酷暑、昨日、馬県伊勢崎市と桐生市で最高気温が40℃超えた。全国921の観測点のうち230か所で、35度以上になったという。関東地方は、気温が上がりやすい山越えとなる南西風が吹きやすい気圧配置の影響もあったようだ。
エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より低くなるなど、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつあるという。今後冬にかけてはラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高いという。
(資料出所:気象庁公式サイト「エルニーニョ監視速報 (No. 335)について」)
NHKによれば、気象庁が先月発表した3か月予報でもラニーニャ現象の兆候が考慮され、9月の平均気温は、東日本、西日本、沖縄・奄美で平年より高く、北日本でも平年並みか高いと予想されているという。
気象庁は、「地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高い」という。
この酷暑がまだ続くかと思うと、うんざりしてくる。
(資料出所:気象庁公式サイト「向こう3か月の天候の見通し 8 月~10 月 」)
新型コロナの新規感染者の増加ペースが少し緩やかになってきたのだろうか。それともお盆の影響がなのだろうか。
3密対策の甘さがあるのか、各地でクラスター発生とのニュースを見る機会が増える。
大阪では、新型コロナの陽性者が、滞在中の宿泊療養施設から職員の説得を無視して外出したという。
時事通信によれば、吉村洋文知事が「今の状況ではルールを守ってくれと言うしかない。国から法的根拠や権限を与えてもらえないと防げない」と述べたという。
ブルームバーグによると、西村康稔経済再生担当相は11日の記者会見で、「以前の日常で旅行すると感染は広がる」として、感染防止策の徹底に加え、体調が悪い人は遊びに行かないことなどを改めて呼び掛けたという。
呼び掛けばかりでなく、ソーシャルディスタンス、3密対策など、公衆衛生向上に資する明確で具体的な施策を打てないのであろうか。
ブルームバーグは、「全国的な外出自粛要請はないものの、主要観光地の人出は大幅に減少している」という。
KDDIの調査によると、3連休の中日に当たる9日の人出は昨年と比べ、東京・浅草の雷門周辺で31.7%、栃木の日光東照宮周辺で30.8%、長野県の軽井沢駅周辺も13.4%とそれぞれ減少した。北海道の小樽運河周辺は24.8%減、金沢市の兼六園周辺は27%減、沖縄・石垣島ゆいロード周辺も18.1%減だった。 (出所:ブルームバーグ)
ブルームバーグは「大幅」に減少と表現する。
以前は7割減といわれたが、どの程度減少すればいいのだろうか。今日あるこうした数字での結果は、2週間後に出ることになる。
内閣府が「7月の景気ウオッチャー調査」の結果を発表した。
日本経済新聞によれば、街角の景気実感を映す現状判断指数(DI、季節調整済み)は前月比2.3ポイント高い41.1で、3カ月連続の上昇だったという。先行きの判断DIが3カ月ぶりに低下、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が目立つという。
なかなかコロナ渦から抜けるでることができない。
コロナを上手く封じ込める方向に導くことはできないだろうか。
この酷暑に、さすがにマスクはつらい。つける時間を減らすことができる効果的な施策が今すぐにでも実行して欲しい。
9月も残暑が厳しいようだ。熱中症のリスクは減らして欲しいと願うばかりだ。