ノーベル賞の授賞式が近づいてきた。授賞式を前に緊張する吉野彰さんの様子をNHKが伝える。
生活に密接に関係のある実用化された技術がノーベル賞に輝くと親近感がわく。それが日本人となればなお一層のことである。青色LEDの時もそうであったが、今回の方がより身近に感じる。
今朝NHKニュースでは、ハワイカウアイ島での事例が紹介されていた。カウアイ島では、再生可能エネルギーで島内のすべての電力をまかうという。そこに使われるのもリチウムイオン電池。
そこに目を付けたEVメーカ テスラもさすがである。EVと太陽光グリッドに共通するコアは、リチウムイオン電池。そのテスラの工場では、パナソニックがリチウムイオン電池を作る。
日本でも宮古島市が積極的に再生可能エネルギーによるエネルギー自活にチャレンジする。 蓄電池システムのサブスクモデルも登場して活用されているようだ。
島嶼部では、再生可能エネルギーを主力にして電気の地産地消が進む。内地でも普及しない理由はない。
東芝は、モルディブで再生可能エネルギーとリチウムイオン電池を組みわせたマイクログリッドを導入するという。
このプロジェクトは環境省が後押ししているという。
本案件は、アジア開発銀行が欧州投資銀行及びイスラム開発銀行と協調して無償資金及び融資を供与し、モルディブの約160島に太陽光発電とディーゼル発電のハイブリッド・システムを導入するプロジェクトの一環であり、日本の環境省が優れた低炭素技術の普及を推進するためにアジア開発銀行に設置している二国間クレジット制度日本基金(JF JCM)を活用した第一号案件となります。(出所:PR Times)
COP25もいよいよ閣僚級会合が始まる。小泉さんもマドリードに到着したようだ。その会合を前に、「石炭火力発電の輸出について見送る」との残念な報道が流れた。
今宵ノーベル賞の授賞式がある。世界から賞讃される一方で、世界からまた批判されるのだろうか。まるで、今の「気候変動」そのものである。COP25の冒頭、日本は「加害国」であり、「被害国」でもあるとされた。この状況がいつまで続くことになるのだろうか。
「参考文書」