Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

「令和のコメ騒動」と田んぼ不要の新しいコメ

 コメの値段がようやく4000円を切ったそうです。しかし、その価格は昨年のおよそ2倍。まだまだ「令和のコメ騒動」、価格高騰が終わったといえそうにないようです。

コメ価格の半分は流通費 店頭価格なお前年の約2倍、背景に「多重構造」 - 日本経済新聞

 コメ不足もまだ続いていそうです。今年こそ、新米が出回れば需給の改善は進むのでしょうか。コメ生産の問題もありそうですし、気候変動の影響も心配です。あまり期待できないのではと勘ぐってしまいます。あらゆる角度から現状を正しく分析し、効果的な対策の実施が求められます。

 

 

「米が足りない」を終わらせる_ 株式会社あゆちが、年6回収穫も可能なコメの新品種『みずのゆめ稲』の水耕栽培によるコメ生産に成功したと発表しました。

「米が足りない」を終わらせる ― 年6回収穫も可能な水耕稲作『みずのゆめ稲』が実証成功 | 株式会社あゆちのプレスリリース

「田んぼ不要」の主食生産モデルとして、食料安全保障の解決に資する次世代の主食インフラとして期待されるといいます。

(写真:株式会社あゆち)

『みずのゆめ稲』は、草丈15~20cmで栽培期間は約2ヶ月という超矮性・早生型の特性を持ち、省スペースでの高密度栽培が可能で、室内で稲を安定栽培できるそうです。完全な商品化にはさらなる検証が必要といいます。この気候変動の時代、早期に商品化して欲しいものです。

(写真:株式会社あゆち)

 

 

長引く米価の上昇にはいくつかの背景がある。きっかけは2023年の猛暑。コメは高温障害で白濁したり、精米したとき割れやすくなったりする。(出所:日本経済新聞

コメに忍び寄る負の連鎖 温暖化と高齢化、収量減に相乗作用 - 日本経済新聞

「コメの供給不安が広がるなか、追い打ちをかける危機がある....」。

 農研機構の研究などでも、地球温暖化による収量の減少や品質の低下は従来の予測以上に深刻ということがあきらかになっています。

(研究成果) 気候変動による水稲(コメ)の収量や外観品質への影響は従来の予測以上に深刻である

高温に耐える新品種の登場が活路になるが、高齢化する農家が品種転換の足かせになり、温暖化の悪影響に拍車をかける。温暖化と高齢化の「負の連鎖」を断つには、経営の大規模化といった構造改革だけでは限界がある。(出所:日本経済新聞

米不足は終わらない 農家は高齢化、後継者なし - 日本経済新聞

 コメ問題の課題は明らかになりつつあるのでしょうか。しかし、まだ効果的な解決策を導き出せていないようです。「令和のコメ騒動」はいつになったら収束することになるのでしょうか。

 

「参考文書」

田んぼ不要で年6回も収穫。ミニ&スピーディなお米で稲作の歴史は変わるのか? | ギズモード・ジャパン

小泉農相「今まで見立て誤った」 コメ安定供給へ週内に閣僚会議 | 共同通信

【学び】意外と知らない、食流通サプライチェーンの世界