Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【コロナ禍】スローダウン、サスティナビリティの意味を考えてみるとき

 

 世界のあちこちで医療従事者がその地域で生活する人々の命を守るために必死な活動を続けている。ただ敬服するしかない。それでも身勝手な行動する人はあとを絶たないようだ。

 

 東京新聞が「独、低い致死率0.3%」と伝える。

かかりつけ医は既往症などを把握し、重症化リスクを見極めやすい。感染者が直接、大規模病院を受診することで起きる院内感染を防ぎ、重症者の治療態勢を維持することにもつながっている。かかりつけ医らでつくる連邦健康保険医協会は十九日、深刻な容体でない患者は自宅にいるよう呼びかけた。

 独政府は不要不急の外出自粛を求めているが、クラブやバーの営業が禁止され、若者らが屋外でパーティーを開く現象も起きている。(出所:東京新聞) 

 

 

コロナ禍 経済への影響が懸念される 

東京都が「新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響度・実態等に関する調査」の結果を公表している。調査対象は都内の中小企業。電話でアンケート調査している。

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(資料出所:東京都防災ホームページ「新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響度・実態等に関する調査」の結果について~都内中小企業 緊急電話アンケート~

 

「需要喪失」 トヨタの国内工場での生産が止まり、GEは航空機エンジン部門の従業員約1割をレイオフすると発表したそうだ。

 ファストファッション業界にもその影響が及ぶようだ。H&MZARAでもレイオフの検討が始まったと報じられる。

 

www.wwdjapan.com

 

 二酸化炭素を大量に排出させていた業界が真っ先に影響を受けているように見えてしまう。

 

「実需」 今までの需要以上に必要なものもある

 化学メーカ3Mは医療用マスクN95の生産能力を増強、「可能な限り生産キャパシティを拡大し、当社のプロダクトを必要とする人々のニーズを、一刻も早く満たしていく」と、3MのコメントをForbesが伝える。

forbesjapan.com

 

 電機大手メーカのシャープは工場内のクリーンルームの空きスペースを活用、マスクの生産を始めた。 

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(画像出所:シャーププレスリリース「マスク生産開始のお知らせ」

 

 世界で店舗休業を余儀なくされ、レイオフを検討するH&Mは、医療従事者のための個人防護具の製造準備を始めたとWWD Japanが伝える。

コロナウイルスは私たち一人ひとりに劇的に影響を及ぼしており、この取り組みは、私たちができ得る支援の第一歩であると捉えている。私たちは皆この状況に共に身を置き、可能な限り力を合わせて取り組まなければならない」とH&Mサステナビリティ統括責任者がコメントした内容をWWD Japanが紹介する。 

広範にわたる購買関連のオペレーションや物流能力を持つ自社のサプライチェーン機能を活用して、EUやWHOからの要望に見合った防護具を可能な限り早い納入を目指す。同社のサプライチェーンの約8割はアジアにあり、現在マスクや防護服、手袋といった防護具をどの工場で生産するかを精査している。加えて、安全性を担保するためにEUと綿密に協議も行っており、供給に時間を要しているという。供給はEUだけではなく全世界に向けて行われる。(出所:WWD Japan)

www.wwdjapan.com

 

 米自動車大手のGMやフォード、テスラも人工呼吸器の製造の準備を始めているという。テスラのイーロンマスク氏は、車の空調システムやSpaceXの生命維持装置のノウハウを活用できるようなことをTwitterでコメントする。 

japan.cnet.com

 

「サスティナビリティ」 持続可能性とはなんであろうか

 SDGsには、今取り組むべき多くの社会課題が記載されている。今ある感染症も目標3に属するのではなかろうか。 

 物事には順序がある。時として優先順位が変わることがあるのかもしれない。

ベネチアの水が澄んで、中国の空気が清らかになって、ニューヨークの騒音は消えました。

 

テレビに映る映像はまるで廃墟を思わせます。
つまり廃墟とは、人間活動のコミュニケーションが生み出す様々で雑多な混沌のないことなのだと教えられます。


普段はうるさいと思った騒音や生み出すゴミ、混雑など、いざ無くなってみると、これが人間活動、都市ということの実態だったと気づきます。

(出所:designestories PANORAMA STORIES コロナ禍、ニューヨークで思うこと)

www.designstoriesinc.com

 

 

 作家の辻仁成さんは、ロックダウンになったフランスの状況をブログで伝えてくれている。 

とくに病院などはもっと余裕がなくなる。病はコロナウイルスだけじゃない。なのに、病院機能が低下していくし、お医者さんの感染も出てくる。(パリ市では今日さらに二人の医者が犠牲になった)ので、今は自分の体は自分で守るくらいの健康への準備を怠らないことが大事であろう。息子と二人暮らしなので、ぼくも人一倍健康には気を付けている。パリは今は戦時下である。贅沢をせず、この生活に慣れることが大事だと二人で励まし合っている。一緒に運動をやり、一緒にご飯を作り、笑顔を忘れずに生きている。逆を言えば、生きていることが有難いと思える日々でもある。

(出所:designestories JINSEI STORIES
滞仏日記「もしも東京がロックダウン(外出制限)されたなら」) 

 

 

www.designstoriesinc.com

 

「スローダウン」 とある方のブログ。

 

lovegoma.hatenablog.com

 

「持続可能性」ということは何かを考えるべきときなのかもしれない。

 そんなことを感じてしまった。

 

 

  

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