Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

もっとサステナブルに コーヒー一杯のカーボンフットプリント

 

 寒い朝が続く。PCまで凍てついている。今日も温かいコーヒーを飲みながら、世の中の動きをチェックする。北陸の大雪が少しばかり心配になる。富山では駅近くのコンビニに、帰宅を諦めてホテルに泊まった人が頻繁に訪れ、おにぎりや菓子パンなどがなくなったと朝日新聞が伝える。立ち往生する車も多くあるようだ。配送に遅れなどもあったりするのだろうか。

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 コーヒーのカーボンフットプリント

 コーヒーのカーボンフットプリントを伝えるTHE CONVERSATIONオーストラリア版のニュースが気になる。その記事によれば、コーヒーは、チーズと同じくらい多くの二酸化炭素を排出し、牛肉の半分程度の二酸化炭素排出量になるという。

 コーヒー豆の倫理的調達を気にしてたが、カーボンフットプリントはあまり気にしていなかった。

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 そればかりでなく、世界のコーヒー需要が2050年までには3倍になると予想され、コーヒー栽培が熱帯地域の森林への脅威にもなっているという。

 ただ幸いなことに、コーヒーを育てるより環境に優しい方法があるという。栽培、輸送、消費の方法をよりサステナブルなものに変えることで、その炭素排出量を最大77%削減できるそうだ。

化学肥料を有機性廃棄物に置き換えたり、再生可能エネルギーを使用して農機具に電力を供給したりするなど、持続可能なコーヒーの二酸化炭素排出量をさらに削減する方法は他にもたくさんある。

原産国でコーヒー豆を焙煎すると、輸送中も軽くなるため、同じ量のコーヒーを輸送する場合、より少ない燃料で輸送することができる。 (出所:THE CONVERSATION)

 少しばかり安堵する。実はコーヒーも焙煎したてより、少し熟成させた方が美味しいという専門家もいる。スタバでもエイジドコーヒー豆もあるくらいだから、そうなのだろう。人の好みには違いがあるかもしれないが、上手に輸送できれば現地焙煎があってもいいのかもしれない。

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函館で始まるフランスの伝統的なワイン造り

 朝日新聞が、フランス ブルゴーニュの老舗ワイナリーが北海道函館で始めたワイン造りの物語を紹介する。

 そのワイナリーが函館の地を選んだ背景には、忍び寄る「地球温暖化」の影があったという。

ブドウの収穫時期が年々早まっている――。

モンティーユさんをはじめブルゴーニュのワイン生産者の実感を裏づける調査結果が19年8月にまとまった。ブルゴーニュ大学などの専門家が、直近30年間の収穫時期と、地元の教会に残る記録をもとに過去600年間の収穫時期を比べたところ、平均で13日早くなっていた。 (出所:朝日新聞

「温暖化を実感している。気候変動の課題に対処するために農業慣行を適応させる必要がある」とその仏老舗ワイナリーはいう。ブルゴーニュで伝統的なワインづくりを続けながら、新たな挑戦として国外への進出を模索し始めたという。

 函館では、赤ワイン用の「ピノ・ノワール」と白ワイン用の「シャルドネ」の苗木を植えたそうだ。初収穫は23年、ワインの出荷は25年から始まるという。

 函館産のブルゴーニュワインに興味がわく。どんな味わいになるのだろうか。

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その土地に思いを馳せる

 アフリカ系のコーヒーは酸味が強く、アジア産のコーヒーはその酸味が少なく大地の力強さ、奥に隠れた甘味を感じ、中南米のコーヒーはバランスよい味わいを醸し出す。生産される土地によって変わる味わいがコーヒーの魅力だったりする。ワインもまた同じかもしれない。

 なかなか頻繁に海外旅行は出来なくても、コーヒーやワインを飲むことでその土地に思いを馳せることはできる。

 地球に負担を掛けずによりサステナブルに作られていくコーヒーやワインたち。そんな物語が手に取るように見れるしくみがあったらいいのかもしれない。

 そう思ったりするのも、こんな時だからだろうか。

 

 

 

 今日には大雪の峠も越えるという。強い寒気が東に抜けるためだという。

 ウェザーニュースによれば、今回の大雪は、日本海の海面水温が平年より高い状態が続いていることで、雪雲が発達したことも理由のひとつのようだ。その雪雲の高さは12月の大雪のときを上回る5000m前後まで発達しているそうだ。それが海沿いの平野部にも多量の雪がもたらしているという。地球温暖化の影響もあったりするのだろうか。

 

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