Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

迅速と団結、時間は再生できない資源 アップルがカーボンニュートラル計画の進捗を公表

 

 絶滅した恐竜が国連に乱入して演説する動画を、UNDP 国連開発計画が公開し、話題になっているようです。

「絶滅を選ぶな!」、と絶滅したはずの恐竜が国連総会で演説しています。

「絶滅を選ぶな!」、インパクトのある言葉です。

 恐竜絶滅の理由は色々な説があるのでしょうけれども、いずれにせよ、変化する地球環境に対応しきれなかったのでしょう。COP26を前に、UNDPの警告のようです。

 

 

 米Appleが、「2030年までの脱炭素達成へ前進」と、自身のカーボンニュートラル計画の進捗を報告し、10の新たな取り組みを開始したと発表しました。

Apple、2030年までの脱炭素達成へ前進 クリーン電力を9ギガワット増やし、 サプライヤーの取り組みを2倍に - Apple (日本)

 それによると、「クリーン電力を9ギガワット増やし、サプライヤーの取り組みが2倍になった」そうです。

合計175社のAppleサプライヤー再生可能エネルギーの利用に移行し、Appleおよびそのサプライヤーは、世界全体で9ギガワット以上のクリーン電力を生み出します。

これらの活動により、年間1,800万トンの二酸化炭素排出が削減されます。これは、毎年400万台の自動車を減らすことに相当します。 (出所:アップル)

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(写真:アップル)

 アップルの活動を確認すると、少しばかり安堵できます。確実に歩みを進める会社もあるのだと。個人でできることには限界があるのかもしれませんが、企業同士が力を合わせれば大きな力になることを改めて教えてくれているようです。

Appleはすでに世界中の事業でカーボンニュートラルを達成しており、2030年までに、販売されるすべてのApple製品が気候変動に及ぼす影響をネットゼロにすることを目指しています。

昨年この目標を発表してから、Apple再生可能エネルギーに移行するサプライヤーの数を大幅に増やしただけでなく、製品に使用するリサイクル素材の量を増やし、環境正義を重視した新しいプロジェクトを立ち上げてきました。Appleは過去5年間に二酸化炭素排出量を合計で40パーセント削減しました。 (出所:アップル)

 

 

 アップルの「Environmental Progress Report」に目を通してみる。こえまでに、これだけの成果を出すためには、当然、日常業務で地味なことに思えることに、普通に取り組むことがなければ実現されることはないのだろう。

 付け焼き刃的な仕事になってしまえば、どこで破綻していまう。プレッシャーを感じるのかもしれませんが、やりがいのある仕事なのかもしれません。

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(資料:アップル「Environmental Progress Report」)

 ティム·クックCEOが、「あらゆる企業が気候変動との闘いに参加する必要があり、私たちはサプライヤーや地域コミュニティと共に、グリーンイノベーションがもたらすのことのできる、あらゆる機会と公平性を行動で示しています」と述べています。

 そして、さらに次のように続けます。

私たちは切迫感を持って行動し、団結しています

しかし、時間は再生可能な資源ではありませんから、私たちはさらに環境に配慮した公正な未来に投資する行動を迅速に取る必要があります (出所:アップル)

 恐竜が問いかけた「絶滅を選ぶな」の答えのように感じます。

 COP26では、国同士の団結をみることはできるのでしょうか。

 

「参考資料」

www.apple.com