Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

サスティナブル

【サスティナビリティの現在地】啓発の坂の途上なのか、それとも再び幻滅のくぼ地に転落するのか

脱炭素やカーボンニュートラル、ESGに、もちろん「SDGs」、そうした言葉たちが市民権を得つつあるのでしょうか。 国がカーボンニュートラルの2050年の達成を目標にすると、環境問題は意識高い系と言われていたことが嘘のように静まり、関連情報のニュースが…

【トレーサビリティ】ユニクロの新疆綿使用嫌疑は払拭できるか

ファーストリテイリングが決算を発表し、決算発表会見が開催されたといいます。 毎日新聞によると、岡崎健グループ上席執行役員最高財務責任者(CFO)がその会見で「原材料に至るまで自分たちが直接確認できるものを使っていくべきだというのが世の中の要請…

【サプライチェーンと人権問題】経済産業省が繊維産業に求めるサスティナビリティとは

日本政府が、繊維産業などのサプライチェーン(供給網)全体から人権侵害を排除する態勢を強化するとニュースが流れています。少し仰々しい表現とも感じますが。 ようやくといっていいのでしょうか、経済産業省が、「繊維産業のサステナビリティに関する検討…

【SDGsは善か欺瞞か】持続可能な社会と脱成長の資本主義

『人新世の「資本論」』、気になる本です。 かつてない環境危機を迎えている現代。 気候変動を放置すれば、この社会は壊滅状態に陥るが、それを阻止するには今の資本主義の仕組みを変えなくてはならない。(出所:MEN’S NON-NO) 人新世の「資本論」 (集英社…

【ESG投資】上手にアピールする企業に潜むウォッシング行為

先日、GPIF年金積立金管理運用独立行政法人が2020年度の運用収益を発表しました。 その成績はプラス25.15%の37兆7986億円と、市場運用を開始した01年度以降で最高となったといいます。 www.bloomberg.co.jp ブルームバーグによると、GPIFの宮園雅敬理事長は…

【カーボンプライシング】噛み合わない環境省と経産省、企業はどっちを向くか

二酸化炭素の排出に課金する炭素税や排出量取引など「カーボンプライシング(CP)」についての議論が進んでいます。前向きな環境省と、経済活動への悪影響を懸念する経済産業省との間で齟齬があるようです。 国の「カーボンプライシングに関する有識者検討会…

【止まらない気候変動】熱海伊豆山の災害をみておもう気候変動の適応と緩和

「寒い冬よりは暑い夏のほうが好き」とのんきなことを言えたのはもう昔のこと。暑すぎる夏に、凶暴な大雨が続くようになり、最近では憂鬱な夏と感じます。 昨日の熱海伊豆山付近の土石流の映像にはただただ驚きました。被災された方々にお見舞い申し上げます…

【荒ぶる気候変動】北米を襲う熱波、そんな中、国産バイオジェットがまた空を飛ぶ

静岡県から関東地方南部で停滞する梅雨前線が活発化、大雨が続いています。 近年多発するようになった大雨災害を目の当たりにして、この季節の大雨情報がものすごく気になるようになります。 雨雲情報を見ていると、線状降水帯が出現するのではないかと心配…

【過渡期のSDGs】Jリーグと環境省が提携、萌芽する地域での活動

サッカーのJリーグが環境省と連携して、気候変動対策や使い捨てプラスチックの削減、地産地消の推進などの取り組みを展開していくと発表しました。 www.env.go.jp オルタナによりますと、「ピッチがなければサッカーができないように、地球が健全でなければ…

【沸騰するESG】ESGバブルと名ばかりのESG投信

SDGsやESGが一般化してきたのでしょうか。それに呼応するかのように、「名ばかり」「ウォッシュ」、そんな言葉も頻繁に聞くようになってきました。 ロイターによると、「ESG投資信託」について、金融庁が今夏にも実態把握に乗り出すといいます。投資信託を管…

【財閥系商社と気候変動】脱炭素は商社の重石なのか

明治の時代の始まりとともに急速に力をつけた業種に商社があったのでしょうか。時代は違いますが、何か近い雰囲気もあるのではないかと思ったりもします。それまでの社会体制が崩壊し、新たな社会が誕生したのが明治ではなかったでしょうか。それまでの価値…

【気候危機】脱炭素を進めても、失われる自然はある

毎年この時期になると、亡くなった父の山形の実家からさくらんぼが届きます。その年のできの良い品種が届くので、たいへん美味しくいただくことができます。今年はあまり出来がよくなく、また不作だったとの連絡がありました。 朝日新聞が「今年は1996年以来…

【脱炭素はビジネスチャンスか】北欧ボルボが挑戦する「水素還元鉄」、早くも26年に実用化か

「脱炭素」をテーマにした記事を多く見かけるようになりました。それだけ、関心が高まっているということなのでしょう。 「カーボンニュートラルで問われる自動車メーカーのコスト意識、CO2削減コストは誰の負担か サプライヤー巻き込んだ取り組み不可欠」と…

【気候変動に立ち向う】脱炭素を目指す「コラボレーション」、アディダスとオールバーズの事例他

国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書が来年2022年2月に公開予定といいます。その草稿をAFPが独自に入手、その内容を伝えています。 「最悪の事態はまだこれからだ。われわれの子どもや孫の生活への影響は、現在われわれが受けているものを大…

【脱炭素とバイオエコノミー】再エネ、水素といわれる中、デンソーは「藻」を研究

IEA国際エネルギー機関(IEA)が、「2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするための工程表」をまとめたそうです。この特別報告書が5月に公表され、その内容を日本経済新聞が解説しています。 www.nikkei.com IEAは再生可能エネルギーの導入拡大…

