Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

続く宣言と終わらぬ批判、今できること

 

 首相の会見があった。懸念されたGW期間中の人流は、4月初めと比較すると減少したという。その結果がわかるのはおおよそ2週間後、減少方向に転じてくれればと願うばかりである。

 早期収束を願えば、ひとまず要請に従い、ステイホームを心がけようと思う。感染症なのだから、人との接触が減じれば、それだけ感染リスクは減ることは理解できる。

 

 

 感染が拡大を始めると、ニュースは、出歩く人の姿を映し取材する。そんな姿ばかりみていると、要請に従っている人が少ないのではないのかと疑念を持つようになる。 

 東京都が6日に開催した「モニタリング会議」では、GW期間中の主要繁華街での「滞留人口モニタリング結果」が報告されたそうだ。

 それによれば、5月5日時点での居住地から5キロ圏内で生活を完結した都民の割合が70%、3キロ圏内の割合は63%だったという。

www.jiji.com

 「GW期間中、多くの都民がステイホームに協力した」と専門家が報告した。

 要請に従い、協力する人の方がマジョリティであることに、少しばかりほっとする。もし逆であれば、もっと悲惨な結果になっているのかもしれない。

 増える数字に惑わされ、色眼鏡でニュースを見ているのかもしれないとも感じる。

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(資料:「2021年5月6日 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議 資料」)

 周囲の雑音を断絶して、冷静に資料の数字を見て納得する。人流だけなのかという議論もあるのかもしれないが、それを抑えようとする主張にも根拠はありそうだ。ただ説明できない矛盾もあるのだろう。開示されている資料からだけでは読み切れないが、変異株の要素があるのかもしれない。

 

 

 繰り返される緊急事態宣言に批判が集まっているのだろうか。

 オリンピック中止を求める署名が始まり、多くの人が賛同しているという。池江璃花子さんにも代表辞退を求める声が届き、その心情を吐露される。

 

 人に助力を求めたり、援助して欲しいと声をあげることはごく自然なことなのかもしれない。しかし、筋違いな依頼であれば、それは相手に負担になることもある。

 ひとりのスイマーの力でコロナを抑えむことはできないし、感染者を少なくすることもできない。

「私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています」

 池江さんはそういう。そんな姿勢に学びたい。それがコロナから脱出する近道になるような気がする。

 

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 多くの企業がコンプライアンスを是とし法令を遵守する。実際に多くの企業が休業要請を受け入れ、それに従う。

 要請であろうがなかろうが、義務であろうなかがなろうが、今はそれに従い、今できることに集中する。他力本願にならず、シンプルに、そして、現実的に考えたほうが、コロナも早期に収束するのかもしれない。緊急事態であれば、なおさらそうすべきなのだろう。次は5月末の緊急事態宣言解除が目標のようだ。