Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

ゼロエミッション テスラ 秘密のマスタープラン を知っていますか?

 

 テスラのModel 3の納車がいよいよ日本でも始まるようです。そのテスラのModel 3とはどんな車なのでしょうか?

www.businessinsider.jp

  日本仕様のベース車両は、スタンダードレンジプラス(511万円)と、パフォーマンス(655万2000円)の2種類。デリバリー開始は2019年8月末以降だから、意外とスグだ。

自慢の先進運転支援機能「オートパイロット」関連装備(センサー類)は、テスラの上位車種と比べても一切妥協のない最新仕様だ。つまり、装備自体は全然「低コスト感はない」ところが、モデル3の大きな魅力といえる。

モデル3はどういう実用性をもったEVなのか、東京〜御殿場まで、丸1日、約300km乗った印象をレポートする。 (出所:Business Insider) 

 

 

テスラを批判する記事

何か新しいものが始まると必ず批評家が現われる。Model 3の発表時にもこんな批判記事があった。

www.itmedia.co.jp

これには猛烈に腹が立った。まずテスラのゼロエミッションはあくまでも走行時に限った話であって、全体をみると、発電には大量の化石燃料が使われている事実を無視している。その意味において、内燃機関の排気管から出ていた汚染物質がEVでは発電所に付け替えられているに過ぎない。

本当にサステイナブルな社会を模索するのであれば、そこまでの加速は必要ない。エネルギーの無駄は慎むべきではないか? そういう論理構築の不誠実や他企業へのフェアでない批判は、テスラの存在意義の説明に本当に必要なものなのだろうか。  

 テスラが目標とすることが全く理解されないままに書かれた記事。どれだけの人にテスラの目標が伝わっているのかと不安を感じる。

 テスラが目指す世界とは?  

 

秘密のマスタープラン 

 多くの人がテスラをEVの会社として認知しているだろう。その中で、どれだけの人が、"秘密のマスタープラン"を知っているのであろうか。私も以前はまったく知らなかった。知人に教えられ知ったその時から、イーロン・マスクに強く興味をもつようになった。 

  テスラのWebページの企業情報はこのような記載になっている。ぜひ確認してください。

世界を持続可能なエネルギーへ

テスラは100%電気自動車だけでなく、限りなく拡張可能な、クリーンエネルギーを発蓄電する製品をも製造する会社となり、世界の化石燃料への依存に終止符を打ち、ゼロエミッション社会への移行を加速することで、より良い未来を実現したいと考えています。 

www.tesla.com

 

 同じWebページ上のブログにイーロン・マスクのコメントがある。それが秘密のマスタープランと呼ばれるもの。

www.tesla.com

エネルギー ポジティブに

テスラモーターズでは自社のクルマと共に、他の企業の持続可能エネルギー製品の販売も促進していきます。例えば、太陽光発電メーカー SolarCity (ここも私が筆頭出資者です) からは、適度な価格とサイズのソーラーパネルなどを提供します。このシステムはパネルのサイズが小さいため、屋根の邪魔にならない場所に取り付けたり、カーポートとして設置することができ、1日あたり約80 km分の電力を発電します。

もし1週間の走行距離が560 kmに満たなければ、個人的な輸送に関しては「エネルギー ポジテイブ」を達成できます。これは、輸送のために使用するエネルギーよりも多くのエネルギーをシステムに返還することになるため、節約やネットゼロの一歩先を行くことです。
 最後に、マスタープランを簡潔にまとめると:

スポーツカーを作る
その売上で手頃な価格のクルマを作る
さらにその売上でもっと手頃な価格のクルマを作る
上記を進めながら、ゼロエミッションの発電オプションを提供する
これは、ここだけの秘密です。

  

 テスラの太陽光発電事業 

 テスラのWebページでは、EVの車に並列する形で「ENERGY」のページがある。一般家庭向け太陽光発電システム(パネルと蓄電池)の他、業務用システムが紹介されている。業務用は集中型と分散型のどちらにも対応するようだ。

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(写真出所:テスラWebページ)

www.tesla.com

 

 この太陽光発電事業に関して、少ないながらもメディア報道されている。

 米カリフォルニア州では、「2045年までに全ての電気をカーボン・フリー資源にする」という。その中のひとつの事業でテスラ製の蓄電池が採用されたという報道が昨年あった。詳しくはEVスマートブログの記事で確認できます。

 2年前と少し古い記事になるが、米領サモアのタウ島に、出力1.4メガワットのメガソーラーと、テスラのリチウムイオン蓄電池「パワーパック」60基が設置され、住宅だけでなく、病院や小学校、高校、警察署、消防署、地元企業まで含め、この”マイクログリッド”で電力を供給すると、ニューススイッチは伝えた。

blog.evsmart.net

newswitch.jp

島全体の電力を太陽光発電パネルで供給する米ソーラーシティのマイクログリッドプロジェクトが始動した。同社が22日、公式ブログで発表した。南太平洋に浮かぶ米領サモアのタウ島に、太陽光発電パネルと電気を蓄えるリチウムイオン蓄電池を1年がかりで設置したもので、これまでのディーゼル発電機に代わり、600人近い島民が暮らす島の電力をほぼ100%再生可能エネルギーで賄う計画という。

 ソーラーシティは米テスラモーターズイーロン・マスクCEOが会長を務め、今週に入りテスラが26億ドルで買収を完了した。 

 

 テスラが納品した太陽光パネルでの発火事故の報道も8月末にあった。

www.bloomberg.co.jp

 

 

 

イーロン・マスクは、大規模発送電を始めた二コラ・テスラにちなんで会社名をテスラにしたと言われる。ニコラ・テスラが、エジソンとの電流戦争に勝利したことで、大規模発電、大規模交流送電がスタンダードになり、現在まで引き継がれている。エジソンが推奨していた直流分散型発電はそのとき闇に葬られたが、現在のテスラは「分散型エネルギーを構築する製品群」を用意している。

 

 そして、次のマスタープラン、マスタープラン パート2に移行しようとしている。

www.tesla.com

 

 Model 3の普及を見据えて充電スポットの拡充

 テスラのブログによると、「V3スーパーチャージング」ネットワークという充電インフラ網を2019年末までに整備、完了予定であるという。充電スポットの供給能力を倍増させ、1日の充電可能台数は倍増させるという。北米から始め、欧州、アジア太平洋地域でも10月から順次提供する。

 また、カナダの国立公園では充電スポット50か所寄付にて整備するという。

techable.jp

 

まとめ

台風15号の影響で、千葉で大規模停電が発生した。日産リーフが非常用電源として活躍しているようだ。

 

 この光景を見ると、テスラの秘密のマスタープランの偉大さがよく理解できる。

温暖化対策ばかりでなく、災害対応にも有効であることを示している。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

(参考)

テスラ「モデル3」いよいよ9月13日から日本で納車開始 | EVsmartブログ

テスラ、充電ネットワークを強化-「モデル3」普及に合わせる - Bloomberg