【ネットポジティブへ】スタバがこの秋に始める「カップのシェアリング」サービス

「ポスト・サスティナブルの世界」との言葉が気になります。 「サステナビリティ」という言葉が広く一般にも知られるようになった、しかし、環境破壊が加速する昨今、この「サステナビリティ」という考えだけでは、問題の悪化を食い止めることができず、持続…

【気候変動の対策強化を求める株主提案】それを拒絶する企業たち その理由は

株主総会で、気候変動への対策強化を求める株主提案の動きが広がっているという。 JIJI.COMによれば、電力会社以外で昨年1件だった株主提案が、今年は金融や商社などに対し出されているそうだ。招集通知に気候変動や社会課題への対応状況を掲載する企業も増…

【急がれる飛行機の低炭素化】国産バイオジェット燃料が空を飛んだ日

JALとANAが6月17日、国産バイオジェット燃料を国内定期便で使用したという。 JALによれば、国産の持続可能な航空燃料「SAF」(Sustainable Aviation Fuel)が品質検査に合格したことで、今回、実際の運航で使用することになったそうだ。 (写真:日本航空) …

【サステナブルを信用できない】はびこる悪い事例、目につかない善い事例

「誰もがサステナビリティに取り組むべきだ」と86%の人がそんなことを感じているという。「環境保護に貢献したい意欲はあるものの、情報や認知度の不足によって行動に結び付けられていない状況が鮮明となった」とWWD Japanがいう。 www.wwdjapan.com 消費者…

【持続可能な森林】都市にも「第2の森林」を ~林野庁が「森林・林業基本計画」を公表

林野庁が「森林・林業基本計画」を公表した。 2050年のカーボンニュートラルの達成に向け、温室効果ガスの排出削減への取り組みが始まっている。しかし、どんなに排出量の削減に努めても、排出が「ゼロ」になることはないのだろう。その不可避に排出された二…

【サステナブルな紙素材】SONYらしい新たなパッケージ「オリジナルブレンドマテリアル」

ソニー、言わずと知れた日本を代表する電機メーカ。昨年の利益が1兆円を超え、長く続いた不調から立ち直ったようだ。そのソニーからの発信情報に目がとまるようになった。 昨年、EV電気自動車を開発していると聞いては驚き、ここ最近では、世界的な半導体不…

【脱炭素とファッション、代替肉】生活様式のリデザイン(再設計)とは ~環境白書

まだ梅雨入り前だというのに、関東地方では真夏日が続きそうだ。この季節になると天気予報を聞いては一喜一憂する。暑い夏と聞くと未来を憂いたりする。 気候変動のことをあまり気にかけたくないのが本音だが、そういう訳にもいかないのだろう。 「環境白書…

【トレーサビリティとエシカル消費】AIが浪費を警鐘、「人工ハート」がモラルを教える日

トレーサビリティ、電機会社で調達の仕事をしていたときには、品質保証部からよくこの言葉を聞かされた。出荷した製品がどのような履歴を作られたか、それをどこまで追えるか。製品を作る工場はもちろんのこと、その製品に使われる部品はどのように作られ管…

【明るい兆しなのか】オーガニック 有機農業と映画産業

食料品価格が値上げされると聞くと気になる。その理由が異常気象の影響と聞けば、なおさらだ。食糧危機といわれている。遠い世界での出来事と思えば、それを身近に感じることはあまりない。ただ、この先、異常気象が常態化すれば、どうなるのだろうかと考え…

実行しない人たちが作り出す社会課題と矛盾

容器を回収、洗浄し再利用する「Loop(ループ)」のサービスが5月25日からイオンで始まった。「ゼロ・ウェイスト」ごみを出さない新たな体験が始まるとイオンはいう。 「Loop」とは、使い捨てされていた洗剤やシャンプーなどの日用品や食品などの容器や商品…

【誰が脱炭素社会へ導くのか】パナソニックのカーボンニュートラル宣言と「水道哲学」

パナソニックが2030年までに事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を表明したという。少しばかり遅くないかと感じた。 電機業界にいたときは、家電ではパナソニックにはかなわないと思っていた。そのブランド力と総合力が武器に思えた…

【安全・安心とウェルビーイング】デンソーの安心戦略に学ぶこれからの「快適空間」

旅行代理店大手JTBの最終損益が過去最大の赤字1051億円になったという。足元、需要がないのだから致し方ないのだろう。新型コロナへの恨み節が聞こえてきそうだが、知恵を絞るしか手立てはなさそうだ。ダウンサイジングを続け、このまま需要回復を待っていれ…

【レジリエンスとは】コロナ渦で考えるレジリエンスと安全・安心

生命の危機なんていうと重々しいが、しかし、最近そんなことを考えるようになった。コロナの影響もあるのだろうし、気候変動のことを気にかけるようになったからかもしれない。危機というものを少しリアルに感じているのだろうか。 今年は梅雨入りが驚くほど…

【進むリサイクル】コカ・コーラがリサイクルペットボトルに変るとサスティナビリティを実感できるか

コカ・コーラのペットボトルが5月末から100%リサイクルPETボトルに替わるという。 (写真:日本コカ・コーラ) 日本コカ・コーラによれば、この導入により、1本あたり約60%、全体で年間約35,000 トンのCO2排出量を削減できる見込みという。また、新たなプラ…

【エゴと倫理】自然法則に挑戦するゲノム編集と地球を冷やすソーラージオエンジニアリング

人とは不思議なものである。ありとあらゆるものを対象として研究を行なう。困った事象が起きれば、それを課題として研究開発を進め、いつしかその課題は解決されていく。それでも人類が生存し繁栄するための課題は無数に存在し、尽きることはないのだろう。…