Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

社会課題

【脱・肉体労働】スマート農業の現在地と未来図~農業を「知的産業」に変える

新米の販売に急ブレーキがかかっているとの報道が相次いでいます。新米価格の高止まりが続き、家計が圧迫される消費者は「コメ離れ」という形で静かな抵抗を見せているのでしょうか。 「米価暴落の可能性、国が買い取るしか…」コメ卸最大手神明HD社長 [令和…

【深掘り】新米高騰、なぜ日本のコメは高い?農政混乱の裏にある『高コスト体質』という病

新米価格の高騰が続いていますね。高市新政権が誕生し、農水相が交代となりました。どうやらコメ政策が転換とするようで、農政の混乱が伝えられています。 迷走する自民党のコメ政策…「生産者も消費者も不安でしょうがない」 鈴木農相は増産より「おこめ券」…

黒潮大蛇行終息:サンマ豊漁、カツオ不漁、地球の大動脈に何が起きたのか?

秋の味覚に異変あり 。不漁が続いたサンマやイカが、今年は豊漁が続き、価格もかつてのうれしい値段が戻ってきたようです。 サンマ漁獲量が前年超え、6年ぶり水準 黒潮大蛇行終息でエサ豊富か - 日本経済新聞 サンマの漁獲量は、10月中旬に4万トンに達し、前…

「クマの惑星」化する日本—なぜ私たちはクマに生活圏を奪われているのか?

クマの被害が深刻な状況です。クマによる人身被害(死者数)が、過去最多のペースで推移しています。岩手県や秋田県などで被害が多く発生しています。都市部である東京都でも、多摩地域を中心に目撃情報が急増しているといいます。人里周辺での被害の割合も…

転落する日本 GDP世界5位へ:政府の成長戦略「GX」で反転攻勢となるのか

世界の潮流が大きく変化し、SDGsの看板を掲げれば、お金が流れ、実効性よりも“見せ方”が重視された「サステナビリティ・バブル」の時代が終わったといいます。 トランプ政権下で、サステナビリティに逆風が吹いています。しかし私は、それを“悪いこと”だとは…

コメの価格高騰はなぜ続く? 私たちが知るべき「日本の米づくり」の構造問題

新米の季節になりましたが、期待されていたように価格が下がらないようです。このまま今年もコメ価格は下がらないのでしょうか。 【気になるデータ】お米の値段 スーパーでのコメの平均価格 2025年:時事ドットコム 「2025年産米の品質は改善傾向」という朗…

「REGENERATION(再生)」マーケティングの父コトラー氏が推奨する「共通善」という概念

マーケティング活動花盛り、データドリブン データの利活用が求められ、SNSやデジタル広告、情報メディアを通じて様々な情報が日々更新される情報過多な社会。それに大きく影響を与えてきたのが、「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラー…

猛暑の終わりと温暖化対策、もう気がかりな来年の夏

「暑さ寒さも彼岸まで」、ようやく猛暑の終わりが見えてきました。言葉通りにお彼岸には30℃を下回る気温になるようです。天気図上に大陸高気圧が現れ、それが移動し列島を覆うことで涼しさがもたらされるようです。 夕涼み Universal Music LLC Amazon 「記…

値上げの時代の年収観、失われる年収1000万円の特別感

賃上げが進んで「年収1000万円」を得る人が増加しているそうです。ただ年収1000万円の持つ「特別感」は失われつつあるといいます。 年収1000万円超、大企業は10年で7割増 負担増で失われる「特別感」:日経ビジネス電子版 「今の年収1000万円の生活水準は、2…

新米価格と気候変動時代のコメ生産

コメの平均店頭価格が再び上昇となったようです。農林水産省の発表によれば、8月4〜10日の価格は前週に比べ195円高い3737円だったといいます。政府備蓄米の販売ペースが鈍化しているようです。 コメ、195円高=再び上昇、5キロ3737円に―農水省 | 時…

異例の夏、猛暑エコノミーと気候変動対策

毎年のように「異例の夏」と言われるようになりました。夏の暑さに関しては、「異例」がもはや日常のようです。記録的な高温が続き、7月の平均気温は、3年連続で観測史上最高を記録しました。 群馬県で観測史上最高41.8度 6日も酷暑予想、熱中症警戒を - 日…

温暖化、耕作放棄地、人を襲うようになったクマ、北海道福島町のヒグマは駆除

耕作放棄地の増加と温暖化が、野生動物の生息域を拡大させているという研究結果を東京農工大学の研究チームがまとめました。人間活動の撤退が野生動物の繁栄を促進するそうです。特に、ヒグマやツキノワグマ、ニホンザルなどの大型哺乳類の分布域が、過去40…

「令和のコメ騒動」と田んぼ不要の新しいコメ

コメの値段がようやく4000円を切ったそうです。しかし、その価格は昨年のおよそ2倍。まだまだ「令和のコメ騒動」、価格高騰が終わったといえそうにないようです。 コメ価格の半分は流通費 店頭価格なお前年の約2倍、背景に「多重構造」 - 日本経済新聞 コメ…

【令和のコメ騒動】いつまでコメ高騰は続くのか

「令和のコメ騒動」が解決しそうにありません。放出された備蓄米が流通途上でスタックして、期待通りに効果をあげていないようです。ひどいあり様です。 JA備蓄米出荷、落札分の29% 農水次官が供給拡大要請 - 日本経済新聞 農水次官が、備蓄米の大部分を落札…

始まった大阪・関西万博、示される未来はほんとうに現実化するのだろうか

大阪・関西万博が13日に開幕しました。あいにくの雨に、いくつかの不具合も加わり、順調な滑り出しとはいかなかったようです。 万博の大屋根リングで雨漏り 協会が補修へ 支出は小規模の見通し | 毎日新聞 通信障害が発生した影響もあったのでしょか、並ばな…

第7次エネルギー基本計画、原発回帰、足を引っ張る東京電力

東京電力が経営に苦しんでいます。福島第1原発事故の処理費用が膨らみ続けているからだといいます。賠償などにかかる費用の想定は計23・4兆円にも及ぶそうです。 原発・出口なき迷走:なぜ東電が払うべき9.2兆円が国民に? 電気代に上乗せされた賠償金 | 毎日…

【エネルギー基本計画】値上げ続く電気料金と再稼働見通せない東電柏崎刈羽原発#

3月使用分(4月請求分)の電気料金が2月に続いて値上げになります。LNG 液化天然ガスなどの燃料価格が上昇し、政府が物価高騰対策で支給している補助金を減らすことに影響といわれています。 3月の電気料金上昇、最大411円 政府の補助半減で―電力10社…

脳内に蓄積するマイクロプラスチック、トランプさんは紙ストロー廃止といいますが

その発言で物議をかもすトランプさん。連邦政府機関の施設で紙ストローを廃止する大統領令に署名していました。 トランプ氏、紙ストロー廃止の大統領令 「破れる」 - 日本経済新聞 「プラスチックが海で泳ぎながら食べているサメに大きな影響を与えることは…

大雪、地球温暖化、拡がり始めたコメの再生二期作

寒波の襲来で日本海側で大雪が続きました。ようやく峠が超えたようですが、ところによっては例年の2倍3倍の積雪を記録しました。地球温暖化の影響で短時間に大量に降る「集中豪雪」が増加しているそうです。 温暖化が招く集中豪雪 積雪最多地点は4倍、対策費…

遅れに遅れた女川原発の再稼働、危うい原発政策、ずさんな運営

東北電力の女川原発2号機が東日本大震災から13年7カ月たちようやく再稼働しました。被災地に立地する原発で初めてのことといいます。しかし、予定した発送電は危機のトラブルで延期となり、点検を経て、原子炉を起動することになりました。 東北電力、女川原…

ゲリラ豪雨、変わる夏の気候、脱炭素の現在地

岸田首相が自民党総裁選に出馬せず、総裁任期をもって退陣するそうです。その胸中を記者会見で語っていました。GX:グリーントランスフォーメーションや原発の再稼働、エネルギー基本計画などにも言及、それらが成果と強調していました。 福島第1原発の燃料…

最も暑かった7月、続く危険な暑さ、気になるコメ価格への影響

猛烈な暑さ、危険な暑さが続いた7月が終わりました。まだまだ暑さの終わりは見えず、8月も猛暑が続きそうだといいます。この7月の全国の平均気温は、平年と比べて2.16度高く、統計を取り始めてから126年間で最も暑かったといいます。 “126年間で最も暑い7月”…

【地球沸騰化と極端気象】危険になる夏、極端な高温、進まない対策

連日の猛暑に豪雨、楽しみだった夏が年を追うごとに危険になってきているようです。ニュースは連日、各地の猛暑を伝えています。夏の気温が40℃というアナザーワールドも、そう遠くない未来にやってきそうです。 【徹底解説】今年の夏が記録的な猛暑になる3つ…

解消されていない政治不信、見直されるGX推進戦略、エネルギー基本計画

これだけ世界各地で異常気象が頻発しても、気候変動対策で国際社会が一致することが難しいのでしょうか。 世界の熱波、今月50億人に影響 気候変動で発生確率3倍―米研究機関:時事ドットコム さらに今年は選挙イヤーでその影響も受けることが想定されます…

AI時代に、未だ石炭火力発電の議論、爆増する電力需要は乗り越えるられるか

G7の気候・エネルギー・環境相会合で、二酸化炭素の排出削減対策がなされていない石炭火力発電を2035年までに段階的に廃止することで合意したといいます。 石炭火力廃止へ「埋まる外堀」 狭まる抜け道、G7で孤立する日本 [気候変動を考える]:朝日新聞デジタ…

出荷停止続くプッチンプリン、根深い基幹システムの障害、なぜ日本のDXは進まない

江崎グリコの基幹システムで大規模な障害が発生し、「プッチンプリン」などがお店から消え話題になりました。江崎グリコは、5月中旬の出荷再開を目指し改修を進めているそうです。 稼働が1年超遅れたグリコの基幹システム刷新、投資額は当初比1.6倍の342億円…

歴史的な円安、二極化する企業業績、活かされない円安効果

「円安は日本にとっても良いわけがない」とファーストリテイリングの柳井社長が決算説明会でそう語ったそうです。さらに「世界の中の日本を考えると円安になることを喜ぶような人はおかしいのではと思うし、あってはならないと考えている」と述べていました…

課題多いアンモニア発電は何のため、エネルギー基本計画は誰のため

東南アジアは脱炭素目標を達成するため、1年間に新設する再生可能エネルギー発電の能力を「7〜12倍」に増やす必要があるそうです。この実現には2050年までに9300億ドル(約140兆円)の投資が必要になるといいます。 東南アジア、再エネ7〜12倍に拡大急務 脱…

電気料金値上げ、エネルギー危機だった欧州では電力価格がマイナスに、その差は何か

北欧 フィンランドでは電力のスポット価格がマイナスになったといいます。豊富な再生可能エネルギーなどクリーン電力によるものといいます。フランスやスペインでも電力価格がほぼゼロに近づき、マイナス価格も予測されているそうです。 欧州で原発の運転停…

インフレ環境下で見直されるエネルギー基本計画、社会の要請、国の思惑

エネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」が3年ぶりに見直されるといいます。 政府「エネルギー基本計画」見直しへ 電源構成の目標が焦点 | NHK | 経済産業省 3年前とは国際情勢も異なるものとなり、ビジネス環境もまた変化しています。これらも鑑…