Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【地球沸騰化と極端気象】危険になる夏、極端な高温、進まない対策

 連日の猛暑に豪雨、楽しみだった夏が年を追うごとに危険になってきているようです。ニュースは連日、各地の猛暑を伝えています。夏の気温が40℃というアナザーワールドも、そう遠くない未来にやってきそうです。

【徹底解説】今年の夏が記録的な猛暑になる3つの理由

「極端な高温」「極端な大雨」、これまでの異常気象がワンランクアップし「極端気象」となって、頻発するようになっています。その傾向は日本にとどまらず世界各地でも起きています。温暖化が深刻さを増し、まさに地球沸騰化の時代に突入してしまったということでしょうか。 

 

 

「適応と緩和」、気候変動に求められる対策ですが、地球沸騰化時代においてその緊急性がますます高まっていそうです。カーボンニュートラル、脱炭素など緩和策一辺倒ではなく、いかにそれに適応していくかがこれからの生存戦略になるのではないかと思えます。

揺れる原発敦賀原発2号機不適合

原子力規制委員会の審査チームが、再稼働を目指す日本原子力発電敦賀原発2号機について、原発の新規制基準に適合しないと判断しました。原子炉建屋直下に活断層がある可能性が否定でないことが理由といいます。

「申し訳ない」と言いつつ徹底抗戦の原電 規制委もあきれた迷走 データ書き換え、誤記1000カ所以上:東京新聞 TOKYO Web

 規制委が今後、正式に不適合と決定する見通しといいます。不適合となれば国内の原発で初で、商用炉が再稼働できなければ史上初のケースになるといいます。日本原子力発電の対応がずさんだったということのようです。

 

 

 この極端気象を思えば、脱炭素電源への切り替えは避けられません。まして暑すぎる夏を乗り切るにはエアコンは欠かせず、電力の低価格化は急務のはずです。

 原発政策に無条件に賛成できるものではありませんが、目先の課題解決のために有効活用する手はあるのかもしれません。しかし、福島の事故がトラウマとなっています。原発への信頼性が大きく棄損してしまいました。この状況下にあって、安心安全に疑義の目が向けられるようでは、さらに反発を招き、ますます再稼働への道が閉ざされていくだけです。

 明確にエビデンスを示すことができないのであれば、「捨てる」ことを選択肢にするべきではないでしょうか。こんなときに無駄な労力を使うこともないのでしょう。

 英断が求められていそうです。ほんとうに必要なことに力を注ぐことができてはじめて信頼は回復していくのですから。そうできないのであれば、早々に退場いただくしかないような気もします。

 地球はもう待ってくれそうにありません。愚かさに付き合っているひまはもうないはずです。

 

「参考文書」

オレンジジュースが消えた… ブラジル猛暑で不作、調達難で販売休止に:日経ビジネス電子版

敦賀原発2号機、再稼働に不適合と結論 「原子炉直下に活断層否定できず」と原子力規制委 廃炉の可能性も:東京新聞 TOKYO Web