Up Cycle Circular’s diary

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失われる命、戦争という現実、AP通信が見た激戦地マリウポリの20日間

 

 三大通信社のひとつAP通信の記者が、ウクライナの戦争が始まってから20日間、激戦地マリウポリに滞在し、取材活動を続け、貴重な画像を世界に送り続けていたという。

20 days in Mariupol: The team that documented city’s agony | AP News

 これがリアル、現実の戦争の一部ということなのだろう。私たちが目にしてきたマリウポリの惨状の画像はAP通信によるものだったのようだ。彼らが記録した画像が現実として伝わり、言語化されることで事実が作られてニュースとなって流れる。そして、その中から真実を探り当てようとする。

 しかし、人はなぜこんなに怖ろしい戦争を続けることができるのだろうか。若い命が失われていることが痛ましい。

 AP通信の記者がマリウポリを離れたことで、外国人記者は誰一人いなくなったという。

 

 

 ウクライナは、マリウポリからの市民退避と人道的物資の輸送を認めるようロシアに訴えているという。

マリウポリから市民退避を、ウクライナがロシアに訴え 10万人足止めか | ロイター

 ロイターによれば、ウクライナのベレシュチュク副首相は、マリウポリから退避する安全な退避ルートがなく、少なくとも10万人の市民が足止めされているとし、「われわれは市民のための人道回廊を設定することを要求する」と述べたという。

ベレシュチュク副首相は、人道回廊が設置され、退避に使用するバスの立ち入りが認められない限り、マリウポリの市民は比較的安全な場所まで10─12キロ歩かなければならず、停戦していない場合には危険な道のりになるとした。(出所:ロイター)

 

 

 ゼレンスキー大統領が今日、国会でオンライン演説するという。何を訴えるのだろうか。

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 叔母が亡くなった。90歳を超えているはずである。認知症を患っていたが、天寿をまっとうしたのだろう。平和のありがたみを教えてくれている。

 

「参考文書」

マリウポリ「灰と化す」恐れ、ロシア攻撃激化 米欧は制裁強化へ | ロイター