ビッグモータ不正に、ジャニーズ問題、次から次へと新たな事実が明るみになり、目を丸くします。ジャニーズ事務所所属の現役グループの元メンバーが「当事者の会」のメンバーに加わることが発表されました。
元キスマイ飯田恭平氏がジャニーズ性加害当事者の会に合流 活動中グループからは初 | 東スポWEB
今は取材を受けられる状況になく、改めて説明するとしていますが、大きな余波になるのでしょうか。
ジャニーズ離れ
企業によるジャニーズ離れが加速し、ファンは戸惑いを隠せないようです。企業の動きに比し、マスメディアの対応は鈍いようです。所属タレントが出演するテレビ番組が続いています。こうした動きを受け、一部企業ではスポンサー活動を見直す可能性があるそうです。
スポンサー「見直し検討」の動き ジャニーズタレント出演番組―時事通信調査:時事ドットコム
所属タレントが出演する番組について、「問題を踏まえ、今後スポンサーにならない、または一時的に見送る」と答えた企業もあるそうです。こうした動きが出るようであれば、メディアの収益構造に関わってくることになのでしょう。ジャニーズ事務所、マスメディアとも、一歩踏み込んだ態度表明が求められそうです。
ビッグモータ不正
イオンリテールが石川県のビッグモータ店舗との土地契約の解約に踏み切ったそうです。
ビッグモーターが無断伐採認める…植樹活動進めるイオンが土地契約を解消“「決して看過できない」コンクリ舗装”問題めぐり | 石川県のニュース|MRO北陸放送 (1ページ)
許可を得ずに植栽帯を舗装していたことが発覚、土地の所有者であるイオンリテールはビッグモータがそれを認めたため解約に踏み切ったといいます。この店舗は継続が難しくなったようです。
本社移転など経営合理化を進めていますが、一方で、顧客離れも進んでいるようです。このまま会社として存続できるのでしょうか。ジャニーズ同様、解体的な出直しが求められていそうです。
なぜにこんなことが立て続けに起きるのでしょうか。事実解明に時間を要し、その解決と再発防止にはまだまだ時間を要しそうです、悪習のようなとっても根の深い構造的問題があるのでしょうか。コンプライアンス、ポリコレなどなど様々な用語が経済界で常識になっているはずなのに残念でなりません。これでは求められているはずの社会貢献などできるはずもありません。
エンタテインメントの社会的意義
一方で、こうしたことに距離を取る企業も多数あるのではないでしょうか。
ソニーグループがサステナビリティ説明会し、「感動」の社会的意義、グローバルな社会課題と環境に関する取り組み、インクルーシブな社会への貢献について説明したといいます。
ソニーグループポータル | ニュースリリース | 2023年度 ソニーグループ サステナビリティ説明会
最初に吉田CEOが、「感動」が持つ社会的意義について語り、エンタテインメントはいつの時代も人々に求められてきたものだとし、「感動コンテンツは人々の生活に豊かさをもたらし、社会において重要な役割を果たし、また、エンタテインメントには分断ではなく、人と人を結びつける力がありと述べたそうです。
このタイミングだけに考えさせられる言葉です。
この他、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を通じ、これまでに環境関連のスタートアップ6社に出資したと発表、スタートアップの技術を生かしたバイオマス梱包材などを、今後ソニーGの商品へ応用する方針を明らかにしたといいます。また、事前に障害者らの意見を聞いて仕様に反映する「インクルーシブデザイン」を導入していくことも発表があったそうです。
喜びを誰かと分かち合えて感動が生まれ、そこから新た価値観が生まれ、社会貢献につながっていくのでしょうか。
「参考文書」
ソニーG、環境系新興に出資 サステナビリティー説明会 - 日本経済新聞