40.9℃、昨日午後0時40分、浜松市天竜区で今年の国内最高気温を観測したという。国内歴代5位の記録になる。これまでの国内最高は、埼玉県熊谷市の41.1℃、 2018年7月23日に観測されたものだ。この先もしばらくは35度を超える猛烈な暑さが続く見込みという。
酷暑、危険な暑さに気を奪われ、気を付けているつもりであるが、コロナのことをついつい忘れがちになる。あちこちで発生するクラスターのニュースで気を引き締める。
日本経済新聞によれば、8月11日までに確認されたクラスターは全国で847件、医療機関で165件、福祉施設で129件起きているほか、飲食店でも190件のクラスターが発生しているという。
新型コロナを封じ込めに成功していたニュージーランドで、再び新型コロナの新規感染者が確認されたようだ。AFPによれば、ニュージーランドでは102日間、市中感染が確認されていなかったが、11日にオークランド在住の一家4人の感染が判明したという。
市内では12日正午から3日間のロックダウン（都市封鎖）が再導入され、警察が徹底を支援、医療チームは市内での検査数を増加し、感染経路の特定を急いでいるとAFPが伝える。
その後、市外にも広がっていることが判明、ジャシンダ・アーダーン首相は、オークランドのロックダウンを少なくとも12日間延長すると発表したという。
東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示していた店でクラスターが発生したという。
これを受けてのことか、都職員が対策状況を確認するため、「抜き打ち」で見回るという。 お店での実態は不明だが、クラスターが発生となれば、対策が不十分ということであろう。経営者のモラルの問題なのか、それともお客の問題なのであろうか。
最近になって、重症者や死者の数も増加傾向にあるようだ。5月1日に332人と最多となった重症者の数は、それ以降減少していたが、また、200人を超えるようになってきている。
NHKによると、今月1日には80人だったのがおよそ2週間の間に2.5倍となり、増加のペースが速まる傾向が見られるという。
死者数も、4月や5月に比べると少ない状態が続いていたというが、今月に入って13日までの2週間足らずですでに64人と、先月1か月間の1.6倍になっているとNHKは伝える。
4～6月期の国内総生産（GDP）速報値を内閣府が発表した。物価変動の影響を除く実質で前期比7.8%減、年率換算では27.8%減だったという。
マイナス成長は3四半期連続で、減少率は比較可能な1980年以降でこれまで最大だったと日本経済新聞が伝える。
個人消費は8.2%減と、減少率が1980年以降で最悪だった14年4～6月期（4.8%減）を超えた。3四半期連続のマイナスだった。
新型コロナ感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言などを受けた外出や営業自粛の影響で、旅行や外食などサービス消費を中心に落ち込んだ。 （出所：日本経済新聞）
感染予防と経済の両立と言われ続けてきたが、何か成果はあったのだろうか。
少しばかり危機感を募らせる。
コロナも暑すぎる危険な夏も、何事も「政治」になってしまうことが残念なことだ。
「困った。何もかも政権の責任にされている」
時事通信の８月の世論調査で内閣支持率が「危険水域」とされる３割割れの寸前まで落ち込んだことを受け、政府・与党は危機感を強めている。
ただ、支持率下落の底流には新型コロナウイルスをめぐる政府対応への国民のいら立ちが渦巻いているとみられ、反転の道筋は描けていない。 （出所：JIJI.COM）
時事通信は、国民の不満の背景には、首相が最近、記者会見などでコロナ対応を丁寧に説明しようとしないこともあるとみられるが、首相サイドにはすぐに会見に応じる雰囲気はないという。
首相は１４日、その前の２日間と同様に午前休を取り、当初の予定より１時間遅い午後２時すぎに首相官邸に出勤した。
自民党の閣僚経験者は「首相の表情には疲れが見え、気力も感じられない。状況を好転させる材料は全く見当たらない」と嘆いた。 （出所：JIJI.COM）
少しばかり呆れてしまう。
小池都知事は、盆休み前、今年はコロナに打ち勝つことが最優先の「特別な夏」であると呼び掛けた。
先週末の定例記者会見では、「特別な夏」である今年は、新型コロナウイルス感染症、これに加えて熱中症の対策を同時に行うようにお願いしたいと話をしたようだ。
今日も暑い一日になりそうだ。
「参考文書」
