「災害級の危機」といわれているようです。
「ひとりひとりが身の危険を感じて守っていかないといけないレベルに入っている。全国が災害にみまわれている状況だと考えて、全国的な何らかの新たな抑制措置をとらなければいけないのではないか」と、東京都医師会の尾﨑会長が述べたといいます。
関係者の言動、表情などに変化を感じます。
1日の全国での新規感染者数が2万人を超えています。1万人超えからあっという間の出来事でした。あちこちで連日の記録更新が続いています。公衆衛生が完全に崩壊してしまったのでしょうか。
ピークアウトの時期が見通すことができない、かなり深刻な状況が続いているようです。
経済学者か実業家かはわかりませんが、某人材派遣会社の会長を務めるT氏がツイッターに「分科会は本来の役割を果たしていない。提言は、事態をさらに悪くする」と投稿しています。
病床をもっと増やすべきで、人流抑制には否定的なのでしょうか。背景には死者数が増えていなことをあげています。合理性はありそうですが、どうなのでしょうか。
対立軸となる意見は必要なのかもしれませんが、公衆衛生が崩壊してしまっては元も子もないような気がします。公衆衛生こそ常に優先されるべきであって、もっと積極的に物理的に仕掛けるべきなのではないでしょうか。
日本百貨店協会は、「業界を挙げて感染防止の実効性を高め、顧客や従業員にとって安心安全な環境整備に努めることで地域の生活インフラとしての使命を果たしてまいる所存です」との声明を出して、追加施策を実施するといいます。
手間なことは、自分たちに都合よく解釈され、時間経過とともに廃れやすいものです。喉元過ぎれば、何とかといいます。緩みがあったのでしょうか。
九州の大雨が心配です。こちらもあちらこちらで記録を更新するような大雨になっているといいます。
線状降水帯がその原因のようです。
「降り始めからの総雨量は1000mmを超える所がある見込みです。すでに災害が発生している上に、これだけの雨が降りますので被害の拡大に最大限の警戒が必要です」とウェザーニュースはいいます。災害級の大雨と表現する報道もあります。尋常でない降り方のようです。こちらも早め早めの避難が呼び掛けれられています。
「自分は大丈夫」という心理が働きやすくなるため、避難の際は周囲の人とも声を掛け合い、遠方に住む家族などにも避難を呼びかけるなども有効です。また、避難の際に新型コロナ対策用品もまとめておくと良さそうです。
このほか、電車の運休や道路の通行止めなど、交通機関に大きな影響の出るおそれもあります。社会的な影響が大きくなる懸念があるため、様々な影響を想定しておいてください。 (出所:ウェザーニュース)
災害級の大雨が頻発するようになり、大雨について警戒する人が増えてきているのではないでしょうか。一方、コロナは不思議に逆になっているようです。
自然災害による経済活動への影響は諦めがつきますが、感染症によるものだとなかなかそういかないようです。不思議なことです。対策の要請の仕方の問題なのでしょうか。
ディストピア感を強調する気は毛頭ないのですが、こうした状況が続くと、ついつい弱気な感情がもたげます。しかし、これからは、こうしたことが常態化していくのでしょうか。
「自分は大丈夫」という概念を捨て、とにかく逃げる、避難することを徹底していかなければならなくなっているようです。取返しできるものとできないものがあります。常識をアップデートする必要がありそうな気がします。