オリパライヤーがやってきた。7月、オリンピックで幕が開け、その後のパラリンピックと楽しみの多い年だ。末尾が「0」と切りのいい年ということもあるのだろうか、メディア各社の報道内容が変化してきたと思ったりする。日本経済新聞が「逆境の資本主義」という特集をやっているからか、そういう雰囲気になるのだろうか。ポストオリパラもそろそろ気になりだす。
若者たちを中心にした行動の変化が起きていると指摘する記事が多い。Business Insiderは、若者たちの日々の暮らしの中での気づきを紹介する。
昨年は「脱プラ」に注目が集まった。記事も指摘するが、スタバを始め多くの企業が脱プラに動いた。そんな空気感からなのか、100均にも「サステナブルな商品」があるようだ。商売優先か、とも思えるが、そうした商品が増えることはいいことなのかもしれない。100均でもエシカル消費、そんな時代になってきたのかもしれない。(商品を確認していないのでエシカルか否かは断言できませんが😅)
先日ダイソーに行く機会があったのですが、まさか #紙ストロー が売ってるとは思いませんでした!!
— はやとる@環境ライター🌱 (@hayatoru0418) 2020年1月6日
自宅でストローを使うことは無いので買いませんが、どうしても必要な場合はこの紙ストローを検討してみてもいいかもですね。
それにしても、まさか100均もサステイナブルとは🤩 pic.twitter.com/3DsHkxi38V
一方で、まだまだフードロスへの取り組みには問題があるのだろうか。Asagei Bizは、イオンの恵方巻を指摘する。SNSでの反応を紹介、『2月には、また恵方巻きの食品ロス問題が大きな話題となりそうだ』という。
《サイズが小さくすることと売れ残りが減ることはまったくの別問題では》
《完全予約制にして廃棄が出ないようにすればいいだけ》、
さらには、
《そもそも出どころも怪しい恵方巻きが文化として受け入れられてないんだから中止にすべき》
など、対応の弱さと恵方巻きの習慣自体を否定する声が出続けている。(出所:Asagei Biz)
何かこじつけてはイベントを作り、消費を喚起しようとしていたのが今までだったのかもしれない。そのたびに繰り返される大量廃棄。食品の消費に変化は起きるのだろうか。
昨年は、コンビニでの食品廃棄も注目があつまった。おでんや売れ残り商品の廃棄が問題視され、コンビニのビジネスモデル自体にも疑問が投げかけられた。
記事では、「賞味期限」や「食べ残し」についても指摘する。フードロスの問題は根が深そうだ。慣習を変えないと根絶ができないかもしれない。
昨年父が亡くなり、残された母のことを思い実家で暮らすことにした。実家とはいえ、今までの自分の生活習慣とは違うことに驚いた。大量のごみが毎日発生する。その中でも、いちばん心を痛めたのが捨てられる食べ物だった。色々工夫して捨てられる食べ物を減らした。少しばかり母には嫌な思いをさせているかもしれないが、食材も貴重な資源だと思い、食べ残しがでないように少なめの食事にしたり、残ったものを捨てずに、次の食事でも食べるように変えていった。
これからは資源を大切に使う時代に変わっていく。そういえば、オリパラのメダルも廃棄物のなかから採取した鉱物で作られるという。
オリパラを機に何か変化が起こるのだろうか。オリパラの経済効果もいずれ薄らいでいく。今回のオリパラは環境への配慮もテーマのひとつ。大量消費から循環型社会に変えていかなければならないのだろう。
思ってるより、ずっと簡単! 環境保護に役立つ11の方法(BuzzFeed)