Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【素朴な疑問】バーガーキングと日本企業の環境意識の差

 

 先週末FFFが世界各地で盛り上がりを見せた。若者たちの声に心を揺さぶられる。

 

 大人たちは魅力的で便利な世界を作ってきたと思っていた。しかし、地球は傷ついていた。温暖化、そして、気候変動。この問題に立上げがっているグローバル企業もある。それに彼女たちも気づいている。

 星の数ほど大企業はある。どれだけの企業が今行動しようとしているのか。

 

 

「今行っていることを今行うことで、当社は本日、行動を起こす。5年以内にやるという約束ではない。」バーガーキング英法人マードックCEO)

 

 ミレニアル世代やZ世代が疑問を感じたようだ。

 以前のブログにも書いたが、JR東日本ウォータビジネスのWebページを見ると、

「持続的成長に向けた新機軸施策への取り組み」の中に自販機ビジネスもあるようです。確認はしていませんが販売圏内が限られていそうだから、流行りものに飛びつきたくなるのでしょうね。

 

企業は持続的成長は誰のためのものか

 持続的成長は結局企業のためであって、顧客や環境のことが置き去りにされていると感じてしまう。企業は人あっての企業。企業人になると、どうしてモラルが欠如してしまうのだろうか。

 

三井物産はこんなことをPRしている。

 

newspicks.com

 

 世界の非電力地域の人口は11億人。そのために分散電源の投資を行なうと。高貴な取り組みだと思う。一方で、台風15号の被害で大規模停電が発生し、千葉県が非電力地域になった。何故、国内に優先的に投資しないのだろうか?規模の違いからなのだろうか。

 

 Appleは環境問題に積極的取り組んでいる、Amazonも先日「Climate Pledge」に署名した。世界のビジネスにおけるトレンドはCSR/サステナビリティからCSVへシフトしていると言われる。CSVとは、Creating Shared Value:共有価値の創造。

CSVとは営利企業がその本業を通じて社会的問題解決と経済的利益をともに追求し、かつ両者の間に相乗効果を生み出そうとする試みと言えます。

従来、経済効果と社会的価値の創出との間にはトレード・オフ(二律背反)が存在すると考えられてきましたが、そうではなく、両者の両立、ひいてはお互いがお互いを高め合う状況を目指すのがCSVです。

すでにゼネラル・エレクトリック(GE)やグーグル(Google)、IBMネスレ、フィリップス、ダノンなど一部のグローバル企業では、社会性と企業業績に正の相関があるとして、CSVへの取り組みを始めています。(出所:日立Executive Foresight Online)

 

  このブログでネスレのことは紹介した。日本の大企業の取り組みの遅さを感じてしまう。ユニクロが孤軍奮闘しているように見えるが。企業の内部留保が前年度比10.2%増の507兆4454億円と、初めて500兆円を突破したという。このお金をどこに使うのだろうか?

 

アップル クックCEOの言葉ですが、
「我々が最初に見た時よりもよい世界を残す」
私たちの責務ではないか。
未来は若者たちのためにあるのだから。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。