Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

日々の暮らしとSDGs

 

 今年初めに父が脳梗塞で倒れ、実家に戻ることに決めた。実家に戻ってしばらくして、父は他界した。残った膨大な遺品処理に追われる毎日が続いた。年老いた母の世話も加わり、今までの生活が一変した。

 今まで当たり前と思っていたことだが、自分が生まれ育った家ではあたり前でなかった。そこに齟齬が生じる。母を思えば、自分の生活信条を少し崩しかない。

 言葉に囚われていた訳ではないけど、ミニマルとか、ゼロウェイストに近い生活を続けていた。そんなことはごく普通のことと思っていたけど、そうしたことが普通なことでないことを実家に戻って初めて理解した。

 イライラすることもあるけど、受け入れて、また、少しずつ元の生活信条に戻ればと思っている。多少、世の中の動きに遅れるけど、焦ってもしかたがない。せめて心構えは崩さぬようにとブログを書く。

 多少気持ちが凹むときもある。そんな時には自分に「ゆっくり確実に」と声をかける。

 

🤔😃🤔

 

たまたま見つけた記事「落合陽一さんの新刊から読み解く2030年の未来」に共感した。

あくまでも中心となるのは、近い将来世界に影響を与えると考えられるテクノロジーの動向です。

「2030年の未来はどうなっているか?」というテーマについて考える上で、これからの世界に重要なカギとなりそうなものとして登場するのがSDGsなのです。(出所:ジョイキャリア) 

career.joi.media

  

 まだ落合さんの本を読んでいないが、経済活動、テクノロジー、サービス開発はSDGsの方向に収斂されていくのかなと思った。国連はSDGsをゴールとして定めるけど、未来のしあわせの形や生活は、そうしたゴールの先にあるのかなと思ってりもしている。

 

2030年の世界地図帳  あたらしい経済とSDGs、未来への展望

2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望

 

 

 世界各地で気候変動によると思われる災害が頻発し、格差や不寛容さ、閉塞感が強まるばかりである。グレタトゥンベリさんら若者がFFFの活動を起こし、声を上げるのも理解できる。未来は、高齢者よりも長く生きる若者たちのためにあるのだから。

 

 まだ一部だけかもしれないが、若者たちが、エコ、ミニマルやゼロウェイストを生活信条に暮らしているとのつぶやきや記事を見る機会が増えたように思う。

 

最近毎日のように着ているジャケットは、さっきお話ししたアイルランドで親しくなったデザイナーのブランド「Álla Studios」のもので、オーダーメイドで作ってもらったんです。ぱっと見はレザーなんだけど、実は特殊加工をしたリネンでできている。動物を殺傷しない、ケミカルな素材を極力使わないというコンセプトに基づいて、丁寧につくられている。彼女の思想や、ものづくりの哲学に深く触れると、そうした一着を、長く長く着ることが素晴らしい、と思えるようになりました。ファストフッションで10着服を買うよりも、圧倒的に満足度が高くて。(出所:Earth Mall)

 

event.rakuten.co.jp

 

ヨーロッパは特に環境への意識が高いらしく、スーパーや薬局でレジ袋なんてないのが普通。最初は不便だな、と思っていたのですが、ホームステイ先のホストマザーも、現地で親友になったファッションデザイナーの女の子も、日ごろからエシカルサステナブルについて自分ごととして考えていたんです。

それに、ペットボトルを使い捨てしなくてもいいように、街のあらゆる場所でマイボトルに水が入れられるのが、普通に便利なんですよね。街全体の取り組みがとっても心地よかった。

最近はモノを買うことが圧倒的に減ったのですが、それも「我慢」じゃなくて、私のスタイルだと捉えるようになり、ずっと気分が良くなりました。 (出所:Earth Mall)

 

 そうした日々の暮らしをみると、そこに未来の幸せの形がありそうとの気持ちになる。

 

まずは消費を減らす。必要ないものは買わない。次は修理。まだ使えるものは直して使う。または再利用したり、共同使用することもできます。そしてついにこれらの選択肢がなくなったとき、リサイクルするのです

この信念に基づいて、ゼロ・ウェイストの生活を送る人や都市もあります。サンフランシスコは堆肥化生ゴミ回収の義務づけや、古着をおもちゃや断熱材やカーペットに再生するゼロ・ウェイストの繊維製品イニシアチブなどのプログラムを利用して、2030年までにゼロ・ウェイスト型都市となることを目指しています。しかしゼロ・ウェイストの生活は想像以上に難しく、しかもその原因は意外な理由です。(出所:パタゴニアブログ) 

 

www.patagonia.jp

 

 今朝も早起きしてまだ夜が明けぬうちに、気になっていたパタゴニアのブログを読んでそんなことを感じた。

 

 今までの経済のしくみが成り立たなくなるとの予感がするんです。

 

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