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【サステナ選択肢】ANAの機内食に肉を使わないかつ丼も、コカ・コーラはマイボトルが使える自販機

 

 ANAの国際線ビジネスクラス機内食に「肉不使用」のヘルシーかつ丼が登場するそうです。

 このかつ丼には日本伝統のおからとこんにゃく由来のDeats(ディーツ)を使用しているそうです。

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(写真:ANAホールディングス

 低糖質、低脂肪、低カロリー、高まる健康志向や多様な食習慣のニーズに応えるべく開発したそうです。

 

 

新たな代替肉

 ANAによると、Deatsとは、日本の伝統食材である大豆おからとこんにゃくを原材料とした新たな食材といいます。

人に、環境にやさしい国際線機内食を提供|プレスリリース|ANAグループ企業情報

 植物性代替食品の主流である大豆ミートと比較し、繊細な味を表現可能であり、ヘルシーさに加えて高品質な味わいを兼ね備え、また様々なメニューに展開も可能なことから、かつ丼にアレンジしたそうです。

Deatsかつを使用し、丼ぶりのお米は白米とDeatsブランドのこんにゃく米を半々で混ぜ込みました。(出所:ANAホールディングス

 おからは、豆腐を製造する過程、豆乳を絞ったときに残るかすで、いわば食品残渣。そのおからの利用法が増えるのはいいことではないでしょうか。

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(写真:ディーツフードプランニング株式会社

マイボトルも使える自動販売

 日本コカ・コーラが、マイボトルが使える自動販売機の実証実験を「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」やタイガー魔法瓶の社員食堂で始めているそうです。

新型コロナ: コカ・コーラがマイボトル対応自販機 500mlの水60円: 日本経済新聞

 日本経済新聞によれば、強弱2種類の炭酸水のほか、冷水、お湯、常温の水の計5種類を扱っているそうです。水道を自販機につなぎ、浄化したうえで冷やしたり炭酸ガスを加えたりして販売しているといいます。約500ミリリットル60円。

 

 

 ペットボトルや缶を使いたくない消費者が増えていると判断し、導入を決めたといいます。2025年をめどに500台程度の設置を目指すそうで、糖分を含むものは提供しないといいます。

自販機では繰り返し使えるボトルも販売する。

飲料とセットの場合で260円。消費者が持参した水筒やタンブラーなどの内部を洗う洗浄機も併設する。(出所:日本経済新聞

 日本経済新聞によると、米コカ・コーラは30年までに世界で販売する飲料商品の数量ベースで25%を詰め替え可能なタイプなどに切り替える方針で、日本コカの取り組みはそれを鑑みてのことでもあるようです。

「飲料最大手のコカ・コーラが始めることで、SDGsを意識した取り組みが他の飲料大手にも広がる可能性がある」と日本経済新聞は指摘しています。

 顧客ニーズに応えるのが企業の務めなのでしょう。それだけ消費者に脱プラ意識が定着してきていることの現れなのでしょうか。

 SDGsへの取り組みの一環とするだけではなく、顧客の潜在ニーズを掘り起こし、サスティナブルな社会のあり様をみせていくことも企業の務めではないでしょうか。

 ペットボトルに入ったミネラルウォーターが100円で、水道水がボトル無しで60円。リフィルを無料でするサービスもあるのでどうなのでしょうか。

 ミネラルウォーターで提供できるようになってもいいのかもしれません。

 

「参考文書」

おから と こんにゃく から生まれた次世代フード『Deats』が新登場!美味しさとヘルシーさを兼ね備え、植物肉/代替肉の粋を越えたプラントベースフード|ディーツフードプランニング株式会社のプレスリリース