ランチ、ビールなど飲食を始め、家具や高額なクルマなどにも拡大するサブスクリプションサービス。利用範囲が広がり、お財布にもやさしそう便利なサービスになってきた。
モノを捨てずに利用できることもサブスクの魅力。
例えば、家具のサブスク。家具を買おうと思うと、気になるのが古い家具の処分。お金を払って処分するのが一般的なのだろうか。父親が他界した時にいらなくなった家具を自治体にお願いして有料で処分した。家具のサブスクを利用すれば、そうした心配はなくなる。ベビー用家具は最適なのかもしれない。
意外にも法人向けにも需要があるそうだ。
クルマのサブスクも始まる
資産価値のあるクルマのサブスクリプションサービスも始まっている。保険や税金、車検のことを考えると、ありがたいサービス。利用者が増えそうな予感はするけど、サブスクといえども、それなりの価格になる。
自動車を止め、処分しようとすると、選択肢は中古車市場に限られている。海外赴任するときに、愛車を処分したが、その選択肢しかなかった。思ったより安い値段でがっかりしたけど、時間もなかったので諦めるしかなかった。
自動車メーカが始める車のサブスクを利用すれば、そうした心配もなくなる。使用した車は確実に自動車メーカのもとに戻る。そうなることで、車のリサイクル、リユースの進化にもつながっていくのだろうか。
資産であった自動車をサブスクに変えると、「資産」って何だろうと考えてしまう
iPhoneがサブスクに?
Forbesは、アップルがiPhoneのサブスクが始めるのではと伝える。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は最近の投資家向け収支報告で、同社がiPhoneをサブスクリプションサービスとして提供することを検討していると示唆した。(出所:Forbes)
既に始まっているリサイクルプログラム「TradeIn」との相性が良さそうだ。顧客から戻ってくる古くなったiPhoneを確実にリサイクルできるだろうし、使えそうであればリユースするアップルの環境方針にも合致しそうだ。
『プライバシー保護に対する同社のコミットメントという付加価値を加えれば、多くの人に訴求できる可能性がある』とForbesは伝える。アップルが個人情報保護が徹底してくれるなら、安心感も増す。
古くなったスマホをいつまでも家で保管する必要もなくなる。Forbesはそうした利用者にとっての便利さを強調する。
消費者としては、自分のスマホを常にアップデートし、最新モデルも入手できる最高の方法であることは間違いがない。(出所:Forbes)
来年のiPhoneの新モデルで大幅な値上げの可能性があるようだ。このタイミングで、サブスクサービスの正式発表があるのだろうか。
iPhone本体もサブスクできるようになれば、すでに始まっている動画やゲームのサブスクにハードウェアも加わり、定額でアップルの多くのサービスを利用することが出来るようになる。アップル利用者の裾野を広げ、ますますアップルファンを取り込むことになりそうだ。
Forbesは、アップルのサブスクが既存の携帯キャリアにとって脅威になると指摘する。
携帯電話の新規契約と引き換えに端末代を割り引いてきた携帯電話会社の覇権は脅かされることになる。(出所:Forbes)
携帯キャリアはアップルのサブスクに抵抗してくるのだろうか。抵抗するくらいなら、それに代わる独自の新しいサービスを生み出して欲しい。
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「参考文書」