまで支援ができればいいのかもしれません。
ただどれもこれもコンサル頼りになっていることが気になります。本来、自分たちの手で自分たちの職場をより良く、改善できればいいのでしょうが、その余裕がないのが実情なのでしょうか。何かに縛られて、働くことが本来あるべき姿から乖離しているのではないかと思えてなりません。
規模だけ拡大してもそれは「膨張」にすぎず「成長」とは言えません。質的な成長なくサイズや構造だけが大きく広がっていくだけでは操縦が困難になり、卓越した価値あるサービスや製品を提供できなくなることが目に見えています。(出所:日経ビジネス)
情報化社会になりましたが、仕事は楽になるどころか、業務はますます細かくなり、スマホに届く通知と情報に対処しなければならなず、仕事が煩雑になります。それに加えて、仕事の社会的意義、責任についても考えることが求められたりします。そうした環境下にあって、仕事を受動的、機械的に処理するようになると、自律性が失われ、自分を見失うだけになっていたことはないでしょうか。
そんな習慣を終わらせるときなのかもしれません。押しつけられた仕事を処理するのではなく、仕事を創造性あるものに変えるべきなのでしょう。
もしかしてこの先環境の変化があるのかもしれません。何かが終われば、そこから変化が生まれるのでしょう。そうなれば社会の常識も変わっていくことになるのでしょう。
「参考文書」
中小企業のデジタル化推進待ったなし、「DX支援関連」が総蜂起へ <株探トップ特集> - 株探
[新連載]ドラッカーの問い「あなたは何者か」にどう答えるか (3ページ目):日経ビジネス電子版
医療界・財務省が真っ向対立 診療報酬改定へ議論ヤマ場:時事ドットコム