Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

冷静さを失った侵略者が良心をとり戻すことはあるのだろうか

 

 ロシア プーチン大統領の蛮行はいつまで続くのだろうか。

 バイデン米大統領が一般教書演説で、プーチン大統領を独裁者と断じ、侵略の代償を払う必要があると強調した。

「プーチンは間違えた」 バイデン氏が一般教書演説へ: 日本経済新聞

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領について「世界を揺るがし、自分のやり方に屈服させようとした。しかし大きな誤算だった」と指摘。「プーチンはかつてないほど世界から孤立している」と敬称をつけず呼び捨てで断じた。(出所:日本経済新聞

 痛烈に批判する気もわかるが、これを聞いたプーチン氏はどう反応するのだろうか。過ぎれば、逆効果になったりはしないだろうか。

 

 

 ロイターは、「彼は戦場では利益を得るかもしれないが、長期的には高い代償を払い続けることになる」とバイデン大統領が述べ、原稿を読まずに「これから何が起きるか全く分かっていない」と続けたと報じる。

バイデン氏、一般教書演説でプーチン氏の暗い結末予想 | ロイター

 詳しい説明はなかったというが、どういうことなのだろうか。

非難

 国連総会の緊急特別会合では、ドイツのベアボック外相が演説し「ウクライナの人たちは恐怖と痛みの中で生きている。愛する人たちと離れ離れにされている。ロシアが侵略戦争を始めたからだ」と非難したという。

「私たち一人一人が責任ある決断をしなければならない。平和か侵略か、行動を起こすか目をつぶるか。どのような選択をしたのか子どもたちの目を見て、伝えなければならない」と呼びかけ、演説後には総会議場から拍手が沸き起こりました。(出所:NHK

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 また、デンマークのヘルマン国連大使は北欧・バルト地域を代表して「平和が勝利し、全ての人々が家に安全に戻れるまで、われわれはウクライナと共にある」と表明したそうだ。

「ウクライナと共に」=連帯表明続々、国連総会特別会合―ロシア、ベラルーシに批判 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

「ロシアが戦闘をやめれば戦争は終わる。ウクライナが戦うのをやめれば、ウクライナはなくなる。目の前にある単純な現実だ」と述べ、揺るがない支援を誓った。(出所:AFP BB NEWS)

 

 

子どもたちの未来を守る

ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロイターとCNNのインタビューに答えたという。

インタビュー:ウクライナ大統領「有意な和平協議へ爆撃停止を」 | ロイター

 いつまで持ちこたえられるかと聞かれたゼレンスキー大統領は「私たちは我慢しているのではなく戦っている。私たちは自分たちの国土と故郷を守っている。子どもたちの未来のために」と答えたそうだ。

子どもたちが犠牲になっているとも述べ、「私たちには守るべきものがあり、生きる権利を守っている。彼ら(ロシア人)はここで何をしているのか。殺すため、死ぬためにここに派兵されてきた。だから、われわれは自分たちの国でより強くあり、さらに強くなる」と強調した。(出所:ロイター)

 プーチン大統領は侵略者なのだろうか。しかし、その暴発した感情を冷ますには何が必要なのだろうか。痛烈な批判だけでは逆効果にならないだろうか。プーチン大統領が冷静さと良心をとり戻さない限り、平和は訪れることはないのだろう。

 

「参考文書」

国連総会 緊急特別会合2日目 ロシアを非難する発言相次ぐ | ウクライナ情勢 | NHKニュース