インフルエンサーでもある塩谷舞さん(@ciotan)がTwitterにこんな投稿をしていました。
本質的に100%エコなんて難しすぎるので、どこか弱点は出てしまう。フリマアプリとかも、リユース促進という意味ではエコだけど、そこで売れるから消費が加速して必要以上に服や靴を買ってしまう側面もあるし。だから100%は難しい。でもせめて、表層的すぎるグリーンウォッシュ案件だけは見破りたい…
— 塩谷 舞(mai shiotani)💭 (@ciotan) October 8, 2019
確かに!
何か簡単に、”にわかエコ”を見破る方法があればと思うのですが。
ありました!「企業の通信簿」が
「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」がエシカル通信簿をまとめているようです。 今回が3回目で、対象は電機メーカと外食大手各5社。
その評価内容を確認すると、本格的な評価システムになっています。かなりの労力だったのではないか推測されます。詳細はページで確認できます。以下の結果は、「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」のWebページからの引用です。(不鮮明なところもあるので、ページ確認ください。)
評価は各項目10点が満点になっていますので、かなり辛口評価のようです。外食は軒並みエシカルでないと判定のようです。環境に積極的なグローバル企業も評価、比較できるともっと良くなるのかなと思いました。
http://cnrc.jp/wp-content/uploads/2019/03/4a48c20ed01b5513e0a032526aa4efde-1.pdf
調査方法
本ネットワークのメンバーが、その活動専門領域ごとに、公開された情報(ウエブサイト情報、CSR 報告書、公刊された図書(『CSR 企業総覧』東洋経済新報社など)をもとに調査し、結果を調査票に記入。
記入後の調査票を対象企業に送信・送付し、修正・加筆等の意見回答を求めた。意見回答があった場合は、その回答を検討し再度照会するなどコミュニケーションを重ね、調査に反映した。回答がありかつ再度照会し、再回答をシャープ、パナソニック、日立アプライアンス、三菱電機の家電メーカー4 社と日本マクドナルドの計 5 社から得た。回答がなかった企業については、本ネットワークが調査したものを結果とした。調査にあたっては、公正かつ誠実を旨とした。調査に携わった人数は 29 人。(引用:「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」)
調査方法を確認すると、多人数での評価されており、客観性は確保されているようです。難しいことなのかもしれませんが、企業を訪問して、対話型の評価になれば、さらに素晴らしい通信簿になるのでしょうね。
こうした結果からすると、企業側の情報発信が益々重要になります。頻繁なホームページのアップデートやプレスリリース/ニュースリリースの発行など広報、PR部門の役割が重要視されることになります。この結果を、企業が素直に受け入れて、改善していくことはもちろんですが、価値共創的な活動につながればと思います。
企業にとって何よりも大切なものは顧客です。こうした声に真摯に耳を傾けるべきです。調査に協力的でなかったり、未回答な企業があることは残念なことです。もしかしたら、それが日本の企業の実態なのかもしれません。
「参考」
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