昨日の雨で、雪不足の富士山もすっかり裾野まで雪に覆われたようだ。雨上がりの朝は気持ちがいい。まだ立春前のこの季節、寒いのが普通なのかもしれないが、今朝は少しばかり暖かったようだ。
共存
3日前だったか、米国がCOVAXへの参加を検討していると表明としたという。「COVAXファシリティー」とはワクチンの公平な分配を目指す枠組みだそうだ。
ロイターによれば、ファイザーは、新型コロナ用ワクチン4000万回分をWHOに非営利ベースで提供すると表明したという。COVAXの下でさらに多くのワクチンを提供する可能性があるそうだ。
感染症に国境はない。自国ばかりの対策ではそのリスクは解消されないまま残る。こうして国際協力の枠組みが進めば、共存の道も開ける。時間はかかるのかもしれないが、コロナのリスクも低下していくのだろうか。
こうしたニュースを聞くと、自国第一主義も過去のものになっていくと感じる。
苦肉の策
朝のニュースを眺めていると、NHKが、カプセルトイ「あこや真珠ガチャ」を伝えていた。カプセルに封入されているのは1粒の真珠を使ったアクセサリー。本物の真珠だが、通常は使用されない「余り玉」を使っているという。価格は千円、認定証が同封され、1年間の製品保証もついているという。
コロナ渦で展示会などの催し物もできなくなり、「苦肉の策」、苦しまぎれに考え出された妙案がカプセルトイ「ガチャ」だったという。
苦境などないに越したことはない。しかし、逆境があるからこそ、それを乗り越えたときの喜びは大きくなったりするのだろう。
前進
「飛行機を2030年まで、100%持続可能燃料で飛行させられるようにする」と、ボーイング社がコミットメントを発表したとEngadgetが報じる。
それによると、現在は航空業界の規制のため、航空機は通常のジェット燃料に対する持続可能な航空燃料の割合が50:50までのものしか使うことができないという。
まだ少し先のことが、空の旅のカーボンニュートラルもみえてきそうだ。一時停滞することはあっても、進むべきものはやはり前進を続けるということなのだろうか。
認識
「芸術は私たちの痛みと不安を表現し、人間性の一番深い層に触れるとき、最も雄弁になる」と話すのは、音楽家のダニエル・バレンボイム氏。朝日新聞が彼の言葉を紹介する。
コロナ以前の日常には、『私たちはなぜ生きているのか』といった哲学的な問いを自分に向ける機会がなかった。
今は誰もが自分で考え、自分で答えを見つけるしかないことを知っている。(中略)
多様な見方を自ら創出するのが芸術であり、創造という精神の営みを続けることこそが、コロナ禍を超えて人類を存続させるために不可欠なのです。 (出所:朝日新聞)
人類が存続するためには、健康や経済と同等の重みを「精神」が持っているということを、誰もが認識する必要があると彼は説いているそうだ。
習慣
非難や批判がいつの間にか習慣になってはいなだろうか。建設的な批判ならまだしも、低俗な批判であれば、それは相手に武器を渡すようなものだ。反論の口実を与え、時として言い訳の材料にされる。そしてさらにヒートアップしていく。仕舞には揚げ足取りになりかねない。そんな光景を見続けてきたような気がする。
習慣とは怖いものだ。それに疑問を持たない限り、その習慣を永遠に続けてしまう。惰性といってもいいのかもしれない。冷静になる時間も必要な気がする。
元々は何に対して非難や批判をしていたのだろうか。www.washingtonpost.com
国内にも過去、同じような人がいた気がする。そろそろ、これきりにした方がいいのだろう。
もうポスト・○○が始まっていそうだ。今までと違った新たな動きがいくつもあるようだ。