リチウムイオン電池研究の功績を評価されて吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました😂 おめでとうございます💖
その受賞理由を、『王立科学アカデミーは声明で「この軽量で再充電可能なパワフルな電池は現在、携帯電話からラップトップコンピューター、電気自動車までさまざまな製品に使われている」と述べた。「この充電式電池は、携帯電話やラップトップといったワイヤレス電子機器の基礎を築いた」とし「電気自動車から再生可能エネルギーの備蓄まであらゆるものに利用され、化石燃料ゼロの世界を可能としている」と指摘した』とロイターは伝える。
テスラがEVばかりでなく、ゼロエミ、化石燃料ゼロの世界を実現するために大規模太陽光発電システムを設置を進めていた。そこに使われているのもリチウムイオン電池であった。雑誌Forbesもその有用性を説く。
価格低下と効率性向上が続くソーラーパネルと蓄電池を組み合わせれば、化石燃料よりも安価なクリーンエネルギーを供給できる。さらに、この組み合わせは住宅での自家発電を含むあらゆるレベルで実現可能だ。発電設備は従来と比べて大掛かりなものではなくなっており、農場と並行した設置(ソーラーシェアリング)も可能だ。電池は日々改良が進み、電力産業の現実的な需要に応えられる性能を得るようになっている。(出所:Forbes)
先進的なグローバル企業も再生可能エネルギーの導入に積極的に動いている。
★Apple、 再生可能エネルギーで 世界的に自社の電力を100%調達
Appleのサプライヤーのさらに9社が100%クリーンエネルギーを使った生産を約束
日本では、Appleは地元の太陽光発電会社、第二電力株式会社とパートナーシップを組み、300基以上の屋上太陽光発電システムを設置する計画です。毎年発電される18,000メガワットアワーのクリーンエネルギーは3,000戸以上の日本家屋に電力を供給できる量です。(出所:Apple)
★Amazon:再生可能エネルギーの電力比率を2024年までに80%、2030年までに100%に
Amazonは2年前に、同社のグローバルのインフラを100%再生可能エネルギーで運用するという長期的な取り組みを発表しました。現在、2024年までに再生可能エネルギーの電力比率を80%、2030年までに100%達成するよう取り組んでいます。再生可能エネルギーへの大規模な投資は、グローバルのカーボンフットプリント削減目標を達成するために極めて重要なステップです。現在までに、Amazonは15の実用規模の再生可能エネルギー(風力と太陽光)プロジェクトを立ち上げており、今後、米国の一般家庭368,000世帯の電力消費量を賄うのに十分な、年間1,300メガワットの再生可能エネルギーと380万メガワットのクリーンエネルギーを供給する予定です。また、Amazonは50以上の屋上太陽光発電システムを世界中の物流拠点および仕分けセンターに設置し、年間98メガワットの再生可能エネルギーと13万メガワットのクリーンエネルギーを供給しています。(出所:Amazon.co.jp)
★ユニリーバが5大陸で100%再生可能エネルギーへの切り替えを達成
消費財メーカの”ユニリーバ”が9月に『5大陸で100%再生可能エネルギーへの切り替えを達成』と発表した。
吉野彰さんがリチウムイオン電池でノーベル化学賞を受賞したことは日本人誰しもにとって誇らしいことだと思う。また、吉野さんが旭化成という企業にあって基礎研究を積まれ、受賞したことに意義深さがある。
グローバル企業に遅れることなく、日本の産業界もリチウムイオン電池を活用した再生可能エネルギーに早期に切り替えるべきと改めて感じる。
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