Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

#脱プラ 3 : どこまでプラスチックをなくすことはできるのか?

 

 脱プラ活動していますか?

と聞かれると、ペットボトル飲料を極力買わずに「マイボトル」使っていますが私の答えでしょうか。

 

 プラスチック素材からできているレゴ。何か参考になることがあるかと思って興味をそそられた。

wired.jp

 レゴは2015年、「Sustainable Materials Center(持続可能な素材センター)」を設立し、同施設に1億5,500万ドル(約165億円)の投資を行った。ここでは100人以上の従業員が、30年までに完全にサステナブルな素材を使った製品を開発すべく働いている。(引用:wired)

Key Points 

新素材でまかなえるのは2パーセント

耐久性がなく、飾りパーツにしか使えない:新素材サトウキビ由来のポリエチレン

植物由来プラのもつ「知られざるメリット」=今すぐに手に入る材料

全部品の代替と量産化への長い道のり・・・ABSでさえ50年の長い改良を積み重ねた

企業秘密は製造工程に隠されている

12年で19種類の素材の代替品を探すには・・・リサイクル材をうまく使いこなす 

 

現在、レゴはABS樹脂(=アクリロニトリルーブタジエン ースチレン )からできているという。このABSに変わるプラスチックがなかなか見つからない。ただでさえ、ABSをレゴとして使えるようにするまでに50年の長い時間をかけて改良を重ねたそうだ。

 レゴが自ら策定した「2030年までに完全にサステナブルな素材を使った製品」に切り替えていく現実的な解は、リサイクルABSを使いこなすことにあるようだ。

再生素材の利用には、また別の課題がある。特に、品質管理と色の復元が大きな問題となる。しかし、植物由来のポリマーを開発し、質の高い再生ABS樹脂を手に入れれば、それだけでもレゴは目標を達成できる可能性がある。「再生素材を使ったブロックもあれば、植物由来の原料を使ったブロックもある──。こうした選択肢の広さを許容することが解決策になるのだと思います」。(引用:wired)

 

 現在、家電製品をはじめとする多くの工業製品にABS樹脂は使われている。レゴがなかなかできていないことからすれば、ABSを代替材に替えていくことにはまだ問題も多そうである。 

 

 私たちの生活の中から完全にプラスチックをなくしたり、もっとサステナブルな材料に替えていくことはそう簡単にできないのかもしれない。

 

 『“ノープラ生活”やってみた プラスチックごみ削減の挑戦』

というテーマが、クローズアップ現代で取り上げられていた。

www.nhk.or.jp

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今回チャレンジしてみて必要だなと思うものと、なくても大丈夫かなと思うものを挙げてみました。まず必要だと思うのは、キャッシュカード、身分証から何から全てがプラスチックで、私は何者なんだろうということがちょっとありました。

続いて不必要なものの中でいうと、例えば新聞紙の袋とか。雨が降った時にもらうものなんですけれども、自分が望むと望まざるとで出てくるものだったり、固形洗剤とか、水ものではないので紙でもいいかなと。そういう意味で、こういうところは減らしていけるのかなというところもあります。(出所:NHKクローズアップ現代) 

 テレビ番組だからできる企画なのかもしれないけど、現実的なところかもと感じたり。不要なプラスチックを生活の中から排除していくことがまず最初にやるべき脱プラということなんでしょうか。

 

 レジ袋に使われるプラスチック ポリエチレンもリサイクル可能なプラスチックのひとつ。このポリエチレンには2種類あって、レジ袋に一般的に使われているのが、高密度ポリエチレンHDPE)、もう1種は透明でやらかい低密度ポリエチレン(LDPE)。イギリスでは、捨てられたLDPEからできたスピーカがあるようです。こんなアップサイクルされた製品がたくさんできるといいのかもしれません。

 

ideasforgood.jp

 

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 (参考)

www.wired.com

 

